エイト「中華なんて、珍しいな」









ケン「何か、改まっている気がする」









エリ「でも、中華で良かったぁ」









ハルカ「まあ、いつもお好み焼きですからね」








エイト「何だろうな、俺たちに話って」









ケン「良い話ならいいけど」









「おいおい、変なこと言うなよ」








「冗談ですよ、あれじゃないですか、店舗を増やすとか」








「このご時世、そんな事ないだろ
ヒロの親父さんの会社の重役になるとか」








「そんな事の報告ですか?」










ハルカ「も~う、何だって良いじゃないですか」








エリ「とりあえず、中華でもつつきながら楽しみに待ちましょう」













ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー








今井「い~や、待たせましたな、皆々様」








そう言って、ヒロの為に席を引く今井








ヒロ「ありがとう」









エイト・ケン((気持ち悪っ))








ハルカ「あら、センパイにしては珍しい紳士っぷりだこと」








「フッフッフ、当たり前だ
今井様は、生まれ変わったのだ」









エイト「勿体ぶらずに、早く話せよ」









ケン「そうだ、みんなを集めといて何の発表なんだよ」









「おっ、おう!何て事はないんだがな・・・」









「ふふ、あなた、早く教えて差し上げて下さいな」








「実はだな・・・」










一同の視線が、注目する中








「子どもが出来た、来年には産まれる予定だ」








エイト「おぉ」
ケン「・・・」
エリ「えぇ~」
ハルカ「嘘!?」








ヒロ「フフフ」








エイト「やったな、おめでとう」









今井「あざぁーす」









ケン「父親か、ますます頑張らないとな」









「当たり前だ!」









エリ「良かったねぇ」









ヒロ「はい♪」








ハルカ「どっちが欲しいのよぉ?」









「どっちでも、無事に産まれて来てくれれば」









今井「男だろ!」









「別に女の子だって、良いじゃないですかぁ」







「ならん!いつか嫁に行かせる子どもなど」










エイト「まだ産まれてもいないのに」

















続く
[病院]









今井「えっ?」
ヒロ「えっ?」










医者「とにかく、安静にして下さいね」









今井「・・・」









(冗談じゃねぇぞ、仕事がサボれたと思ったら、とんでもない事になったぞ)







ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー









ハルカ「ふ~ん、微妙なキレ方しましたね」









エリ「言葉が止まらなくて、どんどんどんどんついて出て来た
あぁ、どうしよう!」








「まあ、別に良いんじゃないですか
てか、センパイそんなに結婚したいんですか?」









「したいわよ、したらずっと一緒にいれるのよ」







「ふ~ん、そんなもんですかね」








「ハルカは、ケンと結婚したくないの?」








「結婚するも何も、ケンまだ学生だし
まだまだ就職して、一段落しないと」








「ハルカは、そういう気持ちにならないの?」








「全くならないわけじゃないですけど、こればっかしは、男の人のタイミングですからね
最も、ケンは考えてないだろうけど」









「そっかぁ」









《一方》









居酒屋にて二人の男












ケン「エリのやつ、そんな事言ってんですか?」








エイト「まあな」









「厄介な案件を抱えましたね」









「難しいな~本当に」








「まだ待てって、言えば良いじゃないですか」








「そうなんだが、結婚したい気持ちを無下に出来ないだろう
少し考えてみなくてはな」








「結婚ね~」










「仕事が慣れてからとも思ったが、いかがしよう」









「俺はパスですけどね」









「そうなのか?」









「何か今井とか周りの同級生を見ていると、そんなに結婚って良いものとは、まだ思えないんですよね」











「どうだろう・・・俺は、悪いとは思わないけど」
























続く
《次の日》






今井「なかなかあの二人、結婚しないな」









ヒロ「そうねぇ」








「二人とも、仕事も一段落しているんだし、結婚しちまえば良いのに」









「そうは言っても、考えるところがお二人ともあるんでしょう」









「なあ、どっちが早く結婚するかな?」










「ん~、どっちかと言ったら、エイトさんじゃないの
ふぅ~」







「お前、まだ調子が悪いの?」








「ちょっとね」









「・・・」








ピポパポ・・・プププ、プププ









「あぁ、俺ですが、今日少し遅れます
よろしくお願いします」








ピッ








「ちょっと~」









「病院に行くぞ!準備しろ」









「は~い」









(上手く仕事をサボれたぜ)









ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー










エリ(結婚する気が、全くない・・・)









エイト「待った?」









「あっ、いやそんな事はないよ」









「聞いた?ヒロと今井、今朝病院行ったらしいけど」








「えっ、そうなの?そういえば、この前会った時に調子悪そうだったわねぇ」








「何か、診察の途中にかかって来たから、結局どうなったか知らないけど」








「ねぇ・・・」










「何?」









「・・・ううん、何でもない」









「そう、しかし良いよな」









「何が?」









「たかが病院行くにも、二人で決めて二人で行って」









「そっ、そうだよね!やっぱ、夫婦って良いよね」








「あぁ」









「じゃあ、結婚しようよ!」











「はぁ?」









「えっ?」









「エリは、もう結婚したいの?」









「あたしは・・・」









「・・・」









「ケン達と違って、二人とも社会人だし、そろそろ結婚でも良いと思う
かといって、まだエイトさんは新しいお仕事を始めたばかりだから、今じゃないと思う」







「・・・」









「わかんないよ、もう
けど、全くないって言われちゃうと・・・」
















続く