中国地方でJリーグクラブの無い県といえば島根県である。

広島県、岡山県、山口県、鳥取県と4県にはあるのだが島根県だけ残念ながら存在しない。

 

しかしそんな島根県もJリーグを目指すクラブ、松江シティFCが存在する。

チームの創設は2011年とまだ新しいクラブである。

監督は日本ユース代表や名古屋グランパス、湘南ベルマーレで

監督経験のある田中孝司監督だ。

 

前回のサッカー観戦記#19で鳥取に居た私は鳥取駅前で一泊し

鳥取駅から山陰本線特急スーパーおきに乗り松江駅を目指した

時間にして約1時間30分弱である。

 

日本海側を見ながらの電車旅でこの地域は風が強いのだろうか

風力発電の風力タービンがあちらこちらに存在していた。

また途中車窓左側には大山が見え素晴らしい景色であった。

 

その後はあっという間に時間が過ぎ松江駅に到着した。

松江駅からはタクシーに乗り松江シティFCのホームスタジアム

松江市営陸上競技場へ向かった。

タクシーの車内では運転手さんから松江市営陸上競技場では今日は何があるのですか?と

聞かれたので松江シティFCの試合があることを話した。

この運転手さん曰く地元では松江シティFCは結構有名だよと話されていたので

近い将来Jリーグに昇格することが出来れば地元では盛り上がっていくのかなと感じた。

 

スタジアムに到着すると事務用品や文具などで有名なナカバヤシが

松江シティのスポンサーになっているようでノートを一冊無料で頂いた。

また地元の山陰中央新報社もスポンサーなのだろう当日の朝刊を無料で頂いた。

私の地元では中々買うことは出来ないであろう松江シティのタオルマフラーを購入し

スタジアムの中へ入った。

 

1982年の国体で使用された陸上競技場のようで市営としては立派だが

座席など全体的には老朽化が目立った。

またメインスタンド以外のバックスタンド、ゴール裏席は芝生席で

昭和の時代の国体用の典型的な陸上競技場であった。

 

試合の方は実業団チームNTN岡山に5対0と圧勝

終始ボールを支配し続けスコア以上の圧勝であった。

ちなみに観衆は722人(観戦は無料)だった。地域リーグとしては多いほうではないだろうか?

 

その後帰りは松江駅の隣の乃木駅まで徒歩で歩いてみましたがギリギリ歩ける距離かなと思います。まあ地元の方は車で観戦される方が多いのだと思いますが

 

今シーズンの松江シティFCは5部リーグに相当する中国社会人リーグを

18戦18勝 76得点 4失点と圧倒的な力で優勝し

JFL(4部リーグ)昇格を掛けた全国地域チャンピオンズリーグも5勝1引分けと優勝し

念願のJFL昇格を決めました。

 

その後地元メディアの報道によると将来のJリーグ加盟を考えて

ホームスタジアムの松江市営陸上競技場がJリーグに昇格する為の基準を満たしているか

視察があり座席数の不足、更衣室等のエアコン不足、避雷針の未設置など

基準を満たしてないという厳しい判断が下された模様である。

 

J3昇格まで後一歩のJFL(4部)まで昇格した松江シティFC

来シーズンは試合だけでなくスタジアム等の設備面も改善していくことが出来るのか

チーム、行政、地元メディア、スポンサー等が一丸となって協力体制が気付けるのか

応援していきたい。

山陰地方唯一のJリーグチーム、ガイナーレ鳥取

1983年に創設された鳥取教員団サッカー部が前身である。

 

ホームスタジアムは鳥取市にある、とりぎんバードスタジアム

中国地方で唯一のサッカー専用スタジアムで1995年に開場した。

(この規模で県営ではなく市営である)

元々はインターハイの会場として建設予定だったそうだが1993年開幕のJリーグでも使用できるよう規模を大きくしたそうだ。

 

