2013年の年明け頃だったでしょうか。
ふとした興味から、一人、住宅チラシの不動産屋に電話をかけ
新築物件の住所を聞き、足を運び・・・。
それ以来、家が欲しくて仕方なくなりました。
ホントになぜ、ふとした興味が湧いたのか、今でも疑問ですが
それでも、ピカピカの戸建を目にした私は
興奮気味で、相棒の帰宅を待ち、堰を切ったかのように
チラシを見せながら、延々としゃべり続けていたようです。
当時の私を相棒は
「この人、本気で買っちゃいそうな勢いだった」と表現しています(笑)
ちなみに、その時に見た家は、3000万円もしない物件で
カーポート3台付、2階建て、庭付き(さすが千葉)
月々の支払額は、35年ローンで10万円を下回っていた、と記憶しています。
「フラット35」だの「低層1種」だの、その当時は聞いたこともない言葉が
チラシには羅列されていました。
それでも、今の家賃と比較してみて
”こんなモノ”で家って買えちゃうの?!
と、衝撃を受けたのは確かです。
その後、相棒とは議論に議論を重ね
本気で買うなら、今よりも生活を引き締めて頭金を貯めて
分譲戸建よりも、自分たちが設計に携わった「終の棲家」が欲しいと、願うようになりました。
そもそも、”すぐ男”な私。
もう、家の事しか頭になくなり
毎日毎日、ネットで土地探しが始まりました。
相棒とは、夜な夜な、ネットで見つけた更地を二人で車で回る生活でしたよ。
そして、素人ながら以下の点に拘ろう、という方向性のようなものが見えてきました。
■平屋(年を取った際に2階部分はデッドスペースになるから)
■ビルトインバイクガレージ(リビングや廊下から望めること)
■平置きカースペース2台
■広々キッチン(相棒のフルカスタムが条件)
■広々バスルーム(180センチの私が足を伸ばせ、中庭が見えること)
■ウォークインクローゼット
そして、
■中庭
この「中庭」のアイデアは相棒が予てから温めていたもので
四方を自分達の住居スペースで囲むことによって、近隣からの目をシャットアウトするというもの。
確かに、一般の庭では、どうしても道路に面していたり、お隣の目があったり、と
周囲を気にしなければなりません。
対して、「中庭」の場合は、完全なるクローズドな環境。
素晴らしいアイデアだと思いました。
しかし、こんな条件を満たすにはどの程度の土地面積が必要なのか
素人な二人には全く見当も付きません。
そこで、登場したのが 「匠」
そうです、あのビフォアアフターの「匠」です。
相棒の古くからの知人の旦那さんが、なんと、あの「匠」として
複数回、テレビ出演をしている人だったのです。
以下、これまでを時系列でまとめてみます。
■9月1日(日曜日)
初めて、匠のもとを訪れました。
しかし、その時は、相棒の再会を祝う体(てい)で
主に、世間話で親睦を深めました。
妻同士は思い出話に興じ、
私と匠は共通の趣味?がラグビーであったり、匠も元バイク乗りであったり
また、ビフォアアフターの収録の話などを聞き
あっという間の数時間が過ぎ、
せっかくだから飲みに行こう、ということになり
そこから更に場所を変え、また数時間・・・。
延べ8時間程度、ぶっ通しで話していました。
そんな宴の帰り道。
住宅街を4人で歩いていた時に
私が上記の平屋だのバイクガレージだのの条件を話し、
ざっくり、どの程度の土地面積があれば実現できるのかを問うと
さすが、プロ中のプロ「匠」です。
あっさりと
「200平米(㎡)以上は必要ですね」
との明快な解答が。
ちなみに、それまで、相棒と夜な夜な、車で探し回っていた土地の面積は
主に「200平米弱」
まぁ、中らずと雖も遠からず だったことが分かり、益々、やる気は満々です^^
「200平米以上」
それをスローガン?に、相棒との土地探しがさらに本格化していきます。
■9月14日(土曜日)
相棒が見つけた手ごろな土地(約230平米)の所有者(●●建設)に会いに行く。
幸い、誰の手も付いていない真っ新な土地。
担当者には、建築条件(ハウスメーカーの指定)がない土地かを確認し、簡単な図面を貰い
再訪を約束し、会社を後にする。
■9月22日(日曜日)
匠との2回目の会談。
230平米の土地が見つかったことを報告し、
本気で”あなたに設計を頼むことになる” というオーラを醸し出す。
改めて、自分たちの建てたい家の条件を述べ、230平米という数字で行けるかを確認。
