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アラビアの踊りの衣装がないまま、写真撮影が始まろうとしていた。

** 昨日の記事の続きです → 「衣装はどうするのか?
**この話しの一番最初から読んでいただけると尚よいです。ここから5編あります。 →「筋肉キャラダンサー、ドミートリ




「何か変わりになるパンツはないの?」


、、とディレクターは言った。


「何か変わりになるパンツがあるかもしれない?」



期待を持って、ディレクターとリンダの顔を見た私だったが、

ディレクターは、この質問は、、、私に投げかけていたのである。



「ゆとりのあるパンツよ。ジャズパンツのような、、」



ゆとりのあるパンツ、、何かあるかもしれない。

、、でも、


ないかもしれない。。



「何かあると思うけど、、、あるかなぁ、、」



しばらく考えていた。



「ジャズパンツよ。ジャズパンツをはいて、膝と、裾のところをすぼめるのよ」


「ジャズパンツならもちろんありますけど、、黒い色のパンツでいいんですか?」



黒い色のパンツでいい、、ということだったので、最悪、ジャズパンツでいくことになった。



できればもっときれいな色のパンツを見つけたいところだ、、

そして、タローの「ジャズパンツ」と言えば問題が、、




タローは、太ももの筋肉がけっこう発達しているため、

ゆとりのあるはずのジャズパンツもピッタリなのだ。(_ _。)


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幸い、、写真撮影の開始時間は遅れそうだった。


そうでなくても、予定されているタローの撮影時間まで、1時間ちょっとある。


すぐに車に飛び乗って、代わりになるパンツを探すために帰宅した。

スタジオから我が家まで、運転で約10分。



バレエを終えてスタジオで待機するタローと、携帯で連絡を取りながら、家の中の使えそうなものを探った。


パンツは、、、やはりジャズパンツ以外に見つからない。


あまり時間がない。


衣装をまとめている簡易クローゼットの中を探っていたら、


2年前にミュージカル「リトルマーメイド」に、王子役ダンサーとして出た際に使用した

赤いサッシュが出てきた。


「これが使えるかもしれない」


そして、昨年度、次男ジローが「海賊」を踊った際に使ったハチマキや、

その他、飾りで使えそうなものを全部と、裁縫道具をバッグに放り込んだ。


でも、、、

「あまり、期待したものは出てこなかった、、」(/_;)/~~ 


━─━─━─━─━─


ハロウィンを2週間後に控えてたこの日。


「ハロウィンコスチューム屋に、5分だけ、、立ち寄る時間があるかも!」

「絶対にアラビアのパンツがあるはず。キラキラの衣装?を持参して、ディレクターを驚かせよう」



タローに携帯で撮影の進行状態を確認する。

かなり遅れているようだ。。よし、寄り道をしよう。



ハロウィンコスチューム屋に、血相を変えた表情で足を踏み入れた。

「何かお探しですか?」

、、と、店員が声をかけてきた。


「アラビア風のパンツ、、、男性用のサルタンパンツを探しています」


、、、期待をこめて訪ねた。



店員は、店を探すことなく、


「サルタンパンツは全部売り切れちゃったんです」、、と答えた。


え!!


ほんとに!?

念のため、店の中を確認してくれないの?


あきらめきれず、じたじたした。


「アラビア風のサルタンパンツ、、です。女性用でも残ってる可能性はありますか?」


2人の会話の様子を聞いて、別の店員がやってきた。


別の店員が会話に加わったが、やはり、

「サルタンパンツは売り切れてる」


、、ということだった。


ほんまか~~~い?なんかあるんとちゃうの~~~ん!


