沖縄と同じことは
どこでも
起きることですから
この辺も
7月末から8月の夏休み中に
はじまるんでしょうか❓
琉球新報より
<社説>
新型コロナ再拡大
場面に応じた感染対策を
新型コロナウイルス感染症の再拡大の波が押し寄せている。
全国的な傾向だが、沖縄は突出している。
マスク着用など、
個人による感染対策を改めて強化する必要がある。
感染症法上の位置付けが
5月8日から5類となって1カ月半が経過した。
政府はこれに先だち、
3月にはマスク着用ルールを
屋内か屋外かを問わず
「個人の判断が基本」
とする方針に改めた。
感染の再拡大にルールの緩和が
影響しているのは確かだろう。
厚生労働省によると
全国約5千の定点医療機関から
12~18日に報告された
1医療機関当たりの新型コロナ感染者の
平均は5・60人で、
前週比で1・10倍となった。
第9波の可能性があるという県内はより深刻である。
1機関当たり28・74人。
これに続くのが鹿児島県の9・60人だから、
群を抜いている。
病床が逼迫しており、
県は感染した高齢者らを受け入れる
ケアステーションの稼働を開始した。
5類移行によって「全数把握」から
「定点把握」に変更されており、
実態が正確に反映されていないかもしれない。
県民対象のPCR無料検査は5類移行で終了している。
医療機関の逼迫が伝えられていることもあり、
症状があっても受診を控えている方もいよう。
実際にはより感染が拡大している可能性が高い。
毎日新聞が6月に実施した
全国世論調査によると
「マスクを外す場面を増やした」
という人が47%で、
5月の前回調査から2ポイント上昇した。
「着用を続けている」は48%で、
同様の質問を続けている
3月以降で初めて5割を切った。
コロナとの向き合い方で
「個人での判断」
が浸透しているのだろう。
法律の位置付けは引き下げられたが、
感染症の脅威が減ったわけではない。
さまざまな条件が重なれば、感染者は増える。
県内では計10カ所の医療機関で
救急診療や一般医療を制限している。
入院が必要な人ができなくなる事態が懸念される。
オミクロン株の変異株である「XBB系統」が主流となっている。
乳幼児がかかりやすいウイルス性感染症
ヘルパンギーナやRSウイルスが全国的に
増加傾向にあることも気になる。
コロナ禍にあったことで他の感染症と接する機会が減り、
免疫力低下につながっているとの見方もある。
高齢者や幼児、重症化リスクの高い人たちを
守るためにもいま一度、
自分でできる対策を取る必要がある。
2020年からの3年間は
夏にかけて感染が拡大してきた。
社会を守っていくため、
個人で適切に判断していきたい。
まずは場面に応じた
マスクの着用、手洗い、手指消毒を徹底してほしい。
ワクチン接種から半年以上経過することで
感染予防や重症化予防の効果が薄れている人も増えている。
高齢者や基礎疾患のある人は
6回目の接種などで備える必要がある。