公園などで飼い主さんが犬を「ブラッシング」…賛成 or 反対!? | ズル木のブログ

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公園などで飼い主さんが犬を「ブラッシング」…賛成 or 反対!?

テンプル
2020/01/31 23:08

公園などで飼い主さんが犬を「ブラッシング」…賛成 or 反対!?

いぬのきもち
2020/01/31 19:35

みなさんは、公園などで犬をブラッシングしている飼い主さんを見かけたら、どのように感じますか?

今回いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、飼い主さん400名に「公園などの公共の場で愛犬のブラッシングをすることに『賛成/反対』どちらであるか」について、アンケート調査を実施してみることに。

約8割の飼い主さんが「反対」派である!

その結果、飼い主さんの78.0%が「公共の場で愛犬のブラッシングをすることに反対」と回答しました。賛成派は少数のようですね。

この記事では、「反対」派、「賛成」派の飼い主さんたちのそれぞれの意見を紹介します!

「反対」派の声は…

まずは、「反対」派の飼い主さんの声を見ていきます。

「毛が飛んだり、残ったりして、ほかの利用者に迷惑かけると思います」

「犬を飼ってない人にとっては迷惑でしかないし、飼ってる身でも抜け毛がふわふわ飛んでいたら不快。自宅でやるべき」

「尻尾についた芝生やゴミをとる程度ならいいと思うが、ブラッシングして毛がすごく舞ってるのにそのままにしておくのは許せない」

「散歩道にたまにふわふわと犬の毛が舞っているときがあり、愛犬につかないか気になる。ほかのゴミと混ざり汚い。犬を飼っていない人からみたら迷惑だと思う」

「外にゴミを散らかしているのと同じこと。愛犬のマナーが悪いと思われるのは、守っている側からすると心外です」

「ブラッシング自体は悪くないと思うが、抜け毛をそのまま放置するような人がいるので、反対」

やるなら自宅でやるべき

「孫が犬アレルギーなので、毛などが舞っていると困る」

「犬を嫌いな方やアレルギーの方もいるので、自宅でお手入れするべきだと思います」

「やるなら自宅でやるべき。特に、公園というのは、いろんな人が利用しているため、中には犬が苦手な人もいるかもしれない。そういう人が、もっと犬嫌いになって、最悪の場合、公園への犬の出入り禁止!にでもなる場合が…」

「公園は公の場です。衛生面や動物嫌いな人もいることを考えると、ご自宅でしていただきたい。それが愛犬家だと思っています」

「私自身犬は大好きですが、抜け毛が服についたり口に入ったりするのは嫌なので…。アレルギーのある方がいたら、命に関わることだし、単純にマナー違反だと思う」

犬の毛が飛ぶことで、ほかの人が不快に思ってしまうことが考えられますよね。また、アレルギーをもっている方もいるかもしれないので、周りの人に配慮して、外でのブラッシングは控えるべきという声が多くみられました。

「賛成」派の声は…

一方「賛成」派の飼い主さんからは、こんな声が…。

「公共の場でも室内でなければ構わないと思う。タバコ吸っているのと同じかと」

「抜け毛が多いワンチャンのブラッシングをお家の中ですると毛がすごいので、外でやっていいと思います」

「抜け毛を持ち帰る配慮は必要だと思いますが、人の迷惑にならない程度であれば、自己責任だと思っています。ただ、うちは家でブラッシングもシャンプーもするので、わざわざ公共の場でやる意味がわからないですが」

「後始末を自己責任でやるのであればいいと思います。周りを毛だらけにして放置はダメかな…アレルギーの人もいると思うので、あまり人が多いところでは避けるべき」

「周りの状況によると思いますが、田舎で周りに家が密集してないならいいと思います」

「周りに気を使ってやるのであれば、いいと思う」

「家が汚れてしまうので、外でのブラッシングに賛成」という声もあれば、「やる場合も周りへの配慮が必要」

「状況による」

「抜け毛をしっかりと持ち帰ることが前提」

などという声が寄せられました。

いろんな声が集まりました

外で犬をブラッシングすることに関して、飼い主さんたちからいろんな声が集まりました。みなさんは、反対派、賛成派、どちらの意見に共感しますか?