、、と店の中を一周したいくらいだったが、時間がない。


店員の言葉を信じ、この店は諦めることにした。


別のハロウィンコスチューム屋に寄る時間は もはや、もうない。


ハロウィンを目前に迎えた金曜日の夕方は、店がある付近は、どこも渋滞気味である。

賭けに出る時間などなかった。


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この、スタジオの近所にある ハロウィンコスチューム屋と同じモール内に、

日本でいうしまむら」的なお店 が2つある。


いつも、衣装用に変わった「掘り出し物」を求めて利用する方のお店「バーリントン・コート工場」は、

すぐそこ、、、とは言え、

大きな駐車場を2つ挟んだ距離にあるので、時間的に自信がない。



仕方ない。。駐車場の反対側に見えている、もう一つの「しまむら」である、、「ROSS 」という店へ走った。



ROSS の店内を、男性服のコーナーを探して走った。

ノンビリ買い物ムードの金曜日の夕方、血相を変えて走る私を遠目に見る他の客は、

みな、雰囲気を察して、サッと私が通れるように道をあけてくれる。


何度も何度も、男性服のハンガーにかかっているパンツを猛スピードでチェックした。


「ダメだ、、」


大きなポケットがついていたり、、現代風のかっこ良いラインが入っていたり、

話しにならなかった。



もう一つの「しまむら」、、「バーリントン・コート工場」に走りたい衝動を抑え、

自宅から持参したジャズパンツを持って、スタジオに戻ることにした。



モールは混んでいて、駐車場から車を出すのもスムーズではなかった。


もうギリギリだ。。。もう一つの「しまむら」に行かなくてよかった、、



あとは、持参のジャズパンツをアラビア風に仕上げる方法を考えなくてはいけない。


たかが写真撮影だけど、、不安だ。


(つづく)



、、、写真撮影の件、一つの記事にまとめれると思ってたんですよ、、
それが、まだ終わってへんや~~~ん!!

んで、なんで、こんなドラマチックにしてんねん、、、ほんま、調子に乗ってすみません(汗)
次で終わらせるつもりなので、ご辛抱を。。



さて、続きはコチラです~ →「写真撮影の結末は、、





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スタジオの経営者であり、バレエの先生であり、総合芸術監督であるスタジオディレクターに

くるみ割り人形アラビアの踊りの男子の衣装を新調したいと交渉をした、、** 先日の記事から → 「アラビアの衣装に不満

その3日後に、パンフレットや広告に使用するための、くるみ割り人形主要キャストの「写真撮影」があったのだが。。
** 昨日の記事参考 → 「くるみ割り人形パンフレット事情


** この話しの一番最初から読んでいただけると尚よいです。ここから4編あります。 →「筋肉キャラダンサー、ドミートリ




3日前、アラビアの踊りの衣装新調の交渉をしたそのときに、どうして私は

「写真撮影の時の衣装はどうしましょうか?」

、、と聞いておかなかったのだろう。


ディレクターの限られた時間に精一杯、衣装の仕上げについて詰めて話したかったために、

たった一言で済んだであろう、この質問をするのをすっかり忘れていた。



風邪で寝込んでいたこの日に、わざわざ起き上がって交渉のために出動したのは、

おそらく、3日後の写真撮影を意識していたのだと、自分でも思うのだが、どうやら、

「ディレクターに伝えたいこと」リストの中に、この写真撮影の質問を入れていなかったのだ。(アホ)


家で、寝込みの続きをやりながら、、時々うつろに考えていた。


3日間で、写真撮影に耐えれるだけの「臨時」のパンツを作ってみるか。



「布選び」からして、裁縫はド素人な私である。

ミシンも新品同様にしまわれたまま。。

そして、久しぶりの恐ろしい風邪ひき中で、体調は最悪である。

慣れていることならともかく、、どうしたとこか。



そもそも、新しい衣装にこだわってるのは、タローの親である私だけで、

ディレクターにとってはどうでもいいことなのでは??




交渉して3日後に早速「このパンツ履かせてくださ~い o(^▽^)o」、、なんて、

衣装の途中経過チェックもしてもらわずに、突然に臨時ものを持参するなんて、どんだけ図々しいの、、



、、でも、そこでオッケーが出るかもしれない。

「これ、、雑ですが、サンプルに作ってみたんですけど、、」

「あら、いいじゃない。写真には充分よ。使用しましょ」



、、そんな空想をしながら、腰を上げかけながらも、何も進展せずに3日が過ぎていった。



メールか電話で問い合わせて、撮影のための「仮」の新しい衣装に「GO」サインが出ていたら、

初心者であろうが、苦手であろうが、臨時の衣装作りに頑張ってたと思う。


自慢じゃないが、私は「土壇場の底力」を発揮してきたことが多くあるのだ。
(逆に言えば、土壇場までいろいろ引っ張ることが多いのだが)



