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うちの「くるみ割り人形」の公演は、基本的に、スタジオの生徒の「発表会」であるので、

出演者はもちろん、うちのスタジオに通う生徒ばかり。(パドゥドゥ相手の客演は除く)

外部からオーディションで出演者を募るなんてことはなく、バレエの初級以外のコースにいる生徒が全員出演。



当然、男子生徒の数に比べて、女子生徒の数の方が圧倒的に多いため、

これらの女子生徒をメインに配役を行われる。

女子の配役にはかなり気を使うと思う。


なので、男子が出演できる箇所が限られるのは自然なこと。



そのかわり、男子生徒は、

みんなの大好きなロシアの踊りに、リードとして毎年 出させてもらえるだけでなく、

王子の役も数年連続でやったり、、、と、

毎年、同じ配役と言えども、ソロなどで目立つ出演になることが多い。


その他、小さいときは、ネズミやエンジェル、お花のワルツのコールド(アンセンブル)に入れてもらえることもあるが、

やはり、大人数の女子の中に、男子が1人~数人だけ、、となると、

自然に男子が目立つような振付けにしてもらったりするので、



毎年、同じような配役で出演、、ということに全く文句などは言えない。




今年、うちの長男タローは、いつものロシアの踊りのリードに加えて、

アラビアの踊りにも入ることになった。



私は、個人的には、もう一つキャラクターダンスをやらせてもらえるのなら、

スペインの踊りか、中国の踊りの方が嬉しかったが、


女子をメインに配役を考慮すれば、うちの中国の踊りに男子を入れてもらえる可能性は皆無で、

スペインの踊りの方も、男子一人を入れた振付けにするのは面倒そうだ。

(過去に2回、スペインの踊りには入れてもらったが、女子との人数の兼ね合いで、滅多にチャンスはなさそう)



大半の女子をメインにした「発表会」レベルのくるみ割り人形に、

大幅な改革を毎年はやっていられないのは理解しているので、中国の踊りを経験することがなくても文句はない。



さて、アラビアの踊り自体は大好きなのだけど、、

アラビアの踊りに配役されたことに、ちょっと不満を感じていた理由の一つが、

スタジオが持っている、男性の衣装。




うちのアラビアの踊りは、女子がメインで男子はサポート役。

(実際に、うちでアラビアの踊りのリードをもらうことは、女子にとってステータスの一つな様子)



男子の衣装なんて、どうでもよいのだろう。。


そんな「どうでもよい」衣装しかないような役を喜べるワケがなかった。



せめて、、、と、ディレクターに衣装についての交渉をすることを決意。



準備周到に、、と、Google で片っ端から「Nutcracker Arabian」等で検索した画像を10ほどまとめ、

Sultan 風と呼ばれるアラビアのパンツの裁縫用パターンをネットで見つけたので即購入し、


10月、アラビアの踊りのリハーサルを行ってたある日、ヒドい風邪をひいていたのだが、

写真のようにまとめた「新しい衣装の提案」パッケージを持って、

ディレクターに、新しい衣装の交渉に行った。


$男子ダンサー x 2



「うちのタローのアラビアの衣装なんですが、、」

、、と切り出すと、

ディレクターの方から、

「何か新しいのが欲しいわねぇ。今うちにあるのは重く見えてイヤだわ」

、、と切り出してくれたので、とりあえず、交渉が進みそうな流れになった。



「海賊のパンツみたいなのが欲しいところだけど、、」

、、とは言ってくれるものの、

リハーサルの後にいきなり衣装の話しを振られたので、すぐにアイデアは出なくて当然だろう。


ここで、話しが途中になり、結局、衣装の新調が実現しない、、なんてことは避けたい!


そこで、検索してまとめた写真を見せたら、

「あ~~、これこれ、こんなのいいわね~」なんて、話しが進んできた。


「衣装の裁縫パターンは、使えそうなのをもう持っていますので」、、とパターンを提示し、


そこで「色は何がいいですか?」「頭の飾り付けは?」「帯は?」、、などと、具体的に質問をして、話しを進めることに成功。


スタジオが持っていた衣装は、上半身がすっぽり隠れる衣装だったので、そういうのがいいのかな、、と一応、

「それで、上半身はどんなのがいいですか?」、、と、さらに持参した写真を見せると、


「いらない、いらない、上半身は何もなくていいから」、、とバッサリ。


そこで、先日書いた「ディレクターが作ったタローの露出キャラ」のことを思い出した、、というオチなのよ。


( ̄_ ̄ i) くだらんかった



ところで、、ものを作ることは大好きな私だが、裁縫は初心者のレベル。

しかも、体を激しく動かす「ダンスの衣装」となると、ド素人のレベル。

、、(ハロウィンコスチュームくらいなら作れる。破れても抑えながら歩きゃ~いいんだから)



