2021年6月10日(木) AKB48 THE AUDISHOW(チーム4) レポ | 2コ下のブログ

久しぶりのTDCホールイベント。総選挙もない、ジャンケン大会もない、公演はなかなか回ってこない、メンバーにとって頑張りようのない状況の中で、珍しく企画されたイベントだったので期待が大きかった。

大成功だったみぃちゃん卒コンと、AKB単独コンサートが開催できたことで、TDCのイベントが開催できる見通しは立ったが、問題はその内容だ。タイトルのAudishow(オーディショウ)は読み方がよくわからないし、長くてインパクトが弱い。演劇とライブの融合とか言われても、ヲタクは大抵どっちか、特にライブが好きなのであって、中途半端になるんじゃないかと、不安しかない。私なら、「勝ち抜きLIVEバトル」とか、「スペシャルなライブ前夜」とか、もっとわかりやすい名前を付けるけどなあ。

 

■席が埋まり切らなかったイベント

 

単独さん、ペア、3~4人、それぞれのパーティーと、隣のパーティーの間は1席空けで、前方5列は席撤去、最前6列目は空席だったので、結局7列目から。2バルの翼最先端ブロックは空席、3バルはセンターブロックのみという構成だったので、キャパの50%ということはないけれど、かなり少ない収容だった。当選祭りだったということも聞いているので、集客には苦戦したようだ。

 

卒コンや単独ライブと比べて、イマイチ席が埋まらなかったのは、この謎のイベントがどうなるのか、ネタバレを警戒するあまりにきちんとヲタクに伝えられなかったことにある。ただ、AKBが時々やる単発の謎イベントは、迷ったら参加しておいたほうが良いのは間違いない。たとえば過去にはこんな神イベもあったのだ。Ogi祭りも、武道館の「推しメン早い者勝ち」も、「東京秋祭り」も、伝説のイベントは単発が多い。

 

今回のイベントでいえば、毎回出演しているレギュラー、小栗有以、岡田奈々、浅井七海、岡部麟、倉野尾成美、田口愛佳、山内瑞葵の7名(降板したけど柏木由紀も)がお目当てだったら、配信でもよかったかもしれない。しかし、推しカメラ目線で見るのなら現場しかないのだ。

 

DVDで推しカメラ切替えできるのは贅沢だと思うけれど、ネット配信のコストを考えたら、推しカメラ配信してくれてもいいと思うのだが、なかなかそうはならない。ヲタク獲得には有効だと思うのだけれど。ただ、今回TDCホールのカメラとスイッチャーは有能だったことははっきりと書いておく。ぴあMMのカメラは最前のレギュラーしか写していなかったので、現場のビジョンも全く役に立っていなかったが、今回は後列のメンバーも含めてちゃんと全員をくまなく撮っていた。ちゃんとメンバー個人が認識できていて、曲をちゃんと知っている人が撮っているのか、そうでないのかはすぐにわかってしまう。そして今回よく抜かれていたのは、せなたん、せりか、ゆづか。効果的に抜かれていたのは、きぃちゃん、きょうちゃん、彩希。もうこのセレクトを見ただけで有能なカメラだと思ってしまう。

 

■全体の感想

 

演劇パートは覚えるほどの台詞がないにもかかわらず棒読みで、演劇というよりはテンポの悪いコントだった。ただ、ちょっと凝った構成をしたMCだと思えば、十分アリだと思う。ライブと演劇との融合なんてかっこつけないで、新感覚小芝居とゲーム付き結果がどうなるかわからないライブ、くらいに言っておけば期待外れという批評は受けなかった筈だ。

 

ただ、笑顔とダンスと歌という3つのポイントによるオーディション形式でメンバーの個性をピックアップし、その後の曲でポジションを与えるというアイデアは良かったと思う。なかなか16人公演ができない中で、チーム内のよくわからないメンバーを知るきっかけにもなったのではないだろうか。メンバーのSNSを見ていると選定結果も予定調和の出来レースではなく、一応ガチでやっていたようなので、緊張感もあって良かったのではないだろうか。

■セットリスト 【M】=曲 【A】=オーディション 【MC】=MC

【M】浅井七海ソロ
【M】AKBフェスティバル
【M】言い訳Maybe
【A】EKB48
【M】君のことが好きだから
【M】会いたかった
【A】UKB48
【M】NO WAY MAN
【M】ウッホウホホ
【A】KKB48
【M】365日の紙飛行機
【M】残酷な天使のベーゼ
【A】久本雅美登場
【M】ヘビーローテーション
【M】Overture
【M】1994年の雷鳴
【M】私たちのReason
【M】今度こそエクスタシー
【M】正義の味方じゃないヒーロー
【M】細雪リグレット
【M】強い花
【M】さよならクロール
【M】Give me Five
【M】LOVE修業
【M】清純フィロソフィー
【MC】特典抽選会
【M】恋するフォーチューンクッキー

