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繋プロジェクト-TSUNAGI PROJECT-

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当時三月中旬から下旬にかけて私が居た地域は幹線道路や橋などが寸断され物理的な理由もあり支援が届きにくい状態でした。
避難所は足の踏み場もない位にぎゅうぎゅう詰めで人々がひしめき合って過ごすのが当たり前、後から避難所に身を寄せようとしても断られなくなく被災した家の二階などで暮らす方々も少なく無く、避難所には支援物資が届くものの在宅避難されていれ方々は物資を受け取れない状況もあり少人数で避難している方々を見つければ物資を渡す作業も並行して行っていました。

印象深いところに渡波駅の地べたにに数人の方々が避難生活を余儀無くされていて数回に渡り物資を届けに通った記憶があります。あの方々は今は大丈夫なのかなと未だにふと思ったりします。初めの段階では友人知人親戚などに届けていましたが物資が集まり出してからは避難所になっている小学校や中学校、幼稚園、公共施設、寺などに人数を聞き支援物資を届けていました。
少し話が前後してしまいましたが、この当時は衣類のほとんどが古着などで何も無かった時期には本当に有難かったのですが、衛生面の事もありせめて下着だけは未使用品や新品にを届けなければと思った時に前回お話に出てきた青志社の方々の話が舞い込んだのです。現地の状況を話をしたところ快く承諾して頂き東京から直接持ってきてもらう段取りとなりました。
当時足らなかった下着、靴下、靴、タオル、子供用の衣類、子供用マスクやその他にも新品で用意して頂き車いっぱいに詰め込んでき来てくれました。本当に有難い事です。

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支援物資の一部の画像です。
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有難い事に多方面から支援物資が集まり始め石巻地域と仙台の往復する日々が続き三月下旬に差し掛かる頃行方不明だった方々が発見され始め聞きたくない報告が入る様になりました。
震災からあらゆる場所で無念な姿や安否確認などで遺体安置所を度々訪れ何百もの御遺体を見てきたせいか感情のスイッチが壊れた様になり感情表現が上手く出来なくなっていました。
しかし現実に身近な方々のご遺体を前にすると今度はあたりどころのない怒りや悲しみが押し寄せ狂った様に涙が…。今思うとそんな日々を紛らわす為何かに集中しようとしていた気持ちの現れが支援と言う形になってたのかもしれません。
すみません、ちょっと話が暗くなり過ぎました…。

話は戻りますが当時問題となっていた事の一つに地域による支援の偏りがありました。避難所によって支援物資などの集まり方や配給に差が出始めてきて不満の声をよく聞く様になったのです。また、季節などにミスマッチな支援物資を一方的に置いていく支援の押し売り的な人々も見受けられ、一部ではありますが一方通行的な支援が目立ち始めてきたのです。もちろん大多数の方々は善意でやっていた事は言うまでありません。
また食料品などが一箇所に大量に届けられ消費しきれず余らせ食べられなくなるケースでは避難所の人数を把握しきれていない事が原因だったり、反対に避難所の人数分がなく配給を見合わせるケースまで…配られない方が一人でもいると不平等だと不満が出るためです。この様な事が少しでも緩和出来ないかと考えていた頃の話しです。
親戚を通じてある方が支援物資を送りたいと連絡が入り直接話す事になりした。話を聞くと東京にある「青志社」と言う出版社の方で今回の災害で被害を受けた方々に今必要な物を送りたいとの有難い申し出でした。
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後ほど直接会った時の画像です。
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震災があったにも関わらずどんな形あれ卒園式を出来たのは幸せな事でした。普段の卒園式の様に園児達も練習出来なかったため自分達の言葉で話しておりそれがむしろ新鮮で胸に響きました。もちろん先生達もこの様な卒園式の経験はない訳で涙の卒園式は滞り無く無事終了。
その後教室に戻り最後の挨拶を終えた時、先生達の配慮により保護者の皆様に支援物資の呼び掛けをする時間を頂きました。話し終えるとすぐに質問が「どんな物がいいですか?」「子供用の衣服は必要ですか?」「新品じゃなくても大丈夫ですか?」「水や食料品は必要ですか?」などまだまだ質問が飛び交いました。予想以上の親切な反応に驚きながらもとても嬉しい出来事でした。その帰りに話しかけられたお母さんの一人にラジオのパーソナリティをしている方がおられ番組で支援物資の呼び掛けをしてみるとの有難い申し出を頂きました。自宅に戻ると卒園式が終わってすぐにも関わらず大勢の保護者の方々が大量の支援物資を届けてくれたのです。その後小学校の保護者の皆さんにも嫁さんから話が伝わり八木山地域の皆様に沢山の物資を頂く様になったのはこの頃からでした。
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