鳥取駅北口からシャトルバスが出ているとの事だったので

スタジアム行きのバスに乗った

途中紳士服メーカーのグッドヒルにもバスが立ち寄るようで

到着すると企業の駐車場をサッカー観戦客に開放しており

その駐車場に自家用車を停めバスに乗りスタジアムへも行けるようだった。

チームへのスポンサードとして資金を提供するだけでなく

駐車場を貸し出しスタジアム周辺の駐車場の混雑緩和、また渋滞の緩和にも貢献しているのだなと感じた。

こういたったやり方でのガイナーレへの貢献もあるのだなと感心してしまった。

 

シャトルバスは鳥取駅を出て20分くらいでバックスタンド側の入り口に到着した。

バスを降りるとスタジアムグルメやグッズ売り場など非常に賑わっていた

ジャンボから揚げや、焼きそば、スパゲッティ、鳥取和牛の焼き肉丼などメニューは非常に充実していた。ジャンボから揚げはあの大きさで300円は安い(笑)

 

スタジアムもこじんまりとはしているがサッカー専用なだけあり

臨場感は抜群で素晴らしいスタジアムだった。

ちなみにこのスタジアムの周りは田んぼや畑しかなくその奥には山があり

非常にのどかな風景となっている。

本当に田んぼの中にポツンとスタジアムがあるのである。

 

47都道府県で人口が一番少ない鳥取県だが

ガイナーレ鳥取の悩みといえば元々チーム創設以来活動拠点にしてきたのは米子市である

現在も本社は米子市なのだが

ホームスタジアムがあるのは鳥取市であり

東西に長い鳥取県は鳥取市から米子市まで鉄道や車でも1時間以上掛かる距離の為

中々サポーターを増やすことが難しい環境にあるようだ。

2013シーズンからは米子市のJ3のみ規格を満たすチュウブYAJINスタジアムでも一部試合を開催しているが

鳥取県全域からの支援を取り付けるのを非常に苦慮しているようである。

 

ガイナーレのゼネラルマネージャーは日本代表がワールドカップ初出場を果たした

あのジョホールバルの歓喜のVゴールを決めた野人岡野である。

チーム資金を獲得する為に漁船に乗り

獲った魚やカニなどの海産物を返礼品としてチーム資金の寄付を募ったり

メディアなどでも話題になっている。

 

2013年J2で最下位になりそれ以来J3でプレーを続けているガイナーレ

2017年はJ3でも最下位になり(J3は最下位になっても降格は無い)どん底となったが

岡野GMの努力もあり外国人選手の獲得が出来たためか

2018年はJ3で3位とJ2復帰まであと一歩のところまで来た

2019シーズンはぜひJ2へ昇格できることを願っている。

古都京都をホームタウンにする京都サンガFC

 

京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場が京都サンガのホームスタジアムである

京都駅から京都市営地下鉄、烏丸線に乗り四条駅で下車

阪急に乗り換え烏丸駅(四条駅と同じ場所)から西京極駅に到着すると

目の前にある。京都駅から正味15分位で到着する。

 

1996年からJリーグに参戦している京都サンガだが

西京極陸上競技場はどちらかといえば駅伝やマラソンの聖地というイメージの方が強いのではないだろうか

元々国体のために昭和の時代に作られた競技場であり

屋根も無ければ陸上トラックもあるため臨場感にも欠ける。

 

その為2003年ごろから大口スポンサー(実質親会社)京セラの稲盛会長が

私財を出してでも新スタジアムを建設したいという発言もあったが

建設場所等京都市議会の理解が得られず建設を断念したという経緯がある。

 

その後も話が出ては流れるの繰り返しだったが

2012年亀岡市のJR亀岡駅前に全席屋根付きの球技専用スタジアム建設が決まった。

 

その後も亀岡市の建設場所には絶滅危惧種のアユモドキが生息しているという話が出て

反対を唱える人たちも居たそうだが建設場所を移動したり影響が極力出ない方法で建設することで一応折り合いが付いたそうだ。

2020年春に約20000人収容の新スタジアムが完成する予定である。

スタジアムは京都市内では無くなるが

京都駅からJRで約20分の距離である。

 