すると、「近々に”ラフ図面”を書いて送りますよ」 との嬉しい言葉。
まだ、正式に依頼もしていないのに「無料」で描いてくれるとのこと。
■9月27日(金曜日)
突然、匠からメールが届き、ラフ図面が上がったとの知らせ。
凄い・・・
不動産屋からもらった、超ラフな土地の図面を渡しただけなのに・・・。
これが、ホントの第1稿。
匠の手により、具現化された我々の計画。
もう、後戻りはできない、心に誓う。
■9月28日(土曜日)
●●建設に出向き、
狙いの土地の仮差し押さえを依頼。
無償で約1か月間は他の人とは契約しないことを約束してもらう。
その晩、急きょ、酉戌会を開催し、
住宅購入の先輩である戌夫婦に相談を兼ねて報告を行う。
場所は、4人が大事な報告を行う際にはいつも集まるBAR 「トムコリンズ」だ。
やはりアラフォー夫婦が集まった、住宅の話は盛り上がりますね。
もう我がことのように喜んでくれ、こちらのテンションもマックスです。
前日に届いた「ラフ図面」がこの場を更に盛り上げてくれたことは言うまでもありません。
戌組からは、「これから銀行探しだね」 「金利なども勉強しないとね」という
有りがたいアドバイスを頂く。
途中、話が脱線し、
戌夫婦のまさに「犬も喰わない」夫婦喧嘩が展開されたことを
この場を借りて付け加えておきます(笑)
■10月4日(金曜日)
相棒と休暇を取り、初めての銀行探し。
まずは得体の知れない?ネットバンクは避けて、窓口がある銀行をチョイス。
取りあえず、メガバンク倍返しだ!と、ばかりに
駅前の三井住友に行ってみた。
それまではまったくの無縁だった「住宅ローン相談」という仰々しいブースに通され
女性課長が応対。
「固定金利」「変動金利」など を、丁寧に説明してもらう。
なるほど、なるほど、を何回、連発しただろう(笑)
続いて、千葉銀へ。
ここは副支店長が登場。
むむ、素人な我々を一気に押し切るつもりか?!(汗)
いやいや、住宅ローンのエキスパートが副支店長だったようだ。
とても分かりやすく、変動と固定を解説。
三井住友の担当者よりも分かりやすい!
なぜ、今、変動が人気で、今後、どうなっていくのかを
バブル期→サブプライムローン問題→アベノミクスと
歴史背景を軸に、消費税増税までを見据えて解説。
まるで、分かりやすいゼミのように頭にスルスルと入っていく。
そして、分からない言葉が出てくると、間髪入れずに質問。
約1時間半程度の”講義”で、
すっかり住宅ローンの大筋が理解できた。
●盛さん、ありがとう。
その後、(土地を購入するであろう) ●●建設が提携する
京葉銀行の担当者が待つ場所へ。
心のどこかで、●●建設で土地を買うのだから
ここが提携する京葉銀行から借りるのが筋なのかな、とも思っていたので
その前に、少しでも知識を付けていくための三井&千葉回りだったのかもしれない。
京葉銀行からは、前述の2銀行と同じような説明を受け
各銀行ごとに、
保証料があったりなかったり、繰り上げ返済に特典があったり
給与振り込み口座にすることで恩恵を受けられたり・・・
銀行ごとに、”自分に合っているのかどうか”の指針を得ることが出来た。
取りあえず、家族会議で考える、ということでその日は終了。
■10月6日(日曜日)
正午から、匠と、3回目の打ち合わせ。
住宅ローンの「つなぎ融資」を巡り、工務店への分割払いの配分を確認する。
「分割払いの配分」とは・・・
通常、戸建ての家を買う場合、住宅ローンは「一括融資」で、ことは済む。
土地に建物が付いているのだから。
しかし、我々のように、
土地を先行取得し、その後、建物を建てる場合は、その工程とは少し異なる。
更には、その建物代金の支払いも
完成時の一括融資ではなく、以下のように数回に分けて支払わなければならない。
工事着工時 → 上棟時 → 完成時
何故ならば、完成時の一括融資実行では
それまでに掛かるすべての材料および人件費を工務店が背負うことになり
よほどの大手でない限り、下手をすれば体力が尽きて倒産してしまう可能性もあるからだ。
従って、融資は
①土地取得 → ②工事着工時 → ③上棟時 → ④完成時
の、4回に渡ることになる。
銀行によっては、この分割融資(つなぎ融資)を
受け付けてくれないところが結構あるのでご注意を。
その場合、どうしたら???