 



■感想詳細

 

以下、流れに沿って感想を記す。

【M】浅井七海ソロ

overtureもなく、(初日なので)今日は一体どんなスタイルになるのかわからないまま、いきなりソロである。なーみんのファンは良いと思うが、割と長い前説があって、どうして冒頭でいきなりソロなんだろう。このあとのイベントがどうなってしまうのか不安になる展開だった。会場のヲタクも明らかに戸惑っている。

【M】AKBフェスティバル

せなたんは、せりかと登場

 

途中抜かれる

 

今日はサイドポニー。揺れまくって目立っている。


【M】言い訳Maybe

歌い出しのポジションについたところ。せなたんは最前中央上手よりの好ポジションである

 

歌い出しからいきなり抜かれる

 


愛しくて切なくて~

心を込めて歌います

 

ヒキでも画面中央

 


好きだ 好きだ 好きだ~

 

ゴージャスなラスト

 

そしてヒキ

【A】EKB48

挑戦メンバーと自ら設定したシチュエーション


多田京加  名前を間違えて呼ばれたとき
蔵本美結  お弁当選び
行天優莉奈 高級チョコ値引き
小栗有以  褒められたとき
馬嘉伶   電話で名字を間違えられたとき
石綿星南  マネキンに話しかけたとき
田口愛佳  バッドボーイズさんを見たとき
吉橋柚花  乗り過ごしたかと思ったとき
稲垣香織  クリームソーダーを無料で貰ったとき
本間麻衣  手を振ったら後ろの人だったとき

ゆいゆいが役名(山田マネージャー)を忘れて清人さん呼びをする。清人さんが「山田清人です」と引き取る対応力はさすが。
褒めて下さいと言われた清人が気持ち悪い褒め方をする。結果、ゆいゆいの笑顔も微妙に。


馬嘉伶が前のメンバーと逆方向に行かなければならない、はける方向を間違える。きっと緊張していたんだな。

せなたんはバッドボーイズのお二人にかなり積極的にツッコまれ、ちゃんと対応できていたので全文を載せておく。


石綿さんはどんなシチュエーションでどんな笑顔を見せてくれますか?

私は小さい頃経験した話なんですけど
まだ小さいけどね、あんたね


あーん(怒)
あーんって
まだダイブ小さい

いやいや、もっと小さい、幼稚園生くらいの時
幼稚園生くらいの時?
はい。
幼稚園生くらいの時に経験した話なんですけど。


えっ? スベらない話?
いやいや、


笑顔見せてくれって言っているんだから。何ですか?


えっと、お母さんだと思って話しかけたらマネキンだった時の笑顔をします。
じゃあいきましょう。321どうぞ!


ねえママ、あっちにカワイイ洋服あった。ねえ、聞いてる? 

あ、硬っ! 

マネキンだった。  てへっ。

(キラリン) ステキな笑顔

どうでした?


今時漫画みたいなてへっですよ。ありがとね。

現場で拍手を聞いていて、確かに稲垣が優勝だったが、それに迫るくらい、石綿と田口の拍手も大きかった。

【M】君のことが好きだから

祈っているよ~

祈っているよ~

一方的に~

気持ちで~

人混みに~


【M】会いたかった

会いたかった~

 

自転車全力で~

 

誰よりも~

 

本人も意識して頭を振っていると言っていましたが、効果抜群ですよ。会場のヲタクも、カメラマンさんも、みんな吸い寄せられてしまいます。これぞ爽やかアイドル。

 

好きだと言おう~

 

時折こうやって舞台を横切るような大移動をしますが、な、なんとカメラが追っています! 明らかにせなたんを推している!

 

ラララララ~

個人的にこの曲で一番エモいとこ。


せなたんは、ちゃんとバルコニーも見ています。

 

 

 


【A】UKB48

大森美結  客席煽り
倉野尾成美 UKB
黒須遥香  ロックバンド
岡部麟   2トントラック
永野芹佳  軟体
山内瑞葵  動物園
村山彩希  脂肪燃焼
佐藤妃星  ターン

拍手は圧倒的に彩希。岡部と永野が次点。


【M】NO WAY MAN

ワンフレーズ終わったところでセンターへ

 

Why?

