女の子side

「また・・・来てくれる・・・?」

男の子にそう聞かれて、本当に嬉しかった。

私も、また彼に会いたいと思っていたから。



病院に帰った私を待っていたのは、ひどく怒ったパパだった。

心配してくれていたのだろう。


でも・・・と、パパのお説教を聞きながら考える。


心配してくれるパパには悪いけど、私はあの子のところに行く。

その行動が、たとえ私の生命(イノチ)を削ることになったとしても。


ごめんなさい、パパ。
これは私が決めたことなんです・・・。



男の子side

女の子が立ち去った後も、僕は紙飛行機を見つめていた。

また、あの子に会える・・・。
そう考えると嬉しくて嬉しくて。


しばらく立ちつくしていたけれど、そろそろ戻らなければならない。

僕は暗く陰気な部屋に戻ろうと歩き出す。


何気なく目をやった暗闇の中に、何か白いものを見た。

「何だろう・・・紙?」

あ、こんなことしてる場合じゃなかった。

そう思って再び歩き出そうとした時。


不意に視線が僕の手に落ちた。

正確には、僕の持っていた紙飛行機に。



女の子side

病室に誰もいなくなった時に、私はベッドからおりた。

そっと病院を抜け出したなら、男の子の待つ刑務所まで走る。


今日は調子がいい、と私は笑う。

耳の聞こえがいい。
足が軽い。
自然と心も軽くなっていく。


・・・早く、あの子に会いたい。



男の子が立っているのが見えた。

うつむくように地面を見つめていた瞳が不意に持ち上がり、私のそれとぶつかった。

とたん、笑顔になる彼に私の心が暖かくなるのがわかる。


私も笑みを浮かべ、彼に手を振った。



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皆さん、お久しぶりです。

更新停滞させてすみませんm(_ _)m

そのかわり、と言っては何ですが、長めに書きました!!


誰だ、「こんな駄文の小説読めねぇよw」とか言ったやつ!!

当たってるじゃねえか!!w←


・・・コメントで下手くそだ、って言うのもアリですよw

コメント待ってます!!
男の子side

彼女がくれた紙飛行機には

『歌を聞かせてくれて、ありがとう。
とっても綺麗な歌声ね』

と書いてあった。


何で・・・喋れないのにこんなに明るいんだろう。

見ている僕も笑顔になるような、そんな女の子だった。


ずっと彼女といたかったけど、そろそろ掃除の時間が終わる。

僕は思わず言っていた。

「あの!!また・・・来てくれる・・・?」

女の子は笑顔で頷いてくれた。


暗いだけだった僕に、一筋の光が差し込んだ・・・そんな気がした。




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更新遅くなったw
女の子side

男の子が歌い出す。
その歌声は、やっぱり綺麗・・・だった。

泣きたくなるくらい綺麗。

私には、もうすぐこの声も聞こえなくなっちゃうのかな。


でも本当に泣く前に歌は終わった。

――あ、お礼、言わなきゃ・・・。

私は持ってきたスケッチブックにペンを走らせ、そのページを切り取った。

でも、どうやって渡せばいいんだろう・・・そうだ!!


私はその紙で紙飛行機を折る。
そして、柵越しにその紙飛行機を飛ばす。

男の子は、驚いたように紙飛行機を捕まえた。

私は、開けてみて、と手で促した。


男の子は中の文を読んで、
「ありがとう」
と微笑んだ。

そして、

「君は・・・あの、もしかして・・・喋れないの・・・?」

とっても言いにくそうだった。
私は頷く。

「そう、なんだ。あ・・・聞いちゃいけなかったかな・・・」


そんなことないよ。
あなたの声が聞けるなら、そんなの平気だよ。

そんな思いを込めて、思い切り首を横に振った。



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低クオリティw

岩投げられたら流石に怒る←