古い讃美歌が出てきた。結婚前の旧姓が書いてある。
看護師をしていた時、白衣のポケットに讃美歌の歌詞を書いて入れていた。緊張を強いられる仕事のとき、家族の病気で心配だったとき、眠れない夜、迷いの中にいた時、礼拝で喜びに満ちた時…いろいろな思い出がある。
ある人が、讃美歌244「ゆけどもゆけどもただ砂原」は暗い曲なのでキライだと言った。でも、私はこの歌に励まされた。
「ささやくごとくにみ声聞こゆ」「さやかにちからのみ声聞こゆ」日本人の作詞作曲による讃美歌だ。敗戦後のうち沈んでいた多くの魂に慰めを与えた讃美だと思う。
神の恵みに浸って歌った讃美歌532番は「讃美歌21」には入っていない。ずっと歌い続けたいのに残念だ。
讃美歌といっても、いろいろな讃美歌があります。
教会で用いられる讃美集も、教会によっていろいろです。
「詩篇」だけを歌う教会もあります。
新しい讃美歌も、どんどん作られています。若い方は、新しい「コンテンポラリー(ワーシップ・ソング)」が好みかもしれません。
伴奏も、オルガン、ピアノ、ギター、オーケストラ…そして、器械の演奏器(ヒムプレーヤー)も
うちの教会の礼拝では、「日本基督教団讃美歌委員会」編集の「讃美歌・讃美歌第二編」と「日本福音連盟」編集の「新聖歌」を用いています。
奏楽者はひとりしかいないので、ヒムプレーヤ―さんに演奏してもらうこともしばしばあります。
「讃美歌・讃美歌第二編」は、1997年に次のバージョンの「讃美歌21」が出ましたが、うちは前の讃美歌のままです。
理由は、奏楽者がいなかったので新しい讃美歌を歌うのがむずかしかったというだけですが…
時代を超え、民族を超え、男も女も老人も若者も声をそろえて歌われてきた讃美歌は、やっぱりいいなあと思います。
「わたしの魂は主をあがめ、わたしの霊は救主(すくいぬし)なる神をたたえます。
力あるかたが、わたしに大きな事をしてくださったからです。
そのみ名はきよく、そのあわれみは、代々限りなく主をかしこみ恐れる者に及びます。」(ルカによる福音書1章47.49.50節 マリアの賛歌の一部)
一人で歌ったり、聴いたりする讃美歌はそれぞれの好みもあるでしょうが、礼拝で歌う讃美歌は、やはりみんなが心を合わせてうたいたいと思います。
今日のうちの礼拝は「讃美礼拝」です。いつもよりもたくさんの讃美を捧げます。今月もお守りくださった神さまに感謝して
不器用な私が作った讃美歌カバー
昼となく 夜となく
主はともにましませば
癒されぬ 病いなく
幸(さち)ならぬ 禍(まが)もなし
昼となく 夜となく
主の愛にまもられて
いつか主に結ばれつ
世にはなき 交わりよ
(讃美歌532番 3節)
イエスさまの愛をしみじみ感じる讃美歌です。
よろしければ‥