本日、第54回シンザン記念が京都競馬場で行われます。

シンザン記念は、戦後初のクラシック三冠の他、天皇賞、

有馬記念に優勝し、五冠馬シンザンを称えるため、1967年に

シンザン記念として創設されました。

私個人の意見としては、伝統のシンザン記念がGⅢでホープ

フルステークスがGⅠということに違和感がありますが。

創設後、しばらくシンザン記念の優勝馬からクラシック馬が

誕生しなかったため、シンザンに焼きもちをやいている馬達に

呪われていると噂された時代がありましたが、タニノギムレット

やアーモンドアイの誕生で今はその噂も無くなりました。

昭和の時代、この偉大な名馬を超える競走馬の育成を

図るため、JRAは「シンザンを超えろ!」というキャチフレーズが

ありましたが、その後シンボリルドルフ、ナリタブライアン、

ディープインパクト等の名馬達が誕生し、いつしかその言葉も

無くなってしまいました。

私自身、シンザンのレースは生ではなく、映像でしか見たことは

ありませんが、引退後、種牡馬になったシンザンに個人的や

シンザンフェスティバルツアーに参加して、会いに行きました。

牧場で会ったシンザンは気品が溢れて、堂々としており、

実際に、こちらの言葉がわかっているかのようにいつも本当に

優しく迎えて接してくれました。

20歳を超えて後も2本足で立ち上がって見せてくれる等、

足腰の強さに驚かされたものです。

30歳を超えて老化が進み、何度か危篤の状態になったものの、

その都度、強靭な体力と気力で乗り越えてくれた姿は、まさに

名馬中の名馬で、神の馬であり、私はまだ総合的評価において、

シンザンを超える馬は現れていないと思っています。

最期の最期まで気品あふれる姿を見せてくれました。

シンザンは今、谷川牧場で静かに眠っています。

優しかったシンザンのことですから、これからも日本の競馬や

競走馬達のことを見守ってくれることでしょう。

今年もあとわずかになりました。

有馬記念は、大本命のアーモンドアイが惨敗し、

リスグラシューが圧倒的な強さで有終の美を飾りました。

最後の直線200mでレースを諦めたように失速した

アーモンドアイ。

その後の無事を知らせるニュースにホッとしたものの、敗因は

発熱の影響なのか、体調不良による太目残りなのか、それとも

距離に疑問があるのか、競馬に絶対がないことを改めて

知らされました。

今年も名馬達が天国に旅立っていきました。

訃報を聞くたびに名馬達の思い出が蘇り、涙してしまいます。

三冠馬ディープインパクト、牝馬として64年ぶりにダービーを

制したウオッカ、キンカメの愛称で知られたダービー馬キング

カメハメハ、女傑に言われたヒシアマゾン、有馬記念優勝馬であり

ナリタブライアンと名勝負を演じたマヤノトップガン等。

命あるものは、いつかは天に召されると判っていてもやはり

淋しい限りです。

競馬を観ていると1年が経つのは早いですが、令和2年となる

来年も新たな名馬が誕生し、歴史に残る名勝負を演じてくれる

ことを楽しみしています。

競馬を観ていると時の流れが早く、明日は令和初の

有馬記念が中山競馬場で開催されます。

アーモンドアイやリスグラシューの2頭の女傑が出走を

決めたことにより、令和初の日本一を決めるにふさわしく

GⅠ馬11頭が出走する豪華絢爛なレースとなりました。

これにワグネリアンやマカヒキのダービー馬や昨年の覇者

ブラストワンピースが出走していたらと思うとY夢が広がります。

女傑2頭の一騎打ちかそれとも、このレースを最後に引退する

馬が引退の花道を飾るのか、それとも上昇の実力3歳馬か、

はたまた伏兵馬がアッと言わせるのか。

有馬記念は元々、重量が定量のレースであり、日本一決定線

にふさわしく、人気馬が上位をしめてきました。

但し、やはりそうならない例もありました。

昭和48年の有馬記念では、ハイセイコーとタニノチカラの2頭の

人気馬がお互いをけん制し過ぎたため、先行したニットウチドリ

の楽な逃げを許し、上昇馬ストロングエイトが優勝し、逃げた

ニットウチドリが2着となり、万馬券となりました。

またもっと驚いたのが平成3年のダイユウサクが優勝した

有馬記念、実況アナが驚きのあまり、「アッと驚くダイユウサク」

と言った後、私、馬名を間違えていませんよねと隣にいる解説者

に尋ねるなど、日本中が本当に驚いたレースとなりました。

また、あの日本中が涙した感動のオグリキャップのラストランや

トウカイテイオーの奇跡の復活劇、そしてハイセイコーと

タケホープの対戦成績4勝4敗での最後の決戦等、数々の

ドラマを生み出してきた有馬記念。

豪華絢爛な出走馬達が明日、どのようなドラマを繰り広げて

くれるのか、令和初の有馬記念、本当に楽しみです。