現在の西京極でも非常に熱心なサポーターは多い

だがやはり陸上トラックの無い球技専用のスタジアムでの観戦は格別である

2010年J1からJ2へ降格して以来J2でのプレーが続いている京都サンガFC

2018シーズンはシーズン途中までJ3降格の可能性もあるぐらいの低迷をしてしまった

2020年に完成する新スタジアムを盛り上げる為にも2019シーズンはJ2で2位以内に入り

J1に昇格して欲しいと思う。

九州の玄関口福岡県北九州市をホームタウンにするギラヴァンツ北九州

 

2010年からJリーグに加盟している

北九州市といえば1965年に開幕したJSL(日本サッカーリーグ)アマチュア時代のサッカー全国リーグに参加していた1950年創部の八幡製鉄サッカー部(ギラヴァンツ北九州とは別のチーム)が有名であるが

1993年のJリーグ開幕時は会社の業績が思わしくなくプロリーグ参戦は断念してしまった。

そのため元々サッカーが盛んな地域ではあったが北九州市をホームタウンとするチームは2010年まで不在となってしまった。

 

その為2001年ごろから地元の実業団チーム三菱化成黒崎サッカー部(1947年創設と八幡製鉄サッカー部より歴史は古い)を母体にし

北九州市からJリーグチームをというスローガンの下チームが立ち上がったのである。

 

2010年J2リーグ参戦初年度は1勝12分23敗と不名誉な記録を作ってしまうが

2014シーズンJ2で5位と大躍進しJ1昇格プレーオフ出場の権利を獲得するが

当時ホームスタジアムとして使用していた北九州市立本城陸上競技場が

観客収容人数がJ1規格を満たしてない為J1昇格プレーオフに参加できないという

悲しい結果となってしまった。

 

そのため2017年よりJR小倉駅より徒歩7分と超一等地に

J1規格を満たす屋根つき球技専用のミクニワールドスタジアム北九州を建設した。

 

小倉駅を出たら『歩く歩道』を使い西日本展示場の中を抜けてエスカレーターで下ると

スタジアムという名の劇場はもうすぐそこにある

こんな立地のスタジアムは他にないのではないか?

確かに他のJクラブでも駅から近いスタジアムはあるが

小倉駅は新幹線も止まる駅で、超超超一等地なのです(笑)

 

観客席からピッチまでの距離も近くこれ以上ない臨場感を感じられます。

ちなみにJリーグは試合開始前、両チームの選手紹介や審判の紹介、ボールパーソン(ボールボーイ)の紹介など必ずあるのですが

このミクニワールドスタジアム北九州しか無い紹介があるのです

それは海のボールパーソンの紹介です!!!

 

ミクニワールドスタジアム北九州ではバックスタンドが海に迫り出すように

作られており試合中に大きく蹴りだしたボールがスタンドを超え

海にまで出てしまう可能性があるのです(笑)

そのため試合時には必ず海のバールパーソンと呼ばれる漁船が紹介されるという

ミクニワールドスタジアム北九州に行かないと味わうことの出来ない名物企画があります。

 

ところで2017年からオープンしたミクニワールドスタジアムですが

肝心のギラヴァンツ北九州自体が2017シーズンよりJ3に降格してしまい

北九州市長などをはじめ行政側はせっかく新スタジアムを建設したのに

弱いなら援助を減らすなどチームとしてはかなり厳しいことも言われているようです。

さらに2018シーズンはJ3でまさかの最下位となってしまいチームは泥沼状態になってしまっていますが(こういうときこそ応援して欲しい)

 

2019シーズンより大分トリニータ、モンテディオ山形、徳島ヴォルティス、清水エスパルスと4チームをJ2からJ1へ昇格させた昇格請負人の小林伸二監督が就任

すばらしいスタジアムをJ2復帰そしてJ1昇格と北九州市民が熱狂するような活躍を期待したい。

1999年J2創設メンバーの1チームでもあるモンテディオ山形

 