 

Why?

 

何を信じれば良いんだ~

 


【M】ウッホウホホ

 


UKB優勝の彩希がソロパート

 

ラスト

 


【A】KKB48

岡田奈々 残酷な天使のベーゼ
高橋彩香 きまぐれロマンティック
浅井七海 プリテンダー

なーみんの握手が大きかった気がしたが、なあちゃん当選。


【M】365日の紙飛行機

ワンコーラス終わったところ(カミテ最前にいます)

 


【M】残酷な天使のベーゼ

【A】久本雅美登場


【M】ヘビーローテーション

【M】Overture

【M】1994年の雷鳴

隠してた~

 

土砂降りの雨~

 

なすすべもなく~

 

こころに~

 


ラスト キレの良いターン

【M】私たちのReason

ポジション移動、全力疾走のせなたん(シモテ側)

 

どこにいてもすぐにわかるね

 

私たち~


【M】今度こそエクスタシー

【M】正義の味方じゃないヒーロー

【M】細雪リグレット

純白のドレスで雪のように舞う姿は、この曲にぴったりです

 

追いかけてきてくれるわ~

素晴らしい情感のこもった表現力。

何ならこの曲見れただけで来た甲斐があったわ。

 

こどもじみた~

と歌う姿は子供っぽくありません。

 

1サビ


【M】強い花

【M】さよならクロール

冒頭。どこにいてもすぐわかります。

ちなみにカミテ最右翼。

 

遊泳禁止の~

 

追いかけたい~

爽やかで軽やか、夏の似合うアイドル。

 

ヒミツの憧れ~

とびきりの笑顔。王道ザ・アイドル!


【M】Give me Five

冒頭、カミテ集団の空中にいます

 



制服はもう脱ぐんだ~

 

春の風に~

 

やがては~

 

散って~

 

間奏部分

 

最高だった~


【M】LOVE修業

前奏部分 エモい、泣きそう(私が)

 

心が痛いよ~

 

片思い~

 

移動しながら肩を気にしている

 

あー、右肩が落ちちゃっているけれど、まあこういうデザインの衣装だと思えば全然アリ。


【M】清純フィロソフィー

冒頭。シモテブロックでセンター向いて立っています。

白ーく~

 

なーれる~

 

よーうに~
カメラが見つめているのは最前でしゃがんでいる先輩ではありません。

堂々と歌い上げるせなたん。

伴奏

後列でもしっかり抜かれています

 

ラスト!


【MC】特典抽選会

【M】恋するフォーチューンクッキー

スペシャルゲストの久本雅美さんと、バッドボーイズのお二人も参加して、全員で。

清人さんがポジション間違えて最前に。

なあちゃんに誘導されて後列へ。

せなたんのウケてる様子を見ると、ネタじゃなくてマジだったらしい。

 

1度は落ち着いたように見えたが・・・

 

左右の位置が違ってウロウロ。

見守るせなたん。

 

きょんちゃんにもウケてました。

 

あなたのことが~

 

好きなのに~

 

運勢~

 

 


【MC】終演

 

最後、バイバーイとやるところは、せなたん推しカメラから始まりました。もう、このコンサートはせなたんのためにあると言って過言ではないでしょう。

 

ただ、せなたんはシモテ中心に手を振っていて、せっかくフリーなんだからセンターもカミテも、会場中のヲタクを惹きつけるように、盛大にアピールしないと勿体ないと思いました。気のせいでも、「レスくれた」って思ったヲタクは好きになるのだから。指差しでも、投げキッスでも、ここで放出しておいてソンはありません。やっぱりベテランの先輩達は自然に上手にやっています。

 

でも、以前と比べると、ちゃんと2バル、3バルは目線が行っていました。それは成長だと思います。実際、上の方にいると、嬉しさが半端ないからね。

 

せなたんは忙しかったからアーカイブを見ていないんじゃないかな。まさか「せなたん生誕祭」か?ってくらい、抜かれまくっていたことを知ったらきっと自信につながると思います。そして、どの瞬間を見ても、抜かれる価値のあるキラキラ感とステキな笑顔たっぷりで、AKBが元気を取り戻すためになくてはならないメンバーになっていることを自覚できるでしょう。

 

私は現地で推しカメラ状態でずっと見守っていましたから、これ以上もっと素晴らしい場面もたくさん目にしましたが、行って良かったと断言できる、大満足のコンサートでした。