2chの不思議 -9ページ目

2chの不思議

2ちゃんねるの話題です!





ネット上の色々な意見を拝見して廻るにつけて、現在世間を騒がせているソーシャルゲーム規制も含めて、なぜこのようなトレンドになっているのかその背景が意外に理解されていないようです。ということで、本日のお題は「ソーシャルゲーム規制は長期的なトレンド」です。



近年、警察の介入によってニュースを騒がせている様々な案件を並べてみます:



”ソーシャルゲーム業界規制

「景表法以外での規制についてはコメントを差し控える」松原国家公安委員長

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120510-00000034-isd-game



サイバー犯罪対策

警視庁が「2ちゃんねる」関係先を家宅捜索

http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120307_516923.html



クラブ摘発

人気クラブの経営者逮捕で衝撃広がる “踊る・ダンス”の基準に疑問の声

http://news.mynavi.jp/c_cobs/news/getnews/2012/05/post-1930.html



雀荘摘発

全国で雀荘 社長逮捕へ 府警、客に賭博させた疑い

http://news.nifty.com/cs/headline/detail/kyoto-20120509-P20120509000072/1.htm





上記は昨今話題となっているソーシャルゲーム規制も含めて、これまでそれほど厳密な運用が為されてこなかった分野において、近年、警察が急に厳しい運用に向って一気に舵を切り始めた業界一覧です。各業界とも強制捜査やら指導やらと様々な影響を受けているワケですが、これらはすべて一つの事象とリンクしています。それが「警察官僚人事」です。



実は、現在警察の官僚人事は日本の警察行政始まって以来の「奇特な状態」といわれておりまして、警察庁長官、警視総監という警察行政における主要ポストの2つが生活安全局長という特定の役職経験者によって占められているという状態です。そもそも生活安全局長というのは必ずしも警察行政の中では「花形」とはされて来なかったポジションであり、現・片桐長官がこのポスト経験者として警察庁トップとなるのも初めてならば、長官、警視総監という主要ポストがそろって生活安全局長経験者(現・樋口警視総監は前・生活安全局長)で占められる状態も初めてです。



民間企業と同様に、トップ人事によって組織全体の重点強化項目が変わるというのは非常に自然なことであり、当然ながら現在の警察行政のあり方にも、生活安全局が主要ポストを占めているという現在の人事が大きく影響しているわけです。じゃぁ、生活安全局がどの分野を所掌事務としているかといえば、サイバー犯罪、風俗営業、賭博の取り締りなど、上に挙げた様々な業界を一手に引き受けているワケでして、一見、無関係に見えていた各業界における規制強化の動きはすべてこの一点に繋がるわけです。



現・警察庁長官も警視総監も昨年就任したばかりですから、逆に言えば「このトレンドはしばらく続きますよ」ということ。関連する各業界においては、現在の各規制強化の動きを短期的なものとして小手先の対応で乗り切ろうとするのではなく、中長期的なトレンドとして捉えた上での対策を考えた方が宜しいかと思います。ま、もともと結構いい加減な状態で営業を続けてきた部分が多いですから、これを良いキッカケとして持続的かつ健全に業界が発展できる方策を改めて考えてみるのが「吉」かと思います。



木曽 崇

国際カジノ研究所 所長



(アゴラ編集部)



【関連記事】

ソーシャルゲーム規制は長期的なトレンド --- 木曽 崇

派遣会社はピンハネしているか --- 古舘 真

「日本型××」がいけないんだ!

アコーディアゴルフの乱(その1─株主優待と利益供与) --- 山口 利昭

大阪維新で地方新聞の時代が来る!



「この記事の著作権はアゴラ に帰属します。」




















消費者庁は5月9日、インターネット上での商取引に関するガイドライン「インターネット消費者取引に係る広告表示に関する景品表示法上の問題点及び留意事項」を一部改定し、口コミサイトにおけるステルスマーケティング(ステマ)が景品表示法に抵触する可能性があるとの見解を示した。



このガイドラインは、昨年10月に公表されたもので、これまでも口コミサイトでの関係者による“サクラ書き込み”や、広告主が芸能人や人気ブロガーに依頼して、その商品に関する不確かな情報をブログに掲載させることなどが、問題行為として挙げられていた。



今回の改訂で新たに問題行為として書き加えられたのは、“口コミ代行業者”によるステマ行為で、「口コミサイト」に関する「問題となる事例」として、以下の文が追加された。



「商品・サービスを提供する店舗を経営する事業者が、口コミ投稿の代行を行う事業者に依頼し、自己の供給する商品・サービスに関するサイトの口コミ情報コーナーに口コミを多数書き込ませ、口コミサイト上の評価自体を変動させて、もともと口コミサイト上で当該商品・サービスに対する好意的な評価はさほど多くなかったにもかかわらず、提供する商品・サービスの品質その他の内容について、あたかも一般消費者の多数から好意的評価を受けているかのように表示させること。」



この消費者庁の動きに対し、2ちゃんねるでは「【社会】消費者庁、ステマ行為を問題と認定-景品法の事項を一部改定」というスレッドが立てられ、以下のような意見が寄せられている。



「ステマの問題は口コミサイトに限らんだろ

広告であることを隠して新聞記事やテレビ番組で持ち上げるのも重大問題」

「ステマか正当な意見かはどこで見分けるのかね」

「なんだろう、こういうのって無駄に褒めたり無駄に叩いたりするのもステマとして見られちゃうのかね」



基本的にはステマ反対派が多く、口コミサイトだけでなく、他のメディアにおけるステマ行為も規制するべきだとの意見が多かった。



しかしながら、そもそも広告であることを隠しているステマなので、“ステマか否か”を判断するのが難しいという意見も多く、この点がステマ問題の難しさとなっているようだ。

(R25編集部)



※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです

※一部のコラムを除き、web R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております



【関連記事】

iPod touchがiPhoneに変身

「美女」と付き合うための秘訣とは

R25世代の「恋愛離れ」が加速!?

