本体が一段落したので、周辺機器の製作に入ります。
まずはこいつの一番の特徴であり、フルスクラッチしなければ
ならない戦術音声妨害ポッドの製作です。
先生の記事ではバルサ材の削り出しですが、プラ材で箱を
組み立てて整形する手法をとります。
バルサ材は軽くて整形が簡単ですが、表面の仕上げが大変です。
若い頃、Nゲージのペーパー車両を作った(お金がなかったため
)時に、屋根と床をバルサで作ったのですが、いくら表面に
サーフェーサーを塗っても吸われてしまい、溶きパテを何度も
塗り重ねてようやく仕上げることができました。
塗り重ねは5回以上はやったと思います。
材料費の安さにつられて手を付けたはいいが、バルサ材の手強さを
思い知らされたナハ10。
側面の補強材は割り箸で、バラストは加工屑の金属端材、本体も
何かの紙箱、透明シートはOHPシート(懐!)、買ったのは台車と
バルサ材のみ。
材料費だけは安いので沢山作ろうと思ったが、バルサ加工で
思い知らされて、結局1両だけで止めてしまった。
無加工のバルサ地が凶悪に見える。
というわけで、プラ板で大体の形を作ってパテとヤスリで整形して
作ります。
先生の記事には原寸図が掲載されていたので、それを元に切り出す
プラ板の寸法を決めました。
前後端は積層が大変なので、5mm角プラ棒を使いました。
材料と寸法は以下の通りです。
前端は丸く、後部は大きく縦に細く削りますが、その他は角を落として
段差にパテを詰める程度で済むようにしています。
重量軽減のため、内部は空洞にしています。
角は側面がはみ出ますが、丸く加工するため前後同様にパテは少量で
済みます。
下が先行で作ったもの、大丈夫だったので上2個を後追いで組んだ所。
側面の角の段差はヤスリがけで殆どパテを盛らず、溶きパテの流し
込みで済みました。
プラ板が古くて表面が黄色く変色していますが、組んだ時にプラ板の
貼り合わせ位置が見易くていいガイドになりました。
整形後にスジボリをおこないますが、通常のケガキ針では接着部やパテ
などの硬さの違うところで深さが違ったりするため、エッチングソーを
使っておこなっています。
直線などは彫り易くて重宝します。
次はパイロンの加工です。
パイロンにはALQ-100アンテナが付きます。
まずは爆弾懸下用のアダプターを切り離します。
次は、ポッドに接着するためのピンを伸ばしランナーでつくり、
そこに0.3mmプラ板でエジェクターを作って穴を開けて接着します。
ポッド側にもピンを差し込むための穴を開けておきます。
そして、前部にアンテナ取付用の穴を開けますが、パイロンの幅が
狭めで幅いっぱいの穴(というかほぼ切欠き)を開けて、伸ばしランナーを
接着します。
アンテナ先端の膨らみは1.2mmプラ板で作り、穴を開けて伸ばし
ランナーに接着します。
パイロンに合わせて伸ばしランナーが細かったので、先端部の穴あけは
やり易かったです。
これでポッドとパイロンの間に隙間ができてリアルに見えます。
1/100では無理ですが、1/72ではちょっと広目ですがなんとか
再現できました。
パイロンは仮付けで、完成直前に接着する予定です。
ここで、ポッドの塗装を済ませます。
予めベースの白は塗装しておきましたが、細部はまだなので壊れやすい
アンテナ付きパイロンや発電タービンブレードを取付ける前にやって
おきます。
これも塗装パターンが色々あって、上部が機体上面色だったり前部が
下半分だけ黒だとか、アンテナ先端も黒だったりクリーム色だったり
機体によって様々です。
参考にした白黒写真では前部は下半分が黒でアンテナ先端はクリーム色
らしいので、その通りに塗っておきます。
最後に先端の発電タービンブレードを作ります。
取付強度の問題もあって、0.5mmプラ板を使うことにしました。
銅板は加工が大変で、形を揃えて12枚も小さなものを作るのは
無理で、私の腕では小さなブレードアンテナを数個作るのが限界です。
まず先端に穴を開けて2mmプラ丸棒を取付け、これを軸にブレードを
接着します。
ブレードは幅を決めて切り出したた0.5mmプラ板の先端に軸
接着のダボを加工して、長さを決めて切断します。
これを延々12枚、ちまちま加工します。
そして、軸に穴を開けてブレードのダボを差し込んで接着します。
実機ではブレードの傾きはもっと深いのですが、こうするとブレードの
厚みが強調されて恰好が悪いため、わざと傾きを浅めにしています。
先生の作例ではブレードをゼブラ塗装しますが、こちらの作る機体は
同時期のものにはこのような塗装例がなく、白のものばかりだったので
ゼブラ塗装はしていません。
3個同じような加工をするため、これだけで時間切れです。
ってゆうか、他の作業と並行して下拵えをしておいたので何とか
間に合いました。
加工のヤマは越えたはずなので、今後はもう少し捗れそうです。




