主翼の加工の続きです。

 

 まずはピトー管の作製です。

 垂直尾翼上部に付いていたピトー管は、アンテナ増設に伴い

主翼端に移動しており、これはEA-6Bと同じです。

 しかし、EA-6Aは上方にクランク状に曲げられています。

 胴体の気流の影響を嫌ったのか、原因は不明ですが、あまり

他に例を見ないタイプです。

 伸ばしランナーを曲げて作るにはハードルが高いです。

 一旦伸ばした伸ばしランナーを炙って曲げようとすると、

収縮・カーリングを起こしてしまうので、伸ばしランナーを

作るときに一緒に曲げて作らないといけません。

 こんな一発勝負の運任せでは何本ランナーと時間があっても

足りません。

 という訳で、手持ちのステンレスパイプを使って作ることに

しました。

 金属パイプを曲げると屈曲部がつぶれてしまうことが多く、

つぶれ防止として、中に銅線を入れて曲げることにします。

 かつて、ヨシムラのマフラーは中に砂を詰めてバーナーで

炙って曲げたという話を聞いたので、中に何かを詰めれば

潰れにくいと思ったためです。

 全部線を入れると前部の細いワイヤーを入れられなくなる

ので、曲げる部分あたりに銅線を入れて慎重に曲げました。

 果たして、潰れなくきれいに曲げることができました。

 できたパイプに細いワイヤーを半田付けして所定の長さに

切断後、主翼端に穴を開けて瞬間接着剤で固定します。

 

 

 手持ちでは最小の1mmのものを使いましたが、少し

太いようです。

 

 次に翼端灯を作ります。

 なぜかEA-6Aは翼端前部と中央部の2カ所に翼端灯が

付いています。

 翼端灯の間隔の見え方で僚機との距離を測るためかも

しれません。

 後にF-4などでは3つの細長い四角が並んだフォーメーション

ライトを装備していますので、その奔りなのかもしれません。

 翼端前部のものは、取付部分を切り欠いて透明ランナーの端材を

接着・整形をおこないます。

 翼端中央部は小さな丸ライトなので、透明ランナーで伸ばし

ランナーを作って取り付ける訳ですが、今時の透明ランナーは

使えません。

 伸ばすために炙ると、収縮して丸まって千切れる上に、色が

濁ってしまいます。

 取って置いた古いキットの透明ランナーは使えるのでこれを

利用していますが、元々少ないのでいつまで持つか不安です。

 貴重な伸ばしランナーの径に合わせて翼端に穴を開けて接着・

加工します。

 

 

 画像上:削って使うランナーは最近の伸ばせないランナーを

使うようにしています。

 画像下:貴重な伸ばしランナー。

 残りはこんなものです。

 

 主翼の加工はこれで一段落ついたので、胴体の加工に入り

ます。

 

 まずは機首上下の衝突防止灯を作ります。

 A-6では主脚前部ドアに付いていましたが、アンテナが

付いてしまったために、その前移動して、さらにキャノピー枠

後部に追加されています。

 透明ランナーを削ってそれらしく作った後で所定の高さに

切断して、それぞれの位置に接着します。

 

 

 画像左:ヤスリ整形時の状態。

 持つところがなくなるため、整形してから切断します。

 画像右:取付完了後。

 塗装時はクリアレッドに塗ります。

 因みにKA-6Dは識別のために衝突防止灯は青になっています。

 改造でKA-6を作る方。ご注意を。

 

 

 次は、胴体中央上部の突起およびエアスクープを加工します。

 胴体中央上部のセンター位置には長円の膨らみがあります。

 これをランナーを加工して作ります。

 ランナーを巻き割りの要領でエッチングソーでかまぼこ型に

切り、両端をヤスリで丸く整形します。

 

 

 そして、その両側に付くエアスクープですが、左が大きく

右が小さいです。

 大きい方は、どこかのキットのホゾパーツを切り落とした

ものを、小さい方はランナーに付いている番号タグを利用します。

 短冊形に切って左右の角を少し落とした後、端面をドリルで

さらって長孔を開けます。

 ゆっくり動かせば穴を横に少しづつ広げられるので、慎重に

広げていきます。

 雑におこなうと、ドリルの刃が折れたり穴が歪むので注意して

おこないます。

 そして、下側に0.5mmプラ板を貼り付けて外形を整えます。

 取り付け位置は、左側は胴体側面との境近く、右側は中心と

胴体側面の中間あたりです。

 

 

 右側のエアスクープは、吸入部の穴開け加工のためやや大きめに

なっていて、左側とあまり大きさが変わっていません(右から

3番目の画像参照)。

 小ささを強調するため、後部の絞り込みをきつくしてみました。

 右から2番目に並べてみましたが大きさの印象はどうでしょうか?

 

 せっかく加工の終えた主翼ですが、胴体の加工が済むまで

取付けはおあずけです。

 来週以降も頑張って胴体の加工を進めることにしましょう。