“一夜かぎりの恋”が実現する可能性は?

65歳まで雇用義務化が実現したら?



「この記事の著作権はweb R25 に帰属します。」












 Facebook(以下、Fb)を使用している人は要注意だ。最近、エロ動画を再生しただけで「いいね!」や「シェア」ボタンが自動的に押され、Fb上でつながっている人たちとその動画を共有してしまうというトラップが猛威を振るっている。



 5月1日、Jリーグ柏レイソルのDF増嶋竜也(ますしま・たつや)選手が、あるエロ動画に「いいね!」ボタンを押したことが同選手のFbページのニュースフィード(Fb上で何をしたのかを公開する機能)に表示された。その動画はタイトルが英語で書かれており、日本語に訳すと「女は馬とすごく痛いセックスをした後、死んだ!」。あまりにもマニアックなタイトルのため、ネットで話題になった。



 増嶋選手はすぐにFbを退会、翌2日には自身のブログで「私個人のFacebookページ上に不適切なサイトへのリンクが投稿される事態が発生しました。(中略)誤ってスパムメッセージのリンクを押してしまったことが原因です」と釈明した。



 こうしたトラップはFbユーザーの間に広がりを見せており、ツイッターや2ちゃんねるに被害報告が続々と寄せられている。ITジャーナリストの井上トシユキ氏がこう説明する。



「あるボタンに、見ることができない別のボタンを仕込み、ユーザーの意思とは無関係にクリックさせることを『クリックジャッキング』といいます。今回、流行しているのは、このトラップですね。増嶋選手のケースはエロ動画の下に『いいね!』『シェア』『クリック広告』の3つが仕込まれてあったのだと思います」



 クリック広告?



「クリック数が増えれば増えるほど、そのサイトを運営している人に広告主から報酬が支払われるというシステムです。このトラップを仕掛けた人はFbのユーザー数の多さに目をつけたのでしょう。『いいね!』と『シェア』を仕込むことによって、芋づる式で膨大なFbユーザーにその動画を見せることができるのですから」



 実際に、そのマニアックなタイトルの動画には世界中から約360万のアクセスが集まっていた。



「この手法は珍しいものではありません。今回のケースは動画をFbで共有してしまったとしても、増嶋選手以外には深刻な問題にはならない。しかし、『クリックジャッキング』にはウイルスが仕込まれていることもあります。もし、ウイルスが拡散されてしまえば多くの人が甚大な被害に遭っていました」(前出・井上氏)



 う~む。それは確かにヤバい。一方で、こういう意見も。ウェブ制作会社に勤務する、あるエンジニアは言う。



「詳しいことは話しませんが、『いいね!』ボタンを見えないくらいに透明にする方法があるのです。例えば、それをリンクや動画の再生ボタンの上に配置してしまえば、気づかれずに『いいね!』を押させることが可能なのです。この方法を知ってさえいれば、素人でも簡単にFbを使ったクリックジャッキングができます。なので、今回の『獣姦動画トラップ』はイタズラ目的の愉快犯によるものではないかと思っています」



 いずれにせよ、見ていたエロ動画がFb上に“公開”させられてしまうというのはツラすぎる。このトラップに引っかからない方法はないのだろうか。アダルトサイトに詳しいライターの中村浩之(ひろゆき)氏に聞いてみた。



「まず、当たり前の話ですが、『怪しい』と思った動画の再生は避けること。また、アダルトサイトを見るときは必ずFbからログアウトしてください。いちいちログアウトするのが面倒くさいという人には、プライベート機能がついたブラウザを新たに開くことをオススメします。例えば、WindowsのIEには『InPrivateブラウズ』、Firefoxには『プライベートブラウジング』といった機能があり、これを使えば手軽にすべてのサイトからログアウトした状態で検索履歴も残さず、動画を見ることができます」



 ネットなしでの生活が考えられない今、クリックに対する警戒心が薄れている人も少なくないだろう。でも、やはりネットには大なり小なり危険が潜んでいる。こういう、ちょっとした注意は払っておくべきだ。



 ちなみに、この「獣姦動画」。実際に見てみたところ、3人の白人男性がグダグダしゃべっているだけの白黒動画だった。大して面白いものは映っていないし全然エロくないから、興味本位で再生しないように。



【関連記事】

「コンプガチャ」高額課金は訴訟をすれば取り返せるのか?

『2ちゃんねる』元管理人・ひろゆき「子供がネットを使うのには反対です」

「ツイッターは弱肉強食。(頭の)弱き者は去れ!」“戦闘的”ツイッター生き残り術

今どきの女のコの7割は「SNSで始まる恋愛」もOK

ツイッターで殺害予告のファン逮捕。平野綾さんが“電波”に絡まれるワケ



「この記事の著作権は週プレNEWS に帰属します。」