東北の中でJ1リーグ経験のあるのはお隣、宮城県仙台市をホームタウンとする

ベガルタ仙台とこのモンテディオ山形である

車でも1時間30分もあればお互いのホームスタジアムに行くことができる為

モンテディオ対ベガルタの試合はみちのくダービーと呼ばれ非常に盛り上がりを見せる試合になる。

 

山形新幹線つばさ号新庄行きに乗り目的地を目指した

モンテディオ山形のホームスタジアム、NDソフトスタジアムは

山形市ではなく天童市にあるため

山形新幹線の山形行きに乗ってしまうと

そこからJR奥羽本線に乗り換えて天童駅まで行くか

新庄行きの新幹線に再び乗らなくてはならない。

 

この天童市は将棋駒の生産量が日本一らしく駅前にもあちらこちらに

将棋駒のオブジェが飾られていた。

 

天童駅からシャトルバスが出ているとのことで乗車

スタジアムまでは15分位で到着した。(ちなみにこの天童駅からのシャトルバスは利用客減少で2017シーズンから運休となったそうで私が観戦したのは2016シーズンである)

 

スタジアムは典型的な県営陸上競技場ではあるが

スタジアム周りのスタジアムグルメは非常に充実しており

たくさんのファンやサポーターで賑わっていた。

 

中でも炎のカリーパンは有名である。

このカリーパンの中身は対戦相手により変わり対戦相手の地元の名産品を入れられるのである

そして対戦相手を食っちゃおうということである(笑)

中身や味はその時々のお楽しみと言うわけである。

 

2015シーズンJ1からJ2へ降格して以来J2リーグでプレーしているモンテディオではあるが

先日の天皇杯準決勝モンテディオ山形対ベガルタ仙台の

みちのくダービーは仙台のホームで平日の開催でありながら16604人の観衆の下

大盛り上がりだったそうだ

試合は惜しくもJ1のベガルタに2対3で敗れてしまい決勝進出とはならなかったが

このみちのくダービーを再びJ1の舞台で繰り広げる為

J1復帰を果たして欲しいところだ。

2012年に創設された福島県いわき市をホームタウンとするいわきFC

 

2015年12月からいわきFCの経営をアメリカのスポーツ用品メーカー

アンダーアーマーの日本総代理店株式会社ドームが運営している

Jリーグを目指すクラブである。

 

クラブはスポーツを通じて社会を豊かにするという理念を掲げ

いわき市にアンダーアーマー用品の物流拠点ドームいわきベースを建設し地元住民の雇用も創出しているようだ。

 

また私がいわきFCに注目している最大の理由が

日本のフィジカルスタンダードを変えるという理念である

 

元来日本人サッカー選手が世界との戦いをするときに

体のぶつかり合いでどうしても当たり負けをしてしまう為

その戦いを避けてしまう傾向にある。

 

日本人はぶつかり合いには勝てないから

組織で攻めて、組織で守る

そんな事が1998年フランスワールドカップに初出場した頃から言われている。

また日本人が筋肉を付けすぎてしまうと敏捷性が失われてしまうので

良くないなんて事も良く耳にする。(最近は正しい筋肉の付け方をすればそんなことは無いなんて事も耳にするが私は専門化ではないので何が正しいのかはよく分からないが・・・)

 

ただこれを真っ向から反論し

いわきFCの選手達は徹底的に身体を鍛えぬき筋肉隆々になっている。

ある選手は入団当初ひょろひょろな体つきだったのに

1年後には筋肉隆々になっており同じ選手とは思えない体つきになっているのだ。

サッカー選手だがボールを使う練習時間よりも筋トレをしている時間の方が長いなんて話も聞く

全て専門の栄養士から食事やサプリメントの管理を受けているそうだ。

 

日本人は筋肉を付けすぎてはいけないのか

たくさんつけても大丈夫なのかどちらが正しいのか非常に注目している。

もしもいわきFCの考えが正しいことが証明されれば

Jリーグの各クラブの常識も覆され

将来は日本代表の選手達も南米やアフリカの胸板が盛り上がっている選手達と肉弾戦を繰り広げるようになるかもしれない

 

