引き続き胴体の加工を進めます。

 

 まずはジャイロプロペラハウジングの加工です。

 プロペラ取付部分のパーツですが、長い間に変形していたので

矯正します。

 このパーツは、ジャイロプロペラ軸の取付部を兼ねていますが、

軸を保持するためにプロペラの回転軸の一部をでっぱらせて押さえ

つける構造になっています。

 このため、ジャイロプロペラ軸の穴部分が反ってしまっていました。

 矯正方法ですが、反ったパーツの幅より広目に切った木切れに

はめ込んでドライヤーで加熱します。

 加熱しすぎると収縮したり余計な変形をしてしまう恐れがあるので、

加熱時間を測定して、5~10秒単位で加熱時間を逐次伸ばして

いって、そこそこできたところで止めています。

 そして、ハウジングに接着後、再び変形が戻らないように、

0.3mmプラ板を内側に巻いて補強しました。

 ジャイロプロペラの回転軸はややずれていて、プロペラと

ハウジングの隙間がぎりぎりのところがあるため、プロペラ

回転部分にプラ板を貼ることができず、狭い幅に貼り付け

なければならないため、2重に巻いています。

 

 

 画像左:矯正中のプロペラ取付部、内側にやや反っているのが

確認できます。

 変形が戻るにつれて、内側にシムをかませて広げていきます。

 画像右:加工前後のジャイロプロペラハウジングと0.3mm

プラ板。

 プロペラ回転軸がずれているのがわかります。

 取付軸が中心になるようにしたため、プロペラ軸をオフセット

したものと思われます。

 逆の方がよいように思えるのですが、なぜこうしたので

しょうか?

 

 次は、前回の続きの主翼の加工を済ませます。

 前回同様にポリキャップ軸受けを作って、もう片側に取付けます。

 そして、ジャイロプロペラ軸をジャイロプロペラハウジングに

取付けますが、再び変形しないように軸を押さえつける部分は

削ります。

 そして、軸の端を万力で潰して取付穴にかませて固定するように

します。

 長さは現物合わせでマーキングして切断し、挿入時にポリ

キャップを傷つけないように先端を削って丸めておきます。

 

 

 軸のポリキャップから突き出る部分は最小限にして、収容した

MATジープにぶつからないようにします。

 ジャイロプロペラハウジング後方の0.3mmプラ板を

巻いたところは、肉厚が増えて厚ぼったく見えるため、

前面同様に角を大きく削って丸めています。

 

 これで、MATジープの収容エリアは完全に確保できたので、

機体上部を機体下部に接着できますが、その前に下ごしらえを。

 

 下ごしらえその1:MATジープ収容口の体裁を整えます。

 収容口からはタイヤが丸見えの状態ですので、左右につい立てを

つけて隠します。

 つい立ては1.2mmプラ板を使って現物合わせで作ります。

 一応奥も少し隠すために、L字形にします。

 ついでに後部ドアのストッパーも用意します。

 キットの後部ドアは何もストッパーがないので、傾けると

倒れて開いてしまいます。

 防止策として、磁石を使って保持することにしました。

 ガラケー(クラムシェルタイプは開閉検出手段として磁石+

センサを使っていました)などから外したネオジム磁石を

つい立てに埋め込んでおきます。

 後部ドアは厚みがないので、ホチキスの針でも埋め込む

ことにします。

 

 

 画像左・中:磁石収容側のつい立ての加工

 画像右:つい立て取付後、収容部のスロープを上げた状態

 つい立ては後部ドア取付溝直後ぎりぎりに取付けて、キットの

時と同じようにドアが垂直に閉じた状態で保持するようにして

います。

 つい立てよりスロープ端がわずかに引っ込んでいて、後部扉に

ぶつからないようになっています。

 

 下ごしらえその2:上部インテイク穴の開口。

 マルイに対してブルマァクのMATジャイロの数少ない

優れたところは、上部インテイクがちゃんと奥まで開口して

いるところです。

 機体レイアウトから考察するに、ここはメインエンジンの

エアインテイクなのだと思います。

 下部のインテイクはあまりにも狭いし、エンジンはプロペラの

近くがパワーロスも少ないはずですので。

 マッハ1の飛行機のインテイクがスプリッターベーンも

なしに胴体に直接開口しているだけというのはちょっと無理が

あると思いますが、これもペガッサテクノロジーの産物と

思って納得することにします。

 今回は、ゼンマイ収容の関係で本来のエンジンスペースに

MATジープが収容されていますが、そこは突っ込まずに

スルーしてくれると助かります。

 閑話休題。

 まず、機体上部パーツにインテイクパーツをあてて輪郭を

引いて、開口部の形状と位置の当たりをつけます。

 そして、ドリル穴を沢山開けて開口します。

 最後は現物合わせで穴の整形をおこないます。

 インテイクパーツの奥のなだらなかな傾斜の先に機体

上部の開口部がつながるようにします。

 できれば継ぎ目をパテで埋めたかったのですが、ヤスリ

掛けができないのですり合わせで見送っています。

 

 

 画像右:整形が完了して塗装を済ませて仮組したところ。

 後部MATジープ収容口から上を覗き込むと見えてしまう

のが難点です。

 

 下ごしらえその3:コクピット隔壁の追加。

 ゼンマイボックスの前から前脚までの間はがらんどうなので、

操縦席を作りこむことにしました。

 せっかくMATジープに人が乗っているので、こちらも

操縦士などを乗せて作り込んでいくことにします。

 当然のことながら、機体上部パーツは機体下部の操縦席

スペースまでの仕切りはありませんので、下部の仕切りは

キットから切取ったプラ材をあてて延長します。

 機体下部ユニットに上部パーツを仮止めして延長部分の

幅と長さを測って、プラ材を切り出して裏打ちをして曲がら

ないように接着し、継ぎ目はパテで整形します。

 

 

 MATジープ収容やゼンマイ埋め込みでかなりの部分を

切り取ってきたので、改造用の追加プラ板を同じ部材で

賄うことが出来ます。

 これが本当の地産地消か?

 

 これで次回は機体上部を下部に接着できます。