医師が実家を認知症支援の拠点に | フレイルも認知症も減らない日本

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ウイルスと戦争の世紀で人生を終えることになるとは・・・まさに第三次世界大戦前夜の状況ですからね しかも本日は日本の金融市場はトリプル安

空き家の有効活用ですネ。





タウンニュースより。



繁田医師
実家を
認知症支援の拠点に
「SHIGETAハウス」
開所



 認知症になっても安心して暮らせる街づくりを目指そうと、認知症専門医で日本認知症ケア学会理事長の繁田雅弘・東京慈恵会医科大学教授(61)=横浜市在住=が、市内立野町にある空き家状態の実家を活動拠点に再生し、「SHIGETAハウス」として本格的に活動をスタートさせた。

 運営は、繁田さんら医療関係者らと編集者、元TV局ディレクターなどで構成する(一社)栄樹庵で、市内の地域包括支援センター(高齢者よろず相談センター)スタッフも協力する。

今後は地域に開けた場所として、カフェの開設や講習会などを通して地域住民と一緒に認知症について考え、理解を深めていく。

繁田さんは活動拠点となった実家について「生まれ育った平塚に貢献できれば嬉しい」と話している。

 日本の認知症高齢者は、団塊の世代が75歳以上になる2025年に約700万人超、65歳以上の5人に1人と推計されている。

繁田さんは、大人から子供まであらゆる世代が認知症について知り、安心して過ごせる居場所づくりが不可欠と考え、各分野の専門家がこれに名乗りを上げた。


 今月9日には若年性認知症とその家族を招いた「平塚カフェ」が開かれ、医師や看護師のほか、江陽中の生徒13人が参加。日常生活や学校で起きた何気ない会話で交流が図られた。今後はカフェの常設化や勉強会も予定されている。



🔵目線と言葉「安心の近道」



 「SHIGETAハウス」は、築50年の日本家屋で木造2階建て。1階には6畳と8畳の二間があり、つなげると30人を収容する広間にもなる。

裏千家の正教授だった繁田さんの母・栄子さんが茶道を教えていた茶室「栄樹庵」も備える。

 当初は栄子さんが1人暮らしをしていたが、2017年に体調不良で施設に入所。主治医で湘南いなほクリニックの内門大丈さんに今後の病状や空き家状態になった実家について話し合った際にアイデアを出し合った。

繁田さんが栄子さんに相談すると、「空き家では物騒で近所に迷惑をかける。地域のために活用して欲しい」と快諾された。

 昨年10月に両医師とその知人、地域包括センター支援センタースタッフが集まり、開所に向けたプロジェクトを発足。

トイレなどの水回り修繕とバリアフリー化の改修費用をクラウドファンディングで募り、目標を上回る563万円を集めて開所に漕ぎ着けた。

 繁田さんは「同じ高さの目線で、自分の言葉を伝えることが認知症の方が安心して暮らせる社会を作る近道だと思った」と話し、9月には自ら講師を務め『SHIGETAの学校』を開く予定だ。

 このほか認知症の人と一緒に料理を作って提供する「誰でもレストラン」の構想もあると言い、活動を本格化させていく。