「たかが写真撮影のことは大それて考えなくていいわよ。スタジオにあるので充分よ」

、、おそらく、そう言われるのが怖かったのかもしれない。


「新しい衣装にこだわってるのは、実は親である自分だけなんだ、、」



今、考えれば、行動を起こさなかった自分が愚かだが(← ほんま、なんで行動おこさなかったのか不思議)

何も変わらないまま、写真撮影の日を迎えた。



撮影が予定されていたその金曜日の夕方、

撮影準備の時間が近づいてき、女の子たちは、スタジオ事務所で舞台用のメイクなどを始めていた。



事務室では、その日、スタジオでは大御所父兄のリンダがお手伝いをしていた。

ディレクターと、かなり親しくしている1人で、

昨年度のプレコンクールで、ディレクターがタローを露出キャラにしてる、、と大笑いしてた大人の1人である。

(その時のプレコンクールの記事 → 「衣装チェックで作られたキャラ」)



「タローの今日の写真用の衣装なんだけど、、」、、と、リンダに話しかけた。



リンダは、

「倉庫から出してあるわよ。こっち、こっち」

、、と私を事務室の奥に通し始めた。



「やっぱり、写真は古い衣装でやることになっていたんだ、、」

「張り切って臨時のパンツなんて作らなくて成功だった。。あの衣装はイヤだけど、たかが、写真、、」





リンダは、

「はい、これが衣装。あ、ターバンはこっちね」

、、と私に、衣装を渡し始めた。



人ごみでざわざわとした雰囲気の事務室の片隅で、私は衣装を受け取りながら、非力にリンダに言った。


「実は、つい数日前に、ディレクターと話して、今年は違うアラビアの衣装を着ることになったんだ、、」

「でも、まだ今日は新しいのがないからこれを着るしかないんだよね」



「、、、?」

「なにそれ? 知らなかったけど、、、ちょっと確認してみようか」


そのとき、、



事務室の奥にあるディレクター室から、私が手に昔の衣装を持っていたのを垣間見たディレクターが、

すごい剣幕で 出てきてリンダに言った。


「ノーノーノー!」

「そんな衣装使わないわよ!」




私が「あ~いやだ」と思って、衣装新調を申し出るというワガママ行動に出た、このダサい衣装を、

ディレクターから否定してくれたのだ。。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。



この衣装がイヤで、新しい衣装にこだわってたのは、私だけじゃなかったんだ。。 。゚(T^T)゚。




「ほな、3日で何か準備せ~よ!」

、、というツッコミは、お願いなので、ほんま頼むので、心に留めといて~~。 (← やかまし~わ!)




、、写真撮影準備が始まるべき時間が近づいていた。




「え? 新しい衣装はないの?」


、、と、私に聞いたディレクターだったが、すぐに、

あまり時間がなかったから無理はないか、、という顔をした。





私がタローには着せたくない!、、と思っていた衣装をディレクターにも否定してもらって、

内心、すごく嬉しかったタローの母なのだったが、、それどころでない!


いったい、どうするのか!?



タローのアラビアンの写真撮影は、開始から3番目に予定されていた。



、、、、( ̄ー ̄;


たかが、写真撮影でこんなに引っ張る自分が信じられん。。(汗)
しかしながら、やはり収められなかったので、続きは次回に行きやす。
こんな長いの読んでくれた人、どうもありがとう~。



続きはこちらからどうぞ →衣装がない、、時間がない、、の写真撮影

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うちのスタジオでは、毎年10月ごろに、プロの写真家による、

くるみ割り人形主要キャストの写真撮影が行われる。


この写真撮影の主な目的は、

1、パンフレット内で使用する写真を撮る
2、宣伝用ポスター、地元雑誌や新聞への広告に挿入する写真撮影
3、主要メンバーの写真入りの大きなバナーを作成し、劇場ロビーに飾る


