南海トラフ臨時情報 「日常生活を送りながら 家具の固定や 避難経路の確認を」 | フレイルも認知症も減らない日本

フレイルも認知症も減らない日本

Nobody is in possession of the ultimate truth.

ウイルスと戦争の世紀で人生を終えることになるとは・・・まさに第三次世界大戦前夜の状況ですからね しかも本日は日本の金融市場はトリプル安


コレは全国民が実施すべきこと


読売新聞より


南海トラフ臨時情報
「日常生活を送りながら
家具の固定や
避難経路の確認を」
…気象庁評価検討会の
山岡耕春委員




 気象庁が南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)を発表した。

発表を判断した同庁評価検討会で委員を務める
山岡耕春・名古屋大名誉教授に、
情報の意義や受け止め方を聞いた。



現在の地震学では、
いつ地震が発生するのか正確に予知することはできない。
しかし、
大きな地震の後にその近くで
地震が頻発することはわかっている。
まれに、
より大きな地震が起きることもある。

 南海トラフ沿いでは100~150年間隔で
大きな地震が繰り返されている。

現在発生すれば、
20万人以上が亡くなる
国難級の被害が生じかねない。

政府が臨時情報の制度を作ったのは、
確率が高まっているという危機感を伝え、
少しでも備えてもらうことで、
被害を減らすためだ。

 今回は、
南海トラフ地震の震源域である日向灘で、
臨時情報の発表基準を満たす
大きな地震が起きた。

気象庁が注意を呼びかけている1週間のうちに
大きな地震が必ず起きるわけではない。
「高まっている」という表現にとまどう人も多いと思うが、
この機会に足りない備えがないかを再確認してほしい。

 最も優先すべきは命を守ること。
南海トラフ地震の特徴は強い揺れに加えて、
津波が短時間で襲ってくることだ。

津波から逃げ切るため、
浸水が想定される地域に住む人は
避難経路を確認してほしい。
旅行者を受け入れる施設や地域は
必要な情報を示しておくことが必要だ。

 行政や消防など命を救う立場にある機関は、
期間中はいつでも動けるように
態勢を整えておくことが望ましい。

 一方、
個人レベルでは、
日常生活を送りながら、
お金や時間があまりかからない範囲で、
やって損はないことをしておくといい。

私は臨時情報の対象地域である
名古屋市で暮らしているが、
家具の固定に甘いところがないか確認している。

家の中での避難経路がふさがれることはないか、
高い所から落下するものがないか
などにも気を配ってほしい。

  やまおか・こうしゅん
 =65歳。政府の中央防災会議の作業部会で、
南海トラフ地震臨時情報の制度設計に携わった。