クレイマーで思い出した | 『のびしろ』しかない~♪☆生きるは修業☆

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認知症の父、2023.12月にホーム入所。
夫とわんこのこと。
多発性筋炎のこと
オストメイトの
わたしの
日々の心を綴ります。

『クレイマーなの』のブログを書いてから、

思い出しました。


かなり前の話です。10年くらいかな。


夕飯の買い物にスーパーへ行ったの。

鮮魚店(その店は店内で魚をさばき、そこでお刺身なども造っています。)を回ったら

美味しそうなブリの切り身がトレイに並べてあったの。

大きな切り身で脂が乗っていて、一切れ100円でした。

『ブリの照り焼きにしよう』と、

お店の若い兄ちゃんに

『このブリ、四切れ下さい。』と言ったの。

兄ちゃんはダルそうに

ビニール袋を左手に

トングで切り身を掴んだけど、

一切り身、二切り身、三切り身まで、見事に床に落としたの。

四切り身は辛うじて袋の中に収まりました。


『啞然』

として見ていたら、

落としたブリの切り身を水道水で洗い、

袋にいれようとしたの。

間髪入れず、

わたしは

『それじゃなくこっちを下さい!』とトレイのブリの切り身を指さしました。

心臓はもう、あまりの事に

バクバクでした。


他に買うものをメモしてきたけれど、

一目散にレジに並び、会計して走って車に乗り込みました。


まだ心臓がバクバクしていて、

真っ先に姉に電話しました。

『今ね、○○スーパーでとんでもないことが起きたんだよー。これこれしかじか、、、』

そしたら、姉がなんと言ったと思います?

『焼けば問題ない。』

わたしはまたまた衝撃を受けて、

家に車を走らせたの。


家に帰って、

夫に話したら、

夫『とんでもないことだ。店に電話してやる!』


わたし『いらないよ!店にもう行かなきゃいいことだよ。

それに電話したことで若い兄ちゃんが首にでもなったら、大変だよ。』

夫はわたしが止めるのも聞かず、

何店舗もあるうちの本店に電話して、

しつこくどの支店か聞かれたけれど言わないで、

『今後こんなことが無いように各店に指導して下さい。』と伝えました。


昔、自分も食品に関わった仕事をしていたことがあって、

『衛生面ではもの凄く気を遣っていたから、許せない。』とのことでした。


わたしはあまりの衝撃に

それから3年間

その店に近づくことができませんでした。


切り身を落としても顔色ひとつ変えなかった兄ちゃん。

『あれは普段から落とし慣れてるな。上の人に落としたら洗っとけばいいんだよ。 って言われてるな。』と、思ったのです。


そうそう、

姉の発言ですが、

夕飯の支度に忙しくて、

かまっていられなかったのだと

自分を納得させています。


おしまい。


わたしってこんなだから、

こんなに神経質だから、

何度もがんになったかなー。