欧米の食事における食物繊維の減少が問題である。
それがもたらす結果については、いまようやく気づかれはじめたところだ。
ここで言う繊維とは、ブドウ糖が結合してできたセルロースを主成分とするもので、小腸ではほとんど消化されず、大腸の細菌叢によって分解される。
果物や野菜だけでなく、穀物、豆類にも含まれている。
欧米では、パンが以前ほど食べられなくなったことと、小麦粉の精白度が増したことで、人々が口にする食物繊維の量が極端に減ってしまった。
さまざまな植物性食品からなる繊維に富むバランスのとれた食事が、腸の病気を予防するうえで大いに効果があるということが、いまでは明らかになっている。
これは、ほぼ菜食という食事をとっている人々に対する調査によってわかったことである。