完成時に一括融資をしてもらうまでの間
他の金融機関などで、”高い金利”でつなぎ融資をしてもらい
完成時に金利を乗せて、その金融機関に一括返済する形になる。
まぁ、工事期間は数か月間だと思うので、
高い金利と言っても何百万円もの金利にはならないが、
本来であれば、1%以下の金利で借りられるものが
数か月間だけとはいえ、それ以上の金利で繋がねばならないデメリットはある。
ウチが依頼する工務店は、いくつの配分条件なら飲んでくれるのだろう・・・・
そして、そもそも京葉銀行が「つなぎ融資」をしてくれるのかどうかが最大の懸案事項である。
■10月7日(月曜日)
京葉銀行に団信の申し込みに赴く。
団信とは、「団体信用生命保険」の略。
ひょっとすると、住宅ローンを勉強する際に、最初に聞く言葉かもしれない。
まぁ、それはググってもらえばすぐに分かると思うが
大事な保険なので、しっかりと銀行マンから説明を聞き
まともな人は「告知義務違反」などはせずにしっかりと申告すること。
明け仕事のまま銀行に午前10時に到着。
そこから1時間半余り、あーでもない、こーでもないと言ったトークで
銀行に引き留められた。
どうも、担当者が住宅ローンビギナーのようだった。
ちょっと不安。。。
■10月12日(土曜日)
実家で誕生祝をしてもらう傍ら、家を買うことを報告。
こちらの想像以上に、”サプライズ”だったようで、かなり盛り上がった(笑)
■10月16日(水曜日)
京葉銀行が「つなぎ融資」が厳しい、と言ってきた。
くそ~!
ネットバンクの金利が安いからそっちも突いてみるか!!!
ということで、
新生銀行へ住宅ローン申請を出してみることにした。
■10月20日(日曜日)
ネットバンク第二弾!
ソニー銀行へも住宅ローンを申請。
こうなりゃ、色々出してみよう(笑)
■10月24日(木曜日)
住宅ローンを借りる銀行が決まらず・・・
9月28日に約束した「土地仮押さえ」の期限が迫る。
念のために、電話すると
「まだ大丈夫ですよ~!」とのこと。
●●建設は、既に我々夫婦をロックオンした模様(笑)
■10月25日(金曜日)
京葉銀行が「つなぎ融資」頑張る!と、連絡してきた。
提携している「●●建設」の”鶴の一声”でもあったのか?!
まぁ、こちらとしては有りがたい。
■10月31日(木曜日)
京葉銀行から「つなぎ融資は大丈夫」との連絡があった!
が、新たな問題が・・・。
なんと、私と同姓同名で誕生日まで同じ人間が
過去に金融事故(ブラックリスト入り)を起こしていて、
私がその”金融事故野郎”とは別人だと立証されないと、ローンが通らないとのこと。
なんじゃ、そりゃ!!!
んなもの、住所とか調べりゃいいじゃん!と食って掛かると
そもそも、銀行が持っている金融情報は
「氏名・誕生日・事故時の管轄地域」の3つだけらしい。
では、どうしたら???
その事故を起こした日に、私がどこに住んでいたのかを立証できれば良い、とのこと。
というわけで、まずは今、住んでいる市役所へ行ってくれ、と言われ・・・
住民票を取る。
取ったぞぉぉぉ~~~!!
京葉銀に意気揚々と乗り込む。
担当者は住民票を見るなり、やおら、
「あれ?4年前に今のところに転入してるんですね?」
と、聞くので
俺 「それが、何か!?結婚したんです」
担当 「おめでとうございます」
俺 「(そんなことはどーでもよい)」
担当 「あ、金融事故を起こしたのはもっと前ですね・・・」
俺 「(俺じゃないけどな) はぁ?結婚前は実家に住んでましたよ」
担当 「では、実家の住所の役所で住民票を・・・」
俺 「(こうなりゃ、何でもやってやるぜ!)」
と、いうわけで、今度は千葉市役所へ。
もうメンドくせー。
でも、これにて私と同姓同名の金融事故とは、無関係だと立証されたのでした。
ホントに迷惑な話です、同姓同名さんよ~!!
