エリ「待ったぁ?」











エイト「いや、今来たところだよ」











「・・・」








「今まで、一緒にいてくれてありがとう」









「・・・」








(今まで・・・?別れちゃうの?)








ガサゴソ・・・スッ









「えっ?」









パカッ









そこには









キラリと光る・・・










「指輪・・・」










「これからも、一緒にいよう
俺と結婚してくれますか?」








エリは、びっくりして声を失った









その場で起きた事が、本当に現実なのかと疑った









「・・・どうしたの?」










「あっ、いや・・・」










「で、聞かせてよ」









「嬉しいわ、こんな私で良ければもらって下さい」









「フフ、これからも宜しく」









「何か、照れるね」










「死ぬまで幸せにするぜ」










「はい」











ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー









ハルカ・ヒロ「結婚!?」









「うん♪」









ハルカ「やりましたねぇ、おめでとうございます」








ヒロ「おめでとうございます、へぇ~エイトさんと結婚かぁ」









「じゃん!」









ハルカ「結婚指輪ですか」









ヒロ「綺麗~」










ハルカ「良かったですね、嫌な予感当たらなくて」








「本当に良かった~」









ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー










そして









今井「待ってろよ!まだ産まれるんじゃねぇぞ」









バタバタバタバタ









「ハァ、ハァ」









ヒロママ「まだ産まれていませんよ」









オギャア!オギャア!









「着いたと同時に産まれるなんて、何て親孝行なんだ」








看護師「元気な男の子ですよ」










今井「よっしゃあ!」










ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー










長い間、愛を育んで来た二人








ようやく、春を迎える事が出来










これからも、紆余曲折ありながらも








二人で進んで行くだろう
















おしまい
今井「おい、あまりチョコチョコ動きまわらずに、おとなしくしとけよ」










ヒロ「はいはい、わかりましたよ」









「洋楽でも聞いとけ、胎教に良いらしいぞ」











「はいはい」










「痛くなったら、すぐに電話しろよ」









「はいはい」









「あとは・・・」









「早く行ってらっしゃい、遅れるわよ」










「何だよ、とにかく安静にしとけよ」










「はいはい」















ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー









エリ「こちら、プレゼント包装しますか?」








「お願いします」










「かしこまりましたぁ」



     






(お揃いのマグカップか~、何かの記念日かな?)








「では、こちら商品となります、ありがとうございました」










(若そうなお客様だったけど、付き合い始めかな?
いいな~、あたし達もあんな時期があったのに)









「エリさん、そろそろ休憩に入って下さい」













「は~い」











(あれ?エイトさんから、着信が入ってた
こんな時間に珍しい)








プルルルルル









「もしもし」









「あっ、あたし
何かあったの?」








「明後日の夜、空いてる?」









「うん、大丈夫よ」









「じゃあ、明後日の夜、○○に来て」









「わかったぁ
・・・何かあったの?」








「その時、話す」










プツン・・・プープープー











(どうしたんだろう、一体
何か良からぬことの予感がする・・・)













ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー











《二日後》











ハルカ「心配し過ぎじゃないですか?」












「いや、用件言わないなんて、何か良くないことだよ、絶対」








 



「でも、心当たりないんでしょ?」










「そうだけど」










「じゃあ、大丈夫ですよ
それとも、そんなに長く付き合っていて信じられないんですか?」








「それもそうだけど・・・」










「エイトさんは、何があってもエリさんのことを受けとめてくれますよ
ほら、早く行ってらっしゃい!
あたしも、そろそろケン来るし」














今から起こることが










二人の一生を左右するとは











この時、エリはまだ











知らなかった





















続く
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エイト「今井とヒロに、子どもか~」










エリ「どんな子が、産まれて来るのかな?」










「さあな、良い子には違いないだろ
てか、人の親になるとか、どんな気分なんだろうな」









「・・・ねえ、この前言ったことだけど、気にしないでね」









「いや、別に」










「今はお仕事を目一杯頑張ってね」









「まあ、結婚も少し考えてみるよ」










「まだ早いって」









「結婚か、今までちゃんと考えて来なかったな、漠然とはイメージしていたが」









(そういえば、あたしも結婚に対して何も・・・)


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エイト「はい、次」










ここは、某学習塾の教室









どうやら、二者面談が行われているようだ









幾分疲れて見える青年は、次の生徒を呼び出していた









女生徒「ヤッホー、待ちなが~い」









「みんな、真剣なんだよ
お前さん、志望校は決まったのかい?」








「あー、知ってる
待ち2時間、診察2分ってやつだ」








「お前さんを診察出来るなら、紹介状を書いてやるのに」








「えっと、志望校だっけ?○○高校でいいよ」











「いいよって、一生の事だろう
そういや、将来は何になりたいの?」











「お嫁さん♪」









「お嫁さんって・・・」










「知らないの?女の子はみんな、お嫁さんになりたいんだよ」











「・・・なるほどね」









「どう?たまには、良いこと言うでしょう」










「そうかもな、あとは勉強もそれくらい熱心だとありがたいが」








「してるよ!昨日なんか・・・」









(こんな幼い頃から、夢みるものなのか)


















続く