先週からの装備の続きです。
ALQ-99戦術用音声妨害装置ポッド以外の装備ですが、
AGM-45レーダーステーション破壊ミサイルとチャフ
ディスペンサーポッドを作ります。
EA-6Aは乗員数が2名のため、攻撃隊のエスコートジャマー
には人間の操作が追いつけず性能が不十分とされ、海軍は
EA-6Bを採用した経緯があります。
ですが、小規模攻撃を主任務とする海兵隊は十分な性能と
判断されて採用されました。
主な任務の1つに敵レーダーサイトの攻撃があり、上記の
装備をしている機体のベトナムでの映像が確認されています。
機体はVMCJ-1(RM)のものでしたが、同種の部隊である
VMJJ-2でも同様の任務をおこなっていたと思われます。
エスコートジャマーのように長時間戦域に留まってジャミングを
おこなうこともなく、元々爆撃が主任務で機内燃料容量も大きい
ため、増槽は不要と判断されたようで、内翼パイロンにはチャフ
ディスペンサーポッドを付けていたようです。
因みに内翼と最外翼ポッドの装備は逆のものも確認されています。
まずはAGM-45です。
形状はAIM-7と似ていますので、F-4あたりで使わなかった
ものを加工して作ります。
AIM-7は型が更新されるにつれて寸法が変わっていますので、
手持ちのパーツで全長をチェックすると、寸法は若干短いですが
C型以降のもの(全長3.66m)であることがわかりました。
で、2つのミサイルの寸法の比較です。
・AIM-7
全長3.66m,幅(翼含む)1.02m,直径203mm
・AGM-45
全長3.05m,幅(翼含む)0.91m,直径203mm
これを1/72で比較して、実際のパーツ(若干長さと幅が短い
)にあてはめると、長さを6mm短縮すれば寸法は同じになる
ことがわかりました。
因みに幅は短めだったので、無加工でOKでした。
外形のシルエットをみると、翼部以後より前が長めのようでした
ので、短縮は弾頭部を2mm、翼部以後を4mm短縮することに
しました。
古いキットのものなので、予めバリ取りや胴体の整形修正を
おこない、後端のノズルをドリルで開口しておきます。
弾頭部は先端を2mm切断して先端部をヤスリで再加工しました。
翼部以後は前翼直後で切断して、胴体を4mm切断して再接着
しました。
この後ランチャーに接着するため、芯を入れる補強はおこなって
いません。
また、シルエットをみると後翼の幅が短いため、ヤスリで
削って幅を詰めます。
ランチャーは、F-86BIで使わなかったAIM-9用の
ものがあったので、それを使いました。
EA-6Aの画像をみると最外翼パイロンは大きさがまちまちで、
このような小さめのものでもアリと判断しました。
本体のパイロン装着部にパイロンの取付ダボに合わせて穴を
開けておきます。
AIM-7の古いキットのもののせいか、翼の厚みが厚い
ですが、他の部分(境界層板や音声妨害ポッドのプロペラなど)も
厚めに作ってあるため、自然にみえています。
多分出来上がりはかなりモッタリするんだろうなあ。
また、ミサイル全長が短いため、AIM-9用のパイロンでも
不自然にはみえません(と思う)。
次はチャフディスペンサーポッドを作ります。
画像資料が数枚しかなく、一部だったり不鮮明だったりのため
一部(かなり?)想像が入っています。
ここのチャフは赤外線ミサイル対策のチャフフレア(火球を出す
アレ)ではなく、レーダー欺瞞用のチャフです。
このチャフの歴史は古く、第2次大戦時に英国軍がドイツ爆撃
時にドイツ軍のレーダーを欺瞞するために用いたのが始まりで、
機体寸法相当に切った金属のリボンを空中に散布して、敵の
レーダーに偽物の爆撃編隊を検出させて欺いて、本隊の被害を
削減することが目的でした。
確かコードネームはマンドレルと云ったと思います。
散布専用に改造した爆撃機を使用して編隊を組んで、大規模な
散布をおこなったそうです。
EA-6Aのものも、薄い金属リボンを散布する当時のものと
全く同じ方式で、ポッド後部のスリットから散布します。
レーダー波は波長より長いものにあたると反射する性質があり、
長いほど反射強度は強くなるため、機体のレーダー反射面積に
相当する長さのリボンを作れば、原理上偽物の機体をレーダーに
検出させることができます。
リボンは軽く薄くできているので、空中に長く浮遊してレーダー
妨害を続けることができます。
資料ではポッドの型式が不明だったので、装備している機体との
比較で大体の大きさを決めました。
乗員赴任時に手回り品を入れて運ぶトランスファーポッド
あたりが同じような大きさだったので、これを使うことにしました。
後部下にリボンを放出するスリットをデザインナイフで加工
します。
パイロンは増槽のものを切って使いました。
とりあえずパイロンを翼にはめ込んでみたところ。
これで装備は完成です。
取り付けは他が一通りできたらおこなう予定です。
次は降着装置などを加工する予定です。