もっとマニアックな苗字に生まれたかった(笑)
■11月3日(日曜日)
匠との4回目の打ち合わせ。
天気が良いのでツーリングを兼ねて、匠夫人が経営する喫茶店を訪ねる。
今日は、工期など、少しだけ具体的な話が出てくる。
9月くらい???
すげっ、現実味帯びてきた。
京葉銀行より、住宅ローンの事前審査回答書が届く。
結果は・・・・
合格!
ここから、色んな事が一気に動いていくぞぉ~~~!!!
■11月17日(日曜日)
ここまで色々と相談に乗って頂いていた一級建築士 の”匠さま”ですが
本日、5回目の打ち合わせで、初めて正式に契約を交わしました。
銀行からお金を借りられるまで「正式契約」を待っていてくれたのです(感謝です!)
まずは、設計料の一部をお支払いして、正式契約を結びました。
契約後は匠夫人の美味しいご飯を頂きながら(ベーコン美味かった・・・) 設計図面を見ながら
我々の切なる希望を具現化すべく、ひたすら図面に書き込んでくれていました。
■11月23日(土曜日)
土地の本契約前・事前打ち合わせに行ってきました。
本契約日前に手付金を振り込むこと、当日、用意する書類数点などを確認し、
あっという間に終了。
それでは、土地を本邦初公開です。
その足で、6回目の匠との打ち合わせに向かいます。
いつもの通り、2時間程度、図面を見ながら「あーでもない・こーでもない」を繰り返し
ひとしきり、意見・アイデアが出尽くすと、晩御飯です。
っていうか、毎回、何か食べさせて頂いている図々しいクライアント(笑)
この日はグリーンカレーとナンでした♪
■12月7日(土曜日)
7回目の匠との打ち合わせです。
この日は劇的な展開がありましたよ。
なんと、私の思い付き 「2階建てバイクガレージ」を図面に反映させてくれました。
ガレージは広さ10畳で、バイク2台を置くだけなら十分なのですが
手を洗うシンクも付けたいし、工具も置きたいし、スタッドレスタイヤも屋内に置きたいし
漫画もソファもテレビも・・・・エアコンも。。。
色々、考えた挙句、
「上に行くしかないな」という、究極の閃きが舞い降りてきたのでした。
匠に話すと、ロフトの場合はハシゴでもいいけど
年を取ったらハシゴにロフトは使えなくなるから
階段を付けて、ロフトじゃなくしっかり2階部分を作ろう、ということになりました。
今の設計段階で2階部分は約4畳半。
1階部と合わせたら、14畳半。
ちょっとしたリビングの広さですよね。
よし、これで行こう!!!
ガレージ平面図寄り。
ガレージ断面図。
階段を上がると2階部分がありますね♪
段々、ワクワクしてきました。
■12月12日(木曜日)
土地代金の一部を手付金として振り込みました。
ネットバンクから振り込んだので、何だか呆気なく。。。
まぁ、それでも前進していることは間違いない。
■12月14日(土曜日)
酉戌会にて、「家」の進捗状況を報告。
あっという間の5時間が過ぎました。
愛犬・アメリちゃんとも初対面を果たしましたよ。 ※別途参照
■12月15日
ついに、土地の売買契約を交わしました。
重要事項書を細かく担当者が読み上げ、
都度 「ここまで大丈夫ですか?」と確認されながら
ピリっとしながらも心地よい時間が過ぎていきました。
全てはマイホームが出来るまでのイベントだと思えばこそです。
契約には、なんと匠も同席して下さり、素人だけの我々の不安を払しょくして下さいました。
契約が済むと、建設会社の方達と御土地を訪れて
杭の境界線の距離を巻尺で計測し、間違いがないかを確認しました。
寒空の中、所長さん、部長さんが自ら計測をして下さいました。
ここまでが、土地契約に至るまでの顛末です。
記憶を呼び戻して書いているので、本当はコレの数倍は?物語があったようにも思います。
ここまでで一番、難儀(苦労)だったのは、やっぱり皆さんと同じで、銀行の選定じゃないかな。
キャッシュで買える人は、絶対にキャッシュで買うことをお勧めします(笑)
今後は、逐一、ここで書いていこうと思いますので
これから家を建てる人、ビルトインガレージが欲しい人の参考になればいいと思います。
まぁ、一番は自分と相棒の備忘録というか日記なんですがね。
その時感じた気持ちは、時間が経過するごとに薄れていきますから
興奮した時は飾らずに、がっかりした時もそのままに、書いていきます。
2013年12月15日












