コクピット周りの加工の続きです。
まずはシートの加工の続きです。
シート前部のレッグサポートを追加します。
他のシートではシート座面がそのまま延長されて「凹」の
形になっていますが、1の資料写真ではなぜか一段低くなって
います。
このため端材を座面より少し低い高さで切り出し、左右に
取付けます。
これもシートの座面同様、塗装は上部をスカイ(シート座面と
同じ)、それ以外をジャーマングレーに塗っておきます。
そして、1の資料写真でシートにヘルメットが置いて
ありましたが、「これ、なんかかっこいい」と思ったので作る
ことにしました。
他の作例でも見たことがなく、キットで用意されているものは
見たことも聞いたこともなかったので、初の試みと思います。
太めのランナーを丸く削って、付け根を頭の入る部分として
2mm弱の穴を途中まで開けます。
そして、ドリルをぐりぐり斜めに回しながら中を広げて
いきます。
ものずごく小さなリュータービットがあればいいのですが、
ないのでドリルの刃を使って回しながらぐりぐりやっていきます。
電動ドリルでは力が強すぎてドリルが暴れてしまい、縁が
割れたり関係ないところにあたって傷をつけるので、ピンバイスを
使って感触を確かめながらぐりぐり削り広げていきました。
納得いくところまで削ることが出来たら、ランナーから切離して
ヘルメットの下の部分を削って整形して完成です。
シートへの接着は、接着面積が小さいので塗装後伸ばし
ランナーを植えて取付けます。
写真を参考に、シートの大きさに合わせてヘルメットの大きさを
決めたのですが、どう見ても1/72にしてはオーバースケール
です。
多分シートの大きさそのものがスケール通りではないための
ようです。
まあ、見た目不自然がなければ、結果オーライで進めていく
ことにしましょう(笑)。
最後はフェースカーテンのハンドルです。
エジェクションシートは、フェースカーテン式が主流のようです
が、この時期はまだ様々な方式のものがあり、試行錯誤の時期
だったようです。
先に作製したF-104などは、シート座面前部中央(股間の
部分)にハンドルがありましたし、両方に付いているものも
あります。
また、シートの座面の側面についているものもありました。
フェースカーテン方式は、脱出の際にキャノピーが外れなかった
場合、シートごとキャノピーを突き破って脱出するときに顔面を
保護するものという解説がありますが、これは誤植のようです。
キャノピーを突き破って脱出する際は、ヘッドレスト上部で
キャノピーを破砕します。
ヘッドレストがヘルメットより高く、斜め後方に射出されるのは
このためらしいです。
古いタイプでヘッドレストが低いものは、後方にバリヤーと
呼ばれる柱があり、これでキャノピーを破砕します。
その際、フェースカーテンはさほど強度がなく、実質
ヘルメットで頭部を保護していますので、ハンドル位置には
あまり関係はないようです。
フェースカーテンは脱出の際の前面からの強い風から顔面を
守ることが主な目的のようです。
閑話休題。
材料は、手持ちのAWG18の撚線の芯線を使います。
電線便覧を調べると、UL用などでは電線の番手で芯線の太さと
本数が決められていますので、自分の欲しい太さの銅の針金を
手に入れることが出来るので便利です。
これをDの形に曲げて半田付けて輪にしておきます。
こうすれば、端がぶれることなく取付けることが出来て便利です。
取付後、ハンドル部分をインシグニアオレンジに塗装します。
黒の縞塗装は、筆の都合で省略です。
どうやって塗ればいいのか、ご存じの方、教えて頂けると嬉しい
です。
ヘルメットは小さすぎてピントが合いませんでした。
心の目で見て形状の参考にしてください。
うう、マクロレンズが欲しい。
ヘルメットは資料写真の通り、1つは白のまま、もう1つは
バイザー部をグレーにしたもの(実際はカバー?)にしています。
次は操縦桿を取付けます。
資料写真によると、パイロット席のものは大きな正規のものが
付いていますが、オペレータ席にも小さな簡易的なものが付いて
います。
オペレータ席用の操縦桿は、失敗した伸ばしランナーを使い
ます。
これは、伸ばしている途中で切れたもので、冷える間に
曲がってしまったものですが、場所によっては操縦桿に使える
ので取って置いています。
オペレータ席のものは単純なストレートタイプですので、
通常のまっすぐな伸ばしランナーを切って取付けます。
左:失敗した伸ばしランナー、このようにS字に曲がるのは
珍しいです。
右:操縦桿を取付けたコクピット、黒く塗られているので
上端のでっぱりでかろうじて取付けられているのが確認
できます。
操縦席先端の得体のしれないものは、錘代わりの練消しです。
あまり重くすると脚に負担がかかるため、製作時に測って
入れています。
ボルトなどは動かないように固定しなければならないので、
重さをさほど必要としない場合はお勧めです。
油粘土は後で潤浸化する恐れがあるので止めています。
最近はエアコンパテを使っています。
これは安いし練消しよりも重く、何年か置いても固く
ならないため保存にも都合がよく、重宝しています。
シートは2つ作るせいか、思った以上に進捗が芳しくなく、
タイムリミットになってしまいました。
ヘルメットは何度か失敗しているし。
まあ、暑かったのも原因の1つではあるのですが。
次回はコクピットを完成すべく頑張っていきたいと思います。