私がいわきFCを観戦したのは2018年5月26日 いわきグリーンフィールドで行なわれた

天皇杯1回戦いわきFC対ソニー仙台戦であった

東京駅から特急ひたち号いわき行きに乗って最寄り駅の湯本駅を目指した。

 

湯本駅からスタジアムまではタクシーに乗ったが

タクシーの運転手は最初いきなりよそ者(株式会社ドーム)が来て

でっかい物流倉庫を建てるから何事かと思ったと話していた。

でもおかげでタクシーの乗客も増えたし街も賑わいが出て居るから

良いこともあるけどと話されていた。

その辺りは地域住民が完全におらが街のチームと認識されるにはもう少し時間が掛かるのだろう。

 

この日の観衆は2298人でまだアマチュアチームしか出ていない天皇杯1回戦の試合としては異例の観衆であった。

チケットも試合前に完売との報道も出ており試合を観戦したくても出来なかったファンも居たようだ。

スタジアムグルメのお店も何店舗か出ていたがこれだけ大勢のお客を裁くのにはまだ慣れていないのだろう随分と買うまでに並ぶこととなった。

でもJリーグでもないクラブにこれだけのファンやサポーターが来てくれることは

クラブにとってもうれしい悲鳴なのではないだろうか

 

試合開始前にはスタジアム入り口前で

現役時代柏レイソルなどで活躍し

湘南ベルマーレ代表取締役としての湘南スタイルを作り上げた

大倉智 現いわきFC代表取締役もサポーターと談笑していた。

 

そのソニー仙台との試合は先制ゴールを上げるも

その後ソニーに2失点し逆転負けをしてしまう。

ソニー仙台もJFL(4部)所属クラブで各上のリーグ所属クラブとして意地を見せた格好だった

ただいわきFCのサポーターも中々の熱狂振りでJリーグに入っても遜色ない応援ぷりであった

 

今シーズンのいわきFCは東北社会人リーグ2部(6部相当)を

18試合18勝 139ゴール12失点と圧倒的な数字で

東北社会人リーグ1部(5部相当)昇格を決めた。

 

日本のフィジカルスタンダードを変える

今後もいわきFCから目が離せない大注目である。

2015年からJ3リーグに加盟したレノファ山口

2018シーズン現在はJ2リーグに所属している。

 

このレノファ山口だが2013年5部リーグに相当する中国社会人リーグから

2014年は4部リーグに相当するJFLに昇格

2015年はJ3昇格、2016年からはJ2昇格ととんとん拍子に3年間で5部から2部まで昇格してきたチームである。

 

新幹線で新山口駅まで到着した私はJR山口線に乗り換え

レノファのホームスタジアム、維新みらいふスタジアムの最寄り駅の大歳駅で下車した。

駅にはレノファのフラッグがたくさん掲げられており

そこには「山口県にはレノファがある」と書かれていた。

 

以前#11ファジアーノ岡山編でも書いたように

岡山県は兵庫県と広島県に挟まれており両県にはプロスポーツチームがあるが

岡山にはプロスポーツチームが無く虚しい気持ちになったというエピソードがあるが

この山口県も広島県と福岡県に挟まれており同じような感情を抱いていたのではないかと考察する。

 

大歳駅からは徒歩10分程度で到着する好立地である。

地元のファンは車で来場する方も多いと思われるが

鉄道を利用されるファンの方またアウェイ客にとっても好立地である。

 

ちなみにこの山口線無人駅が多いのだろう

無人駅の場合は2両編成の前方車両の一番前のドアしか開かず

切符を運転手さんに見せるのだが

後ろの車両に油断して乗車していた私は

大歳駅も前方車両しか開かないとは思っておらず

到着後慌てて前方車両に行こうとしてしまった

 

幸い乗車している方の半分以上がレノファを観に来た方なのだろう

下車するのに長蛇の列が出来たが無事に降りることが出来た(笑)

この日は切符の確認は別の駅員さんが居たが

自動改札機を設置して欲しいと思った。(駅員さんも大変だし乗客も並ばないで済む)

