原発事故を糾弾する | ズル木のブログ

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或る新聞に拠ると、福島第1原発事故発生から2週間後、内閣腐原子力委員長が最悪のシナリオを作成し、当時の首相スッカラ陥に提出していた事が明らかとなった。

更なる水素爆発やメルトダウン(燃料溶融)が起きた場合、原発から半径170㌔圏内が1986年(昭和61年)4月26日に発生したチェルノブイリ原発事故の強制移住地域の汚染レベルになると試算していた。


これは優に日本海まで達してしまう距離であるから驚きだ。

もし仮にこれが現実のものとなっていたら、被災地への物資の陸上輸送は完全にストップしてしまい、更なる被害の拡大が続いていただろう。


昨年(平成23年)12月に政府の出した収束宣言は、一体何の意味が有ったのだろうか?

未だに 「収束」 とは程遠い状況に在る事は言う間でも無い。慎ましくとも安全で平和な生活が何(ど)れ程尊い物なのか、今ほど感じた事は無い。


原発事故を真に収束させるには、本当に気が遠くなる程の長い闘いとなる。山積みの課題を1つずつ愚直に乗り越えて行くしか方法が無い。

原発事故の影響でエネルギー政策の見直しが重要な節目を迎えている中で、ドイツを見習って脱原発を明確にし、風力・水力・木質バイオマス・太陽光等の再生可能エネルギーの方策を何処まで打ち出せるか、政腐の舵取りが厳しく問われている。