『いぬのきもちWEB MAGAZINEアンケート 散歩に関してのアンケート』

※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。

※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

文/雨宮カイ







犬がかかりやすい病気「C.L.U.T.D.」とは 死に至ることも…

いぬのきもち
2020/01/31 21:05

犬がかかりやすいといわれている「C.L.U.T.D.」という病気をご存じですか? C.L.U.T.D.とは英語の「Canine(犬の) Lower(下の) Urinary(尿の) Tract(道) Disease(病気)」のを略した言葉で、下部尿路疾患のこと。今回は下部尿路疾患についてくわしくご紹介します。

「下部尿路」とはどこのこと?

犬の尿は、血液から腎臓でつくられ、尿管、膀胱、尿道を通って排泄されます。この尿の通り道を「尿路」といいます。このうち、腎臓から尿管までを「上部尿路」、膀胱から尿道の出口までを「下部尿路」といいます。※イラスト参照

腎臓に運ばれた血液は、そこでろ過され、不要なものは尿となり膀胱へ、さらに尿道を通って体外へ排泄されます。一方、腎臓できれいになった血液を再び体へ戻されます。腎臓をはじめとする尿路は、体の中の浄化装置といえます。

「下部尿路疾患」とはどんな病気?

下部尿路疾患は、尿の中のミネラル成分が結晶化し、結石となる尿石症、結石や細菌がもとで炎症を起こす膀胱炎、結石が尿道をふさぐ尿道閉塞などの病気の総称です。結晶が小さければ、尿路を傷つけることなく排泄されるので、生活に支障はありませんが、石のように大きくなったり、結晶の量が増えると尿路に対する刺激や負担が増すため、血尿や頻尿が起こり、痛みをともなうケースも。また、尿道閉塞で尿が完全に排出されない状態になると、腎不全を引き起こし、命に関わるケースもあります。

「下部尿路疾患」のおもな3つの病気をご紹介します

「下部尿路疾患」と呼ばれる病気について症状をくわしくご紹介します。

1.膀胱炎

血液や尿道から侵入した細菌の感染や結石が膀胱の粘膜を傷つけることで、膀胱が炎症を起こす病気。膀胱炎が悪化し、細菌が腎臓にまで移動すると腎盂腎炎を起こすこともあります。また、膀胱炎の激しい炎症で膀胱の粘膜がはがれ落ちて固まり、プラーク(栓子)となって尿道閉塞の原因になることも。尿石症と膀胱炎を併発するケースは多いです。

2.尿道閉塞

膀胱内の結石のうち1個あるいは数個以上の結石が尿道に落ちて尿道をふさぎ、オシッコが出なくなってしまう病気。腎臓にも悪影響を及ぼします。尿道が結石で完全に閉鎖されて尿が出ない状態のまま放置すると急性腎不全にかかり、死に至ります。早急に尿道をふさいでいる結石を取り除く処置を施し、尿の排出を促します。

3.尿石症

尿に含まれるマグネシウムやカルシウムなどのミネラル成分が固まって、結晶(結石のようなかたまりになる前の小さなもの)や結石ができる病気。腎臓や膀胱でつくられた結石は、尿管や尿道に落下し、これらのうち膀胱結石と尿道結石が下部尿路結石と呼ばれます。尿路の粘膜を傷つけたり、膀胱粘膜の肥厚が起こり、膀胱炎や尿道閉塞を招く原因にも。

下部尿路疾患はどんな犬にも起こりえる病気です。また寒くなる時期にも要注意と言われていますので、オシッコをする姿勢やオシッコの色などに異変があれば、迷わずにかかりつけ医に相談してくださいね。

参考/いぬのきもち19年1月号「寒さなどのストレスが原因になる? あなたの犬は大丈夫? 犬がかかりやすい下部尿路疾患」

(監修:埼玉県日高市・ノヤ動物病院院長 野矢雅彦先生)

イラスト/谷川彩子

文/melanie