、、と言ったところだと思う。



この写真撮影の対象者は、クララ、金平糖の精、雪の女王、花の女王、葦笛の踊りリード、蝶(花のワルツ内)、各国の踊りのリード、、である。



男の子の場合は、人数が少ないため、いくら、一応オーディションがある、、と言っても、

オーディションも「起用しても大丈夫か」、、という、最低限のレベルを見る程度(悲)。

(それでも、今年は小さなドラマがあったのだが、、、それもまた書くかも)


男子はレベルや頑張りに関係なく、どちらかというと年齢順や身長順に、順番にみんなが役をもらえるので、

「役を勝ち取った」感はないため、若い王子やクララ弟のフリッツ、ロシアの踊りのリードの場合も、

パンフレットの中で、今のところ、うちの男子生徒は「主要」扱いされるほどに至っていない。



したがって、写真撮影に誘われることは今までなかった。

ロシアの踊りの写真撮影は、男子がリードになってから行われていない。



、、正式に言うと、写真撮影に誘われたことはあるのだが、クララの飾りとして王子が呼ばれたり、

スペインの踊りをやった時に、リードの女の子をサポートするために呼ばれただけで、

劇場ロビーのバナーに 写真が載っても名前が載ることはなく

パンフレットの方にも、写真つきで名前がトップページに特別に載ることはなかった。



特別扱いしてもらう生徒は、女子の中でもかなり限られる ので当然のことだ。



カタログのトップページでは、主要キャストに限り、顔写真つき/バイオ入りで紹介されている(↓)。

男子ダンサー x 2



名前/紹介文付きで顔写真が出るのは、金平糖の精などスタジオでトップを極めた数人だけだが(↑)、

クララ、各国のリードなどは、パンフの中で、特別撮影した写真を個別に使用してもらえる(↓)。

男子ダンサー x 2




その他大勢の出演者は、パンフ内で各キャストのところに名前が並べられるだけ(↓)。

男子ダンサー x 2



過去の舞台写真が透かしっぽく、ところどころに使用されているが、

「あ、ここに僕が映ってる!」「あ~~~、ちょうど僕がいるところで切られちゃった~」とかそういうレベル。(^^ゞ



パンフレットは、上質の紙に印刷され、昨年のものは合計18ページ。

たかが、一(いち)スタジオの発表会にしては立派なものに仕上げているが、

それは、うちのスタジオに出資してくれるスポンサーもいるので、

スポンサーのために、ちょっと立派に見えるパンフに仕上げる必要もあるということだ。



ところで、このパンフレットでも、

クララの家族や、金平糖の精など主要キャストの家族が希望するならば、

有料で、1ページをまるまる自分の子供の写真で使用でき、メッセージ入りで載せてもらえることができる。



こちらでよく使われる「資金作り」のいい例だ。(舞台資金の話しは過去にも → 「くるみ割り資金」)

1ページ、150ドルだか250ドルだか、、は、自分に関係ないことなので忘れてしまったが、

自分の子供の写真を大きく載せてもらう代わりに、公演にかかる資金のお手伝いができるという訳だ。

有料だとしても、一生に一度のクララの思い出として、写真入りパンフはいい記念品になるだろう。



ところで昨年は、クララ家族が、「順番に回ってきた」王子役と一緒の写真を

パンフの有料ページに使用してくれたので、

王子役をやったうちの次男ジローと友達の T くんも、パンフに大きく載せてもらったのである。

男子ダンサー x 2


こういうところで、男の子はちょっと得をすることが多いね。ありがとうございます。

(でも得することばかりでもないのだよ!)



ところで、今年の写真撮影が行われた日は、

私がディレクターに、タローのアラビアの踊りの 衣装の交渉をした3日後 くらいのことだった。

(衣装交渉のときの記事 → 「アラビアの踊りの衣装がキライ」)



今回、長男タローは、アラビアの踊りとして写真撮影に呼ばれていた。



長くなったので、写真撮影のときの話しは次回にさせていただきます。。



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続きはこちらから読めます → 「衣装はどうするのか?

** ちょっとシリーズ化してしまいましたので、この話しの一番最初から読んでいただけると尚よいです。
合計6編。一番最初の記事はコチラ →「筋肉キャラダンサー、ドミートリ