ただJリーグの試合の日のためだけに設置したんでは採算が合わないのだろうか

その辺の事情はJR職員で無いので分からないが・・・

 

大歳駅を出てから踏み切りを渡り幹線道路をまっすぐ歩いていくと

維新みらいふスタジアムに到着する

2011年に国体が行なわれた為

大規模な改修が行なわれたそうだ、屋根はメインスタンドのみしか無かったが

キレイなスタジアムだった。(よくある県営の陸上競技場ではあるが)

 

ハーフタイムには親子のお笑い芸人完熟フレッシュも来場しており

スタジアムを大いに盛り上げていた。

 

冒頭にも書いたように山口県にはレノファがある

本当に試合観戦を楽しみにはしゃぎまくっている子どもや

ニコニコしながら楽しそうに試合観戦をする年配の方々がたくさん見受けられた

 

2018シーズンはJ2で過去最高の8位を記録したレノファ山口

近い将来J1昇格も夢ではないだろう。

J1昇格を果たしたとき子どもからお年寄りまで今以上にワクワクドキドキするだろう。

プロスポーツチームが出来た意義を感じる山口の旅であった。

 

最後に山口県からは別に下関をホームタウンにする

FCバレイン下関というチームも存在する

人口でいえば山口市よりも多い下関市

 

バレインがJリーグに昇格するにはまだまだ時間が掛かりそうだが

いつか山口ダービーも実現するかもしれない。

そのときは更に盛り上がるのではないだろうか

四国初のJリーグチームといえば徳島ヴォルティスである

徳島ヴォルティスはポカリスエットやオロナミンCで有名な大塚製薬サッカー部が母体のクラブである。創設は1955年と歴史あるチームだ。

 

1993年に始まったJリーグ

日本各地に広がったサッカーブームの中

大塚製薬サッカー部もプロ化して徳島県からJリーグを目指そうという動きが広まった。

当時、署名活動などサポーターや市民などもかなり盛り上がったそうだが

まだJ2やJ3が創設される前の話で身の丈にあった経営などという言葉も出てくる以前のことで何十億と掛かる運営費を大塚製薬だけで賄うのは不可能と言うことになり

Jリーグを目指すのは断念となった。

 

その10年後の2003年徳島県知事選で飯泉知事が選挙公約で徳島にJリーグチームを創設し地域を活性化させるという選挙公約を掲げ当選

この頃にはJ2リーグも発足しており地域密着型で市民みんなでクラブを支え

10年前よりも少ない運営費で活動する方法も確立されていた為

とんとん拍子でJリーグ加盟が決まった。

 

前回#12愛媛FC編で松山にいた私は松山市内で一泊し

翌日JR松山駅から予讃線特急いしづち高松行きに乗った

左側の風景は瀬戸内海沿いを走り途中今治造船所など海側の風景

右側は山など、のどかな風景と2時間ちょっとの電車の旅を楽しんだ。

高松駅に到着する手前の宇多津駅では瀬戸大橋を通って岡山方面に行く車両との引き離しがあった。

 

高松駅に到着した私は乗り換えて次は特急うずしお号徳島行きに乗車した

うずしお号が発車するまで少し時間があったため

駅のホームにあったさぬきうどん屋、連絡船うどんというお店があったので

おいしくさぬきうどんを頂いた。

 

うずしお号に乗り徳島方面に走って向かっていると

途中濃い霧に覆われた。

鳴門海峡など海が近いからだろう季節や時間帯によってこの辺りではよく霧が出るそうだ。

 

1時間くらい乗車し途中の池谷駅で降り

JR鳴門線というのに乗り換え終点の鳴門駅を目指した。

徳島ヴォルティスのホームスタジアム、鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアムは

徳島市内ではなく鳴門市にあるのだ。

 

この鳴門線はワンマン運転の為車掌が居ないようで

運転手が運転だけでなく降車する客の切符の確認やドアの開け閉めもしていた

非常に忙しそうであったが人員削減など色々と理由があるのだろう。

 

