1940年代に天才数学者ノーバート・ウィナーによってサイバネティクスという学問が世に現れた。
おもに、電子頭脳として誘導ミサイルなどの軍事に利用されたようだ。
また、サイバネティクスの科学者らは、
人間の脳も、電子頭脳や誘導システムのようにいやそれよりも驚くべく「サーボ機構」を備えているのではないだろうか?
と、考えた。
「サーボ機構」とは、目標とか、的とか、問題解決の方向へ自動的に舵を取って進むように仕組まれているシステムのことだ。
つまり、人間だけじゃなくあらゆる生きものは、
備えつけの誘導システム──目標達成装置──を持っているということだ。
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
当時、世界的に名を知られた整形外科医であったマックスウェル・マルツが、
その最新の科学サイバネティクスに触発され、出した本が、
『幸福への挑戦──サイコ・サイバネティクス』(マックスウェル・マルツ著/産業行動研究所発行ー絶版)だ。
彼は、仕事がら「自己像の心理学」に興味を持っていた。
そして、サイバネティクスに出会って、彼の持っていた問題を解決出来たのだ。
その本の中で、次のように言っている。
人は成長の過程で、「自分はこんな人間だ」という自己像がつくられる。
そして、人はその自己像の範囲内で行動をし、生活し、目標を設定している。
ほとんどの人は、その自己像を持ってることも意識することなく過ごしている。
また、意識したとしても自己像の殻を破ることなく、一生を終えるのだと。
彼は、積極的思考よりも目標設定よりも、
それ以前に自己像を変える必要性を述べている。
なぜなら、
「積極的思考も目標設定も、各自の自己像と一致したときに作用する」
「自己像と一致しないときには、自己像そのものが変化するまでは、実際に作用し得ない」
からだ。
ぼくもその通りだと思う。
さらに彼は、自己像を変える方法・目標達成の方法も述べている。
♢ ♢ ♢
その驚くべく脳については、明日の潜在意識セミナーで話そう!
それと自己像を変える方法、脳に目標をインプットするサイコ・サイバネティクス的方法も話そう!
では、
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