コクピット内部製作の続きです。
まず、自作したサイドコンソール周りの加工をおこないます。
スロットルレバーを左席の左サイドコンソールに追加します。
操縦席は左、F-111も同じです。
イギリス機は?ソビエト機は?何か決まりでもあるのでしょうか?
閑話休題。
スロットルレバーのベースは輪切りにしたランナーを半分に
切ったもの、レバーノブは伸ばしランナーの輪切り、これを
0.3mmプラ板でつなぎます。
レバーノブは1の写真で見た通り白にします。
これは黒だとパネルと同じ色でわからなくなるためかと考えます。
F-16以降の機体はHOTASが進んでレバーから手をほとんど
離さずに操作が可能になっていますが、A-6は当時の先進の
爆撃システムが導入され、複雑な設定・操作が要求されて頻繁に
パネル操作を要求されたためと考えます。
また、写真で右コクピット枠下に配管の様なものがあったので、
伸ばしランナーを取付けます。
最後に中央コンソール下部分をプラ板積層で作って取りつけ、
その両側に端材から作ったフットバーを接着・塗装します。
画像左:自作したスロットルレバー、小さいためボケています。
画像中央:左サイドコンソールのスロットルレバー取付状態。
レバーノブはキャノピー枠まで届くほど高いです。
画像右:右キャノピー枠下の配管(?)のようなもの。
フットバーは左右の席に付けていますが、床と同色のため
画像での識別は困難です。
次はシートの加工です。
ここでKA-6Dのシート上部の写真です。
これも横田基地でのものですが、EA-6Bのような足場も
用意されていなかったため斜め下から写していますが、シートの
ヘッドレストとキャノピーのクリアランスがあまりないことが
わかります。
そのせいか、キャノピー中央枠までもパネル類があり、表示・
操作をおこなうようになっているようです。
EA-6A当時の60年代から70年代は、コンピュータによる
自動化があまり進んでおらず、専ら人の頭と手による操作が殆どの
ため、せっかくのECM機材の性能が十分に発揮されないせいか、
米海軍はEA-6Aの採用を見送り、4人乗りで性能が十分に
発揮されるEA-6Bを採用しました。
そして、コンピュータによる自動化が進み、次の機種は2人
乗りのF-18グラウラーになるわけです。
コンピュータ化がもっと早く進んでいれば、EA-6Aが
EA-6Bと共にF-18切り替えまで生き残れたのかも
しれません。
しかし、海兵隊は、あまり大部隊での運用はおこなわず、海軍の
ような爆撃部隊のエスコートジャマーの任務などよりは、敵レーダー
サイトの攻撃などが主任務で、自機の防御のためのECMで足りた
ため、2人乗りでも十分と判断して大きな機体のEA-3から
EA-6Aの採用に踏み切ったようです。
ベトナム戦争当時の資料写真でも、増槽を付けずに対レーダー
ミサイルのAGM-45を装備した機体をよく見かけます。
エスコートジャマー任務ならば、ミサイルよりも増槽を付けている
はずで、EA-6Bではこの組み合わせの資料写真をよく見ます。
またまた閑話休題。
シートパーツは、そのままではキャノピーパーツとの間が空いて
います。
キャノピーパーツの厚みは実機よりもかなり厚いので、シートの
ヘッドレストがキャノピーパーツぎりぎりになるようにヘッドレストに
端材をつけ足して現物合わせで延長します。
その上で、資料写真のシートに合わせてヘッドレストとバック
パックの寸法配分を決めて、ヘッドレストを加工してバックパックを
プラ板から切り出し・加工して取付けます。
ついでにシート後部の肉抜きもプラ板で塞いでおきます。
バックパックを取付けるとシートが狭くなって見えたため、
シートを前端まで延長しました。
この状態でシートを一通り塗装して、ハーネス類を取付けます。
資料写真にあったハーネスは赤と緑がかったベージュで、1mm
強の幅に切った紙を赤とスカイに塗って作ります。
これを適当な長さに切って、資料写真を参考にシートに貼付けます。
画像左:ヘッドレストの延長・バックパック取付・シート延長・シート
裏肉抜き埋めをおこなった状態。
画像左から2番目:塗装を終えたところ。
画像右から2番目:ハーネスの切り抜きと塗装。
薄いナイロンではペイントが剥がれるは折っても折れないので不採用、
そこら辺の紙を適当に切って使いました。
画像右:ハーネスを取付けたところ。
紙では自然にたるんでいる感じが出ないのが課題。
ちまちまやっていましたが、ここでタイムアウトです。
シートは2個あるため工数が倍になってしまい、意外と進捗が芳しく
なかったようです。
次回はシートの加工の続きからおこなう予定です。


