クロネコ彼氏のあふれ方　10th　感想

Dear ＋ 2月号に掲載の、

クロネコ彼氏のあふれ方 10th

ネタバレ有り

これまでのストーリー

賀神に、海外の映画監督からオファーが舞い込み、彼の匂いを感じ取れなくなった真悟は別れを決意する。
撮影の為に賀神は渡米し、真悟は友人・蓮見や、兄代わりの正人の家を泊まり歩くが、賀神との事を諭され彼らの家を去る。
賀神と同棲していたマンションに戻りベッドで自慰していた所を一時帰国した賀神に見つかるが、賀神は真悟を突き放し、部屋を出て行ってしまう……。

2月号のストーリー

小さな子猫の時の思い出。
何度も何度も、後ろ姿に鳴き続けた。
けど、叶う事のない訴えを。
もう2度と言いたくはない。

賀神の出て行った部屋で、眠っていた真悟の側に誰かが座っていて、それは賀神の兄・ユージンだった。
ユージンは真悟を自宅に連れて行く。
事情を知らないリオは、真悟がしばらく滞在する事に無邪気に喜ぶ。
ユージンは真悟に気を使い、優しい。
それがありがたく、逆にきつくも。

リオと一緒に入浴していると、リオが真悟に話しかける。
今日賀神がリオの家に来て、ユージンへの頼みはもういいから、リオに新しく頼み事をした、と。
自分はもう好きだと言えないから、代わりにリオがたくさん好きだと、いつも言ってあげて欲しい。
そう頼まれたリオは、真悟に賀神はもう好きだと言ってはいけないのか？と聞く。
リオの話を聞いて涙が出る真悟に、リオは悲しくなり、大泣きしてしまう。

リオが泣き止み寝付いた頃、ユージンから話があると言われる。
ユージンは小さな箱を真悟の前に出し、自分を通して拵えたモノだと喜ぶから、と賀神が指輪をユージンに頼んでいたのだ。
それをキャンセルする為に、ユージンの家を訊ねて来た事も真悟に話す。
オーダーメイドの宝石入り、しかも刻印も入れてある指輪。
指輪を見てみるか？欲しければ持っていけ、そうしなければ溶かすだけ。
そう言うユージンに、そんなもんいらねぇ、と拒否する真悟……。

と言う内容の、お話でした