ハセガワ1/72 A-6A改造のEA-6Aです。

 モデルアートに掲載されたおおくらとしお先生の記事

「おおくらとしおのひこうき飛行機」と雑誌エアワールド(

既に廃刊!残念)のエアモノグラフや世界の傑作機をもとに

改造をおこない、製作途中で約40年前に熟成されたものです。

 

 なぜかA-6Aです。

 A型はほ多くが他の型に改修されており、説明書にも主力

であるE型の記述があるにもかかわらず、なぜかこの型を模型化

しています。

 タミヤ1/100もA型でしたが、模型化時期もあってこれは

仕方がなかったのでしょう。

 今になってはある意味希少な存在ですが。

 

 当時の私はF-4,14~18至上主義で、亜音速の攻撃機には

さほど魅力は感じていなかったのですが、模型店の閉店セールで

安かったのとクラブの先輩がたまたまこの記事のモデルアートを

持っていたので飛びついた経緯があります。

 ですが、垂直尾翼のALQ-99アンテナフェアリング作製と

他一部の改造とスジボリのやり直しをおこなったところで力尽きて

熟成させてしまいました。

 根性ないぞ、昔の私。

 

 

 重量軽減のため、ALQ-99アンテナフェアリングはプラ板で

リブを立ててプラ板を貼り付け・整形をおこなっています。

 モデルアート記事ではバルサ材での切削加工でした。

 このため、外板が微妙に波打っていますが、この年齢になると

これも味に見えるので、このまま修正なしでいってみようと思います。

 スジボリはアクリル用のPカッター、リベットはピンバイスによる

穴開けでかなり大げさになっていましたが、その後のヤスリ掛けに

よる大規模整形でそれほど目立たなくなりました。

 スジボリなどに邪魔なリブの類はほとんど削り落してしまって

います。

 これを全てどうにか再生するのは頭が痛いです。

 少しは考えておいてくれよ、昔の私(泣)。

 他、主脚収容部の目張りとリブ追加、インテイク脇のサブインテイク

開口の加工をしています。

 

 熟成後も資料になりそうなものがあれば写真を写してあり、

製作再開には大いに参考になりそうです。

 でかした!若い頃の私。

 

 

 

 これは80~90年代の横田基地でのEA-6Bのもの。

 フロントキャノピーの独特なフレーム形状、特に中央部が

窪んでいるところなどは是非再現したいものです。

 他にKA-6Dのものもあります。

 1/72で私の腕ですべて再現するのは無理ですが、

コクピット周りの半自作はこれで大分参考になります。

 

 さて、熟成品と資料の吟味を堪能したところで製作に入ります。

 まずはコクピット周りですが、これが1/72なのかというほど

寂しいです。

 

 

 

 パーツはフロントパネルと中央コンソール一体の複座シートだけ。

 がらんどうの1/144や形だけのシートのみの1/100と

比べればまだましですが、多分これも当時熟成に踏み切る原因の

1つだったと思います。

 上の写真と比べてみてもシートは似ても似つかないもので、

サイドコンソールはなし、実は床がなかったのでプラ板で作って

あり、それに合わせて中央コンソールが入る切り欠きを追加して

います。

 

 加工ですが、まずは中央コンソールとシートを切離し、

それぞれ整形していきます。

 それぞれ切り離したパーツは、欠損部をプラ板で塞いだ後、

シートには射出レールをプラ板で貼り付けてらしくしておきます。

 これによって、一体だったシートと中央コンソールが離れて

取付けられるため、サイドコンソールの幅は一旦仮置きした

状態で左右の余丁を測って、それに合うプラ材を探して取付けます。

 

 

 画像左端:シートはエッチングソーで切り離しました。

 画像左から2番目:プラ板でそれぞれ欠損部を塞いだ後、

シート外側の射出レールに合わせてプラ板を切抜いて内側に

貼り付けます。

 そのままではシート幅が広がってサイドコンソールがどんどん

狭くなるため、外側のレールを削って薄くして、内側のレールは

それに合わせて0.5mm厚にしています。

 画面右から2番目:仮置き現物合わせの結果、ガンプラの

角ランナーが程良い寸法だったので、少し削って修正して取付け

ました。

 画像右端:サイドコンソールと中央コンソールを接着したところ。

 センターコンソールの接着は、シートを仮置して中央に合わせて

います。

 

 ここで、コクピット後部脇のフィン加工をしておきます。

 一応、ここもコクピット周りということで気になったのです、と

いうのは建前で、実はシートの加工が難物で手を付けるのに躊躇した

という事情がありました。

 相変わらず根性なしの私。

 キットのモールドは到底開口しているとは言い難い形状だったので、

フィン外形に掘った後、0.3mmプラ板を貼っては薄く削るを

繰り返して1枚1枚貼って、最後に表面をヤスリで平坦にして詰まった

削り屑やカエリをデザインナイフで修正します。

 結構日数はかかりましたが、おかげでフィンの間隔はほぼほぼ

揃えることができました。

 

 

 画像左:フィン部分を掘り込んだところ。

 画像中央:フィンの加工が済んだところ。

 下から貼っていったので、最上部の隙間が他とずれています。

 画像右:シートとコンソールを仮置きしたところ。

 中央コンソール後部にキットのランナーを加工した角柱材を

追加で貼り付けています。

 上記画像と比べると大分らしくなってきました。

 

 着手時は不安があったものの、滑り出しはまあまあ(?)です。

 シートの加工など難問は山積みですが、これに気を良くして

完成まで頑張ろうと思います。