増えるMCI(軽度認知障害) ㊙️新型コロナワクチン㊙️の影響が底知れぬ | フレイルも認知症も減らない日本

フレイルも認知症も減らない日本

Nobody is in possession of the ultimate truth.

ウイルスと戦争の世紀で人生を終えることになるとは・・・まさに第三次世界大戦前夜の状況ですからね しかも本日は日本の金融市場はトリプル安



まだまだ

本番はコレから




ANNニュースより



3人に1人が“認知症”

予測 

広がる“予防”

将来の発症

左右するMCIとは?


■3人に1人が“認知症”の予測



 東京・新宿区にある「健脳カフェ」。認知症に不安を感じる人などを対象に体操などのレクリエーションを通じて、認知症を予防することを目指す新しいタイプのカフェです。


都内から通う男性(86)

「私ぐらいの年になると、やっぱり認知症っていうのは気になる。そういうことにならないように、何かヒントがあるんじゃないかと思い参加しました」


横浜市から通う男性(67)

「母が亡くなった経緯が、最終的には認知症を患って施設に入ったんですけど、私、全然認識なくて、発症の兆候も後で考えたらあったんですが、それも気付かずに(認知症を)あまりにも知らなすぎて、後々に後悔がありまして…」


 厚生労働省は先月、「2040年に65歳以上の高齢者の3人に1人が『認知症』か、“その前段階の状態”とされる『MCI(軽度認知障害)』を患う」という予測を発表。国が「認知症」だけでなく、「MCI」患者数の推計もしたのは今回が“初めて”です。



■「認知症」発症時期左右するMCIとは?


 認知症研究の第一人者で、カフェを運営する新井医師は、この「MCI」の段階での予防が“将来、認知症を発症する時期を大きく左右する”ことが分かってきたと話します。


 MCIとは、「正常な状態と認知症の中間」であり、記憶力や注意力などの認知機能に低下がみられるものの、日常生活に支障をきたすほどではない状態を指します。


 新井医師は、この「MCI」の段階で何も予防をしなければ、およそ5年で半数が認知症を発症する一方で、適切な予防を続ければ、正常な認知機能を取り戻すことができる人も一定数(約15〜40%)いると話します。



アルツクリニック東京 新井平伊医師

「一番、今の医学では(MCIが)ホットなところです。火事で言うと、火元がくすぶっているうちに火元を消せばいいが、広がってしまい認知症になる。MCI(軽度認知障害)は火元とその近くがくすぶっているぐらい」


 半年前からカフェに通う田中さん(仮名)。

去年、「MCI(軽度認知障害)」と診断されました。


去年「MCI」と診断 田中さん(仮名・80)

「今の段階ではどうにか1人で暮らせますが、もう少し(症状が)進んだら問題ある。ギリギリのところで、さまよっている感じですね。これ以上になったら、認知症のグループになってしまうので」


 田中さんはここでの活動に加え、去年12月に保険適用となったばかりの治療薬「レカネマブ」を投与しています。認知症の原因物質を取り除き、進行を抑える画期的な新薬です。


 田中さんには日常生活に支障をきたすほどの症状はないものの、“手放せないもの”があると言います。


去年「MCI」と診断 田中さん(仮名・80)

「メモを取ります。今のこともね、『いつ放映』とかって教えていただいてるのに、もう家まで帰る間に忘れちゃうんですよ。『どこで待ち合わせ』とか、友達と約束したことをすごく楽しみにしてるのに、うっかりその日を忘れちゃうことがあるんですよ…」


 一方、“薬を用いない予防法”も広がりを見せ、より身近なものになってきています。


■“ぼけ封じ”観音での新たな試みとは?


メ〜テレ 小松崎花菜アナウンサー

「東京・世田谷区にある玉川大師です。こちらは“ボケ封じ”にご利益があると言われているお寺で、週末になると多くの方が訪れる場所です」


 認知症にご利益がある「ボケ封じ観音」で知られる玉川大師。住職の眞保さんは参拝客に「さらなるご利益を」と、今年3月、ある最新設備を全国で初めて導入しました。


玉川大師 住職 眞保龍言さん

「この向こうにスピーカーがあるんです」

「(Q.ここからお経が流れている?)聞いてみて、ちょっとあれと思うことありません?」

「(Q.ちょっと音が割れているというか、反響しているように聞こえます)振動というか、震えがあるでしょ」


 こちらのお寺では「kikippa」と言う最新のスピーカーを使い、お経の音源を加工して“特別な音”に変え、出力しているのだと言います。


 「加工前の音」と「加工後の音」を聞き比べてみると。


玉川大師 住職 眞保龍言さん

「(Q.やっぱり変わった瞬間、反響してるというか、こもった感じというか…)『響く』という感じですね」


 この「加工された音」が「認知症予防」と一体どう関係があるのでしょうか。


 開発した会社は、この“加工された音”を聞くだけで、脳内に「ガンマ波」と言われる「集中したり、記憶する時に出る脳波」が発生すると説明します。「ガンマ波」を巡っては「認知症予防」に関して、こんな新たな研究結果もあります。


 そもそも、認知症の原因とされているのは「アミロイドβ」と言われる脳内で作られるたんぱく質で、健康な人にも存在する物質です。


 通常は「脳内のゴミ」として分解、排出されますが、排出されずに脳に蓄積することで、認知症の原因になると言われています。


 このアミロイドβがガンマ波によって減少する可能性があることが、アメリカの大学による最新の研究で分かってきたと言います。


 新井医師は認知症予防では、様々な予防法を組み合わせることが重要だと話します。


アルツクリニック東京 新井平伊医師

「1つ(の予防法)でこの複雑な、人類にとって1番大敵なアルツハイマー病を、何かやれば予防できるとか治るとかいうわけでは決してない。皆さん『予防が大事だ』という思いになってくれると、社会的に大きなムーブメント、流れになるんじゃないかと」