JR松山駅を出発して4時間以上が経過していたがやっと鳴門駅に到着した。

駅前には徳島ヴォルティスカラーのリムジンバスが停車しており

無料でスタジアム前まで運行してくれるとのこと

歩いても行ける距離であったがせっかくなので乗車した。

この辺りも徳島県として地域を盛り上げようとする心行きが見えた。

 

この日の試合は徳島ヴォルティス対カマタマーレ讃岐

四国ダービーである

スタジアム周辺はたくさんのスタジアムグルメやイベントも盛りだくさん

子ども達もミニサッカーを一生懸命していた。

四国ダービーという事もあっただろうがイベントなどの盛り上がり方はJ1と変わらず

四国から唯一のJ1リーグ経験チームだなと感じた。

マスコットもヴォルティスのヴォルタくんとティスちゃん

だけでなくカマタマーレのさぬぴーも来場していた。

 

スタジアムは陸上競技場ではあるがメインスタンドとバックスタンドに屋根があり

雨が降っても大丈夫な環境であった。

元々はメインもバックも屋根は無かったようなので

観客からすると雨だけでなく夏場の直射日光も避けられて良い観戦環境に少しづつ整えられているのであろう。

この辺りも知事を筆頭に行政のやる気が感じられた。

 

2017シーズンと2018シーズンは後一歩のところでプレーオフ進出を逃したヴォルティス

再びJ1に戻ってきて四国旋風を巻き起こして欲しい。

 

ちなみに帰りはスタジアムから高速バス乗り場の高速鳴門まで行き

新神戸行きのリムジンバスに乗り新幹線で帰路に着きました。

鳴門大橋から淡路島を通り明石海峡大橋と素晴らしい景色で

うず潮も見ることができ素晴らしい四国旅行となりました。

四国最大の都市松山市をホームタウンとする愛媛FC

 

ホームスタジアムは愛媛県総合運動公園内にあるニンジニアスタジアムである。

1980年にインターハイの開催のために整備されたスタジアムだそうだ

 

JR松山駅からJリーグ開催時にはニンジニアスタジアム行き

JR四国バスと伊予鉄道のバスが

30分置きに交互に来るとのことで駅前のバス停から乗ることにした。

 

このニンジニアスタジアムがある愛媛県総合運動公園内には

あのしろくまで有名なピースがいる、とべ動物園がある。

母親くまに育児放棄されて飼育員さんが自宅に連れて帰り24時間付きっ切りで育てている様子が当時テレビで放送されていたのでひと目見てみたいと思い

そちらも楽しみにしていた

ところがである

30分置きに来るはずのバスを到着時刻の10分前には待っていたのだが

時間を過ぎても来る気配が無く

順番からいって伊予鉄道のバスが来るはずなのだが結局40分も待たされて

JR四国バスが来るまでバスは来なかった。

他にもバスを待っている人が居たので私の勘違いではないと思うのだが

結局JR松山駅から乗車し松山市駅、大街道、立花駅と途中で乗客を乗せながら

渋滞に巻き込まれながら1時間くらいスタジアム到着まで掛かっただろうか

予定よりも大幅に到着が遅れ楽しみにしていたピースを見ることは断念した(泣)

 

あの伊予鉄道バスが来なかったのは何だったのだろうか?

私の勘違いなのか・・・

 

スタジアムはメインスタンドのみ屋根があり

その他は屋根が無い

典型的な県営の陸上競技場だった。

(愛媛県もメインスタンドの屋根の工事や座席の増設など少しづつグレードアップはさせている)

 

愛媛FCは2006年に徳島ヴォルティスに続き四国から2番目のJリーグチームとしてJリーグに昇格した

ただその当時の2代目鈴木Jリーグチェアマンからスタジアムの問題を再三指摘されていた

その1つがアクセスの問題だと思う。

中心街の松山市駅や大街道からもバスでは40~50分くらいは掛かっていたように思うし

地元サポーターが試合終了後に一斉に自家用車で帰るため渋滞も酷いらしい。

 

