胴体加工の続きをおこないます。
まず、尾部のスキッド部分から。
キットのスキッドはスジボリ時に切除してしまい行方不明
なので、自作することになりました。
A-6は、主脚位置が胴体の中央にあり、尾翼が後部に
長く伸びているため、離陸時の機体引き起こし時に尾部が
地面をこする恐れがあります。
この時に尾部の損傷を防ぐための固定式のスキッドが
尾部下面に取付けられています。
超音速機のJ37などは引っ込み式になっていますが、
超音速機でないA-6は固定式で十分と判断されたのだと
思います。
また、燃料放出ベントもここに付いています。
当初はエンジンのブラストで発火などの恐れがあるため
主翼端に付いていたのですが、胴体のスピードブレーキが
動作時にエンジンのブラストの影響でトリム変化が激しく
不安定になってしまい、主翼端に移されてしまったので、
ここにやむなく移動されています。
EA-6Aでは主翼端のスピードブレーキはアンテナに
転用されて、廃止した胴体のスピードブレーキを再度使う
ことになりました。
トリム変化の問題は、激しい機動をおこなうことが
あまりない電子戦機なので大丈夫と判断されたのでしょう。
しかし、燃料放出ベントはそのままになっています。
因みに新設計のEA-6Bはスピードブレーキは翼端に
付いていますし、燃料放出ベントも尾部です。
閑話休題
キットのスキッドはのっぺりしたプラ板モドキでしたが、
自作するので資料画像を参考にメリハリを付けることに
しました。
燃料放出ベントは角が面取りされた横長の四角パイプで
キットのものとは縦横が逆です。
1.2mmプラ板を加工して作りますが、端面の開口は
あきらめました。
スキッド本体は0.5mmのプラ板から作り、スキッド
後部の燃料放出ベントの接続は、ベントの接続部分に溝を
入れて、胴体取付時に角度の保持と補強を兼ねるように
しています。
また、スキッド本体前部の斜めステーも0.5mm
プラ板を切って取付け、スキッド本体との接続部の
接続金具は0.3mmプラ板を貼り付けて補強を兼ねて
います。
スキッド本体は実物はやや薄いようですが、取付強度と
ステーの接続金具の厚み考慮して、厚めの0.5mm
プラ板にしました。
その分、やや大きめにして厚みをごまかしています。
次は方向舵とその付近の加工です。
方向舵には水平にトリムタブらしいものが付いています。
方向舵を動作させたときにピッチが変化するための
対策と思われます。
多分、垂直尾翼の巨大な重量物であるアンテナドームの
影響と思うのですが。
トリムタブは後部がわずかに上を向くように取付けられて
おり、方向舵を動作させると機首を上げて機体を上昇する
作用があると思われます。
トリムタブは本来は0.3mmプラ板を使うところですが、
すでに境界層流板などを0.5mmプラ板を使っており、
ここだけやるのもちぐはぐになってしまうので、0.5mm
プラ板を使い揃えます。
方向舵に切り込みを入れて取付けますが、エッチングソー
では溝が狭すぎるので、糸鋸で切り込みを入れてプラ板を
接着・整形します。
プラ板の厚みをごまかすため、スキッド同様に大きめに
作って「ここにトリムタブあります」と自己主張させています。
また、尾部後端に航行灯が取付けられてますので、ドリルで
開口して透明の伸ばしランナーを接着します。
画面右:伸ばしランナー取付前、取付・整形後は画像では
判別できなかったので掲載しませんでした。
最後はエアインテイクの取付です。
インテイク奥は開口していなかったので、ダークグレーに
塗っておきます。
発掘時にすでに胴体が接着されてしまっていたので、
内部加工が不可能と判断しました。
1/144F-16XLではインテイク内部の加工をして
いたのに1/72のこっちは無加工とは、依怙贔屓が
すぎるぞ!昔の私。
インテイク内部とインテイク取付時に内側になる箇所は、
予め白に塗ってから、インテイクとインテイクベーンを接着
します。
インテイク接着部分のパテ盛り・整形を済ませたら、胴体と
主翼下部と上部の動翼部分をあらかじめ白に塗装しておきます。
そして、ようやく主翼を胴体に接着します。
大分さまになってきました。
これで機体上面色を塗れます。
胴体には小さなアンテナなどの取付が残っていますが、
壊れやすいので後回しにします。
また、水平尾翼はオールフライング式で全面白塗装の
ため、上面色塗装後に取付ける予定です。