最悪の場合は、バレエ衣装専門店で高額を使うか、裁縫のプロにお金を払って仕立ててもらうつもりだったが、

(だって、自腹を切ってでも、自分の子供にはいい衣装を着てほしいもの。)


「アラビアのパンツだけなら、私にも縫えるかも!」


、、と、今回初めて、一から自分でバレエの衣装に挑戦することになったのである。


「うまくいかなかったら、裁縫のプロを雇う」、、というバックアップ計画はあったが、

作りかけのパンツを、昨日の衣装リハーサルで使用したら、

なんとか私の縫ったパンツで大丈夫そうである。



楽しみでなかったアラビアの踊りであったが、ちょっと楽しみになってきた。

(タロー本人の踊りには不安も残るが、、(-。-;)



さて、仕上げの続きを頑張るぞ!





この話しの続きがありますのでよかったらどうぞ → 「くるみ割り人形パンフレットと写真撮影

** ちょっとシリーズ化してしまいましたので、この話しの一番最初から読んでいただけると尚よいです。
合計6編。一番最初の記事はコチラ →「筋肉キャラダンサー、ドミートリ
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毎年、各コンクールの数週間前になると「プリコンプ」といって、

コンクール出場者(出場グループ)の最終リハーサルチェックをスタジオで行います。

(日本語では「プレコンクール」、、というのかな)


うちのスタジオは大きいので、ディレクターは、多くの振付けと指導を他の先生に任せているため、

ディレクターが、他の先生2~3人と一緒に、第3者の目線で、

このプリコンプで仕上がりチェックをして「ダメ出し」などをします。

もちろん、ディレクターが直に教えているクラスの最終チェックもこのプリコンプで行う。



「ダメ出し」というのは、振付けのこともあるし(ステージ上の踊り位置なども含めて)、

顔の表情だったり、表現の仕方だったり、もちろん踊りの技術だったり、、、

コンクール対策のため、総体のステージ評価をする。



なので、振付け/指導をした先生は、

コンクール本番よりも、このスタジオでのプリコンプの方がもっと緊張しているように見える。


特に、ジャズダンスの先生は、若い先生のことが多く、ボスに披露するの、むちゃ緊張するみたい。。



写真(↓)は、ダンス後のディレクターからのダメ出しを聞いている、昨年度のジローのバレエグループ。

$男子ダンサー x 2


チェックされるのは、振付けや表現法だけでなく、衣装をチェックされることが多い。

ダンサーたちも、このプリコンプで初めて衣装合わせすることも多いので、上手くフィットしてるとも限らないし。


「その衣装、そこの飾りが鬱陶しく見えるわ。ちょっとコンパクトに直せる?」

「あ~~、そのヒモはだけちゃったわね」「ちょっとブカブカで格好悪いわね。サイズ直せる?」

「アイシャドーの色を変えて」「髪飾りを付けたらどう?」

、、てなもんである。


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昨年度、プリコンプ前に、ジャズ/モダンのターシャ先生に、

「タロー君には、ジャズ用にターコイズっぽい青いシャツを用意して。ダンスは~~がコンセプトで、女の子はこういう衣装を着るから」

、、と言われ、用意していった。



プリコンプで、そのシャツを着てディレクターの前で踊ったあと、

ディレクターが

「タローのそのシャツ、好きじゃないわ。女の子の衣装と合わないわよ」

「、、、、、、、」

「シャツ、脱いでみなさい」


ディレクターは無表情のまま、、、

「ほら、シャツなしでいいじゃない。それで出なさい」、、と。


、、、あらら、、露出路線?でいくことに決定。


今、サムネイルサイズの写真しかないですが、、(↓)最終的にこうなった。

(拡大しても大きくならないよ、フリッツママさん、、笑)

男子ダンサー x 2


、、肌色ショーツは、本人のチョイス。本人は露出に抵抗なくなってきたようだが、共演の女の子たちは困っている(笑)

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その次に、モダンのグループダンスの披露。

タローは「天使」の役だった。

白いシャツに、白い天使の羽をつけて踊った。


、、このダンスを見終わった後、、ディレクターは感動したようで、涙ぐんでた。

「嬉しい、、全ての生徒が光っていたわ。うちの生徒たちをこんな風に見せれるなんて、、(涙)」
、、と。


振付けを担当したターシャ先生は緊張の糸がほぐれ、スタジオ内が感動の雰囲気に、、



さて、感動の言葉を述べた後、衣装チェックに入る。


ディレクター「そうねぇ、タローの羽だけど、もっと違うのにした方がいいわ」

「それに、、、シャツはなくていいわよ


ここでも、ディレクターは無表情だったが、

回りにいた大人は「クックックック、、、また露出作戦ですかい?」


、、この天使の衣装については、最終的には振付け担当の先生とも話し合って、オリジナルのままでいくことになったが。。ディレクターは不満そうだったけど最終的には承諾。

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その後、タローは、クリスティンちゃんとのロマンチック・コンテンポラリー・デュエットを披露。


