我が息子け~やん、小学1年生。
乗物は全般的に好きなんだけど、車とオートバイに関しては特に
好きな様で、この辺は親子三世代の血をモロ引いている様だ。
先のサンバーTT2の車検時には、お世話になってる車屋さんで
競技用のシビックのエンヂンを始動して貰い、運転席に乗り込んだかと
思うと勝手にアクセルを空ぶかしして大喜びしたり、筆者の一番大きな
排気量オートバイ(F650GSツイン)の音でも最近は耳を塞ぐとこも無くなった。
どうも内燃機関の音が心地良い様で、古い農機用発動機に興味を示す様に
なった頃から比較的大きな排気音でも怖がらなくなったのかもしれない。
挙句の果てには、2サイクルエンヂンの音も煙も面白がる始末…まぁ何でも
面白いと思い興味を持つことは悪い事でなければ非常に良い事だと思うし、
どんな事においても無駄な知識は一切無いと考えてる筆者であった。
そんな、け~やんさん。
最近になり、ひょんなことから悪友のハコスカに乗りたいと言い出した。
乗せて貰うよう頼んでみるか?何て話をしていたのだが、
そんな折、悪友が業務中に大怪我をして入院したとの連絡が入った。
連絡を受けた時、暫く顔も合わせてなかったので色々と募る話をする傍ら
け~やんをハコスカに乗せて欲しいと頼んだらところ?
退院したら良いよと快諾してくれた。
その後悪友は無事に退院、怪奇祝もとい快気祝の
昼呑みも終えた後日、遂にその日を迎えた。
昭和47年式スカイラインGC10改、ベースグレードはGT。
納車当時は珍しかったエンヂンと足回り等の公認車両だ。
所有歴はあと数年で30年になるけど、購入前のベース車探しから
改造相談、契約、納車時も全て筆者も付合い、引き取り納車の帰り道に
ラヂエーターからのお漏らしが起こり、ら~めん屋の駐車場に駆け込んで、
水道を借りたのは今となっては良い思い出だ。途中でリークストップ買って
入れて帰って来たんだっけね。水ポンプだったら、完全にアウトだったな。
車内は、ステアリングと追加メータ以外オリジナル状態を
保っており、何時でもオリジナルに戻せるようになっている。
そ~云えば、ダッツンコンペのステアリングは初代レプリカ品
なんだけど、筆者が発売日に仕事中に買いに行った代物なのだ。
その時、自分の分も求めておけば良かったのだろうけど、あの頃は
当時モノへの拘りが非常に強く、レプリカには余り興味が無かった。
今考えると、折角の機会を逃し勿体ない感じもするけど、当時の
価値観ではそんな事微塵も感じなかったしなぁ…若さが故ってヤツか。
元々はフルノーマルのワンオーナー車体で程度も良かった個体。
注文時にエンヂンはL20からL28へ換装して、ソレタコデュアル付けて、足回り
部品も交換し改造申請を行い公認車検も取得。(当時バネは要申請だった時代)
競技屋さんはマル改、ストリートレーサーは公認と呼んでましたね。
カーブレータは、双眼鏡ですよ。んな訳ね~だろ?(笑)
因みに今のエンヂンは2機目で、1機目は勿論ご臨終…確か同時期に
足車のH社ビートも何らかのトラブルが出たんだよなぁ…当時、筆者の実弟が
整備士をやってたもんで、悪友はよく整備やら車検やらを頼んでた記憶がある。
1機目のエンヂンの時のカーブレータはOERツインチョーク40φで、
2機目のエンヂンより三国ソレックス44φ、共に3連装カーブレータ。
40φから44φにして不要になったインマニは、益子ベースに捨てに来た
もとい引き取り、カーブレータは車バイク仲間の先輩の元へ行き、ゴリラに
付けたとかと云う噂が流れたのだが、それは勿論真っ赤なウソだった(笑)。
因みに悪友のハコスカにオイルクーラーを付けたので400PSは出てると
思われるっと、真っ赤な嘘のダミーじゃないから出てないか?(笑)。
まぁそれは与太話として、実動オイルクーラーは付いてますよ。
所謂、フルチューンってやつなので…L28改3.5L!!ってのも真っ赤な嘘で、
本当はちゅうぶる(栃木弁で中古)部品だらけだから古チューンだな(笑)っと、
その辺は企業秘密って事で、ご想像にお任せしますよ。耐久性を考えてヘッドの
歪み取りとポートや燃焼室のバリ取り、各部のバランス取りだけってのが
最有力情報だが、情報改ざんの形跡ありの為真相は不明だ(笑)。
他は、タワーバー、コニのショックとH150 バネ、強化クラッチ位かな?
乗り手が特殊な兜歴ウン十年のフリチーンもとい、古チューンまた間違えた!!
どうもミスタイプとブラウザの調子が(笑)…いかんいかん正しくはフルチューンだ。
おっと、忘れちゃいけないソレタコデュアルは、勿論お約束の取り付品けだ。
マニアには涙モノのトラストのタコ足、タコ足から2本パイプの正真正銘の
デュアルマフラーですよ。出口のみが2本のインチキなモノではないんですよ。
んでは行きます。
今回はVIVAチューンナップカーでなく、Oh!!My街道レーサー風に。
ハッタリ半分愛車のデータ
(ほとんど本気愛車のデータではないので悪しからず)
L28改3.2Lフルチューン
ハイカム76°、ポート研磨、ヘッド面研圧縮比10.0、燃焼室加工、
ビックバルブ、ソレックス44φ、極東インマニ、トラストタコ足&マフラー、
オイルクーラー、武蔵CDI、同時点火、ブルーコード、
クランクバランス取り、ピストン重量合わせ、コンロッド重量合わせ、
大容量電磁ポンプ、3層ラヂエター、軽量フライホイール、
強化クラッチ、バン用ミッション改4速、ノンスり、コニダンパー、
H150コイル、ワタナベアルミ、CN36他改造多数。
改造費用200万(当時のお決まりのフレーズ)、最高出力250馬力(お約束)、
最高速240Km/h、ゼロヨン13秒台前半、速いです(怪しいデータ)。
お~言葉の意味はよく分からんが、 とにかくすごい自信だ !!
な~んて、どこまで本当なんだろか?
半分以上ハッタリだな、こりゃ(笑)
当時モノのステッカーたち。
カーブレータのジェットの蓋は種類が混在していた。
面白がってそうするもの、アリかな?
エンヂン始動。
ほえろ!!L型!!(謎)
いよいよ試乗です。
おっと、ベルトがバックルから外れてしまい仕切り直し。
L28に換装された車体は、グイグイ加速します。
助手席のけ~やん、メカドックみたいと大はしゃぎ!!
強烈な加速に驚く様子もなく、ただただ楽しいだけの様だ。
試乗の道中、通りかかったドブ川。
自分が確か中学の頃か…青白のRZ(250か350かは不明)が
捨てられてたのを覚えていたが、その事を悪友も覚えていた。
当時、ドブ川の向いが某国立大の寮で、卒業時に寮生が2輪や自転車を
置き土産にされてる事が多かったし、ドブ川に捨てられた物も多かった。
け~やんに、湘爆の権田さんと同じオートバイが捨ててあったんだと話したら?
アニメの「湘爆のGTサンパチストーリー」みたいだね、だとさ。
試乗中に悪友にその内容の解説をしていたら?
寡黙な悪友が大笑いしていた。
そんな姿も昔と変わってないね。
熱血硬派ハコスカ君は、悪友と云いつつも
自分の大切な財産の一つだ。