同じ愛媛県には元日本代表監督の岡田武史オーナーが運営するFC今治も

最近Jリーグを目指しているし

今シーズンJ2の愛媛FCの1試合平均観客動員数が3161人

4部リーグに相当するアマチュアリーグJFLのFC今治の1試合平均観客動員数は3081人

もちろん試合数も違うし今治は岡田オーナー就任という一種のブームみたいなものもあるとは思う

ただFC今治はアマチュアリーグのためアウェイ客の望めない状況での数字だ

 

2015年はJ2で5位と躍進しJ1初昇格まで後一歩に迫ったシーズンもあったが

全体的には中位から下位に低迷するシーズンが多い愛媛FC

四国最大の都市のJクラブとして愛媛県民を熱狂させるような結果を期待したい

そのような結果を出したとき

スタジアムのアクセス問題などインフラの整備の声も活発化してくるのではないだろうか

2009年からJリーグに加盟しているファジアーノ岡山(中国地方としてはサンフレッチェに続き2チーム目)

 

ファジアーノ岡山の前身はリバーフリーキッカーズというチームである。

このリバーフリーキッカーズは元々Jリーグが始まる以前から存在していた

実業団サッカーチーム川崎製鉄サッカー部が

神戸からJリーグを目指す為

岡山から神戸へ移転してしまった。

その移転した川崎製鉄サッカー部は現在のヴィッセル神戸なのだが

元々岡山でプレーしていた川崎製鉄サッカー部OBが岡山に立ち上げたのがリバーフリーキッカーズである。

 

2004年ファジアーノ岡山の理事が

当時アメリカの金融グループゴールドマンサックスの役員だった

木村正明に声を掛け

2006年からファジアーノの社長に就任する。

 

その木村正明社長は大手金融グループの職を捨ててまで

当時まだJリーグに昇格する前(必ずJリーグに昇格できるとは限らない)のファジアーノの

社長になぜ就任したのかメディアなどで話題になった。

 

岡山出身で小学生時代野球少年だった木村社長は

広島県に遠征試合をしに行ったそうだ。

その試合に木村少年達は勝ったそうだが

負けた広島の少年達がうれしそうに「今からカープの試合じゃ」と言って

はしゃぎながらプロ野球の試合を見に行ったそうだ。

その光景を見て試合に勝ったにもかかわらず

なぜ岡山にはプロスポーツチームが無いの?と虚しさを感じたそうだ。

 

その思いが大人になって大手金融グループに勤めた後でも心に残っており

職を捨ててまでプロスポーツチームの立ち上げに力を注ごうと思ったというわけである。

 

ファジアーノ岡山のホームスタジアム、シティライトスタジアムは

岡山駅で新幹線を降り徒歩20分位で行ける好立地な場所にある

 

ファジアーノで有名なのが夢パス

小学生なら誰でも無料で試合が観戦できるシステムだ

これも木村少年が感じた虚しさを

現代の子どもに同じ思いをさせたくない

プロスポーツの夢や希望、感動を一人でも多くの子ども達に感じて欲しいという思いから始まったシステムである。

 

ちなみに私が観戦したファジアーノの試合

会場に到着すると知らない男性から声を掛けられた

その男性から一緒に来てくださいといわれ

よく意味が?分からずに付いていくと

新規ファンをスタジアムに連れてくるとお互いが特製ユニフォームプレゼントしてもらえる企画だったそうだ

ラッキーな事にユニフォームを貰ってしまった(笑)

スタジアムでは本当に老若男女、皆が笑顔で楽しそうにファジアーノを応援していた

こういったところもファジアーノが新規ファンを一人でも多く増やしたいという努力が垣間見えた

その為かまだファジアーノはJ1に昇格経験が無いが

J2の中でも観客動員は多いほうである。

 

2016年はJ2、6位とJ1昇格まで後一歩に迫った。

そう遠くない将来きっとJ1に昇格できるだろう

そのとき岡山の街にはレッズやアントラーズ、ガンバなど

J2では感じられない熱狂的なサポーターが来るだろう。

それを見た岡山の子ども達はさらに夢を感じるのではないだろうか