クリスティンちゃんのドレスに合うように、白っぽい Y シャツを着て。


ディレクター「シャツをそんなに堅苦しく着ないで。袖のボタンは外して、まくりなさい」

「んで身頃のボタンも堅苦しく上まで閉じるんじゃないの。3つくらい開けなさい」


こう言ってるディレクター、あくまでも真面目で、常時、マジメで険しい表情なんですけど、


回りにいた大人たちは面白がってました。

「クックックック、、、もうタローは露出キャラになっちゃったね(笑)」


うちのスタジオ内で、昨日書いたドミートリのようなキャラになりつつあるタローなのでありました。

(昨日の記事 → 「セクシー筋肉キャラ男性ダンサー、ドミートリ」)


シャツのボタンを3つくらい開けてデュエットを踊るタロー(↓)。

$男子ダンサー x 2




私も面白がってる大人の1人っす。


さて、、今年の衣装はどうなるでしょう。。



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続きの記事はこちらです(違うテーマに入ってます) →アラビアの踊りの衣装がキライ
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アメリカの人気テレビ番組で「So You Think You Can Dance?」というダンス勝ち抜き番組があります。

(邦題「アメリカンダンスアイドル」)



日本でも見ていらっしゃる方は結構いると思うのですが、

何年も前のシーズン参加者で、Dmitry Chaplin(ドミートリ)というロシア人ボールルームダンサーがいました。

** この番組に参加のダンサーは、バレエ、ヒップホップ、、など、いろんなジャンルのダンサーが選ばれる。

男子ダンサー x 2


彼はダンス技術だけでなく、ルックスも、ルックスも(← ハイ、2回言いました)、客を喜ばせる技術もバッチリ。


コンテスト参加中には、鍛え上げた美しいボディーを見せびらかす、、という、

ちょっとおもしろおかしいセクシーキャラで通っていました。


このキャラは、彼ではなく、番組が作ったものだろうけどね。



いつも、シャツのボタンは開けたままで、美しく鍛えた胸元を見せびらかしながら踊り、



または今日はちゃんとボタンを閉じてるな、、と思っても、ちゃんとお約束通り、

ダンスの終わりには シャツ全開&肉体美披露!、、というオチ。(↓)




男子ダンサー x 2




もちろん、そこで、女子たちは「きゃ~~~~~~~~っ!」

いやもちろん、約1名おばちゃんも「ぎゃ~~~~~~~!」

おそらく、一部男子も「きゃ~~~~~~~~!」


、、、だって、かっこええ~もの、、



んで、ゲイキャラでない男性審査員(← 審査員長ナイジェルとか)は「フン!またか!女子はうるさいよ」

、、、的な反応がお決まりだったかな(もちろん半分笑ってましたけど)。



彼は、踊り自体もかなりセクシーなんですが、肉体美披露は、それに輪をかける形です。


たしかに、ダンサーはみんな美しい肉体美なので、肉体を見るだけで芸術よね、、(うっとり)



その番組での彼のソロです(↓)。踊り部分は1分弱なのでよかったらどうぞ。

もっといいビデオがあったかなぁ~。でもここでは、ダンス後の審査員の嬉しそうなリアクションにも注目(笑)

(ここの youtube のコメントも、彼のセクシーさを讃えるものばかりで笑えます、、)






もちろん、ダンスの終わりにシャツ全開で笑いを取る、、というのは

彼のこのセクシーキャラを生かした振り付け師の狙い
もあったでしょう。


、、もう、私もドミートリ、大好きです。(現在は才能ある振り付け師としても活躍中)




どうして、いきなりここでドミートリの話題をもってきたのか、、

長くなるので、次回も含めて2回に分けて投稿します。

いや、、実は最終的には、くるみ割り人形 の話題に繋げたいので、合計3回になりますです。



、、さて、その続きはこちらから →プレコンクールで作られたキャラ



今日も読んでくださってありがとうございました。(ペコっ)



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「奨学金放棄」シリーズは、くるみ割りの記事をいくつか終えてから復活したいと思います。
(↑ 待ってる人がいるかどうかは疑問だが、念のため、、ね)