「日々是好日」  -碧巌録ー


最も良く知られ、それだけによく使用される禅語のひとつ。


この語は、雲門文偃(うんもんぶんえん)が弟子たちに向かって

自らの生き方を告白したようなもの。


字の通り、毎日が人生最良の日、ということ。

しかし、なかなか簡単にそうはいかない。

喜びや楽しみよりも、むしろ悲しみや辛さの方が目立ってしまう。


これは、嬉しい時には正直に笑い、悲しい時には素直に泣き、人生を味わうということ。

人生の悲喜苦楽、すべて人生の味わいとして受け止める。

周りの意見に流され一喜一憂することなく、

あるがままに、嬉しい時は心から喜び、悲しい時は主体的に悲しみ、それを味わいつくすこと、

それが 「日々是好日」。




話は変わるけれど、このお軸を掛けてイギリスのお客様をおもてなしした時。

日々是好日を以下のように説明した。


It means, "Everyday is a good day" - 毎日が良い日♪♪という意味。


そしたら一言。

"Only Americans" - アメリカ人だけ。


だって。


ちょっとウケた。。。

「梅花和雪香」 ~梅花 雪に和して香し~



厳しい冬の寒さを耐え忍び、百花に先駆けて作梅の花は、気高く美しい。

この句は、純白な雪の清らかさと、香気を放つ梅の花の凛とした美しさを表している。



梅の花を歌った最も有名な句は林和靖(リンカセイ)の

「疎影横斜水清浅 暗香浮動月黄昏」

疎影は横斜 水は清浅 暗香浮動し 月黄昏

→梅の花を付けたまばらな枝ぶりは、清らかに澄んで浅い水面に横たわり斜めになっている。

どこからともなく来る、梅の香が漂って、月に夕闇がせまっている。



この国で梅花を愛した人は多い。

しかし、単に梅の花の美しさだけを讃えているのではない。

厳しい冬の寒さを乗り越え、堪えて負けじと咲き誇り、

しかも毅然として節操を失わず、清香を放つ気高い風格をこの梅の花に例え、

また自分もそのようでありたいと願いをこめて、愛でたのである。


昨日大阪市長の橋本徹のツイート。


「勘三郎さんが、新しい歌舞伎に挑戦され、その世界では色々批判があったらしいが確実に

歌舞伎を根付かしていった。お客さんあっての芸であり、文化でしょう。

それをお客さん抜きに、これが伝統なんだから、理解しろ!という態度では絶対に根付かない。」



このツイッターを読んで、ある利休道歌が浮かんだ。

「規矩作法 守りつくして破るとも 離なるるとても 本を忘るな」


この道歌は、「守破離」(しゅはり)についての教えです。

守破離は600年前に世阿弥が「風姿花伝」の中で唱えた芸能論の一部。



守りつくしてとは、お稽古で先生に教わったことを基礎から十分に学び

忠実に教えを守ること。


しかし、遵守することは大切だけど、時にはそれに反し臨機応変に対応しないといけない時もある。

型にとらわれるのではなく、自分の思いでその型を打破するところ、それが「破」。

臨機応変な対応は、十分に体得し、守りつくしたからこそ出来る働きです。


そして、何事にもとらわれることがない境地、「離」。

自由な働きをし、自分の思うがままに何事にもとらわれず、独自の芸に飛躍する境地。



しかし、独自の世界観を生み出す中でも決して本質を忘れてはいけない。

本質を知らずして破壊し、独自の世界感を押しつけるのはただのデストロイヤー。


利休も今までの多くの常識を覆し、新たな芸術を取り入れた。

利休の一番弟子の古田織部もしかり。

他に惑わされない、独自の芸術・美的感覚で茶道の観念を作り、人々が賛同した。


文化を守る事は大切。

しかし、常に挑戦し続けないと、取り残されてしまう。



こうしてブログを更新している恋茶も、或る意味恋茶なりの挑戦。

利休の教えを胸に、これからもブログ更新していきまーす♪♪(●^o^●)

~女子力アップ間違いなし☆茶道を始めたい方へ~



春告草は梅。


極寒の冬から、あたたかな春がすこしずつ近づいているのを知らせるように、

ふっくらと咲き始める梅。

(詳しくはこちら↓↓)

http://ameblo.jp/2pls/entry-11151478685.html



そして春告鳥といえば、「鶯」(うぐいす)。

季節の一番の鳴き声を「初音(はつね)」といいますが、

鶯の清らかな声を昔から、人々が待ち焦がれています。


さて問題。


鶯の初音の声は??

1)コケコッコー

2)ホーホケキョ

3)ウッグ・・ウゲッ


Answer : 3



鶯の初音は、高らかに「ホーホケキョ」とは鳴きません。

声が出しづらいように、ためらいがちに春を告げようとしています。

何度も鳴き方の練習を重ね、少しずつ上達し、やっと上手に鳴けるのが4月頃。



また鳴き声が「法華経(ホッケキョウ)」と聞こえるから霊鳥とされる鶯。

山奥でも茶室でも、静まりかえった空間の中で、「ホーホケキョ」と清らかな声が聞こえると、

心が浄化されているような気分にさえなってきますよね。

~女子力アップ間違いなし☆茶道を始めたい方へ~



「四大節」 (しだいせつ)

四大節とは、紀元節・天長節・明治節・四方節のこと。四つの祝祭日。



■紀元節

建国記念の日のことで、2月11日。

紀元前600年に神武天皇が日本国を統一した日を日本の始まり=紀元とし、

明治時代にこの日を日本の建国を祝う日と定めた。


>>神武天皇

日本の神話上の初代天皇。古事記では137歳まで生きた書かれている。



■天長節

今上天皇誕生日のことで、現在は天皇誕生日の12月23日。


>>天長地久

天は長く、地は久しい。(出典「老子」)

天と大地は永遠で、いつまでも限りなくあること。

天長節が天皇誕生日を祝うものに対し、地久節は、皇后の誕生日。



■明治節

明治天皇の誕生日を記念するために定められた祝日。

現在は文化の日とされ、11月3日。



■四方節

宮中で行われる一年で最初の儀式「四方拝」にちなむ皇室行事。

四方拝は、天皇が元旦の早朝に四方を拝して、一年の豊穣豊作、無病息災を祈る行事。

古くは、宮中だけでなく貴族や庶民の間でも国の行事として行われていたが、

戦後、宮家の私的な行事となる。