神さまの愛の中で生きる | からし種と空の鳥

からし種と空の鳥

日本キリスト教団 
西宮聖光教会のブログです。
兵庫県西宮市にある小さな教会です。

今日は水曜日なので、今週の日曜日の礼拝メッセージを載せさせていただきます。

 

 

今週は礼拝の中で「洗礼式」がありました。イエスさまを通して知らされた神さまの「愛」を、改めて思い巡らしました。

 

 

 

2024年度の年間テーマ

~神の栄光をほめたたえよう~

「ほむべきかな、わたしたちの

主イエス・キリストの父なる神」

(エペソ人への手紙1章3節)

 

 

 

 

 

2024年5月12日のメッセージ

「わたしたちを守り保護してくださる方

聖書: ヨハネによる福音書17章11~26節

(一部だけ載せます)

 

 

11 わたしはもうこの世にはいなくなりますが、彼らはこの世に残っており、わたしはみもとに参ります。

 

聖なる父よ、わたしに賜わった御名によって彼らを守って下さい。それはわたしたちが一つであるように、彼らも一つになるためであります。

 

12 わたしが彼らと一緒にいた間は、あなたからいただいた御名によって彼らを守り、また保護してまいりました。

 

 

彼らのうち、だれも滅びず、ただ滅びの子だけが滅びました。それは聖書が成就するためでした。

 

13 今わたしはみもとに参ります。そして世にいる間にこれらのことを語るのは、わたしの喜びが彼らのうちに満ちあふれるためであります。

 

 

 

 

今日は、Yさんの洗礼式があります。洗礼は、私たちが「神の子」とされる恵みです。

 

はじめは来週の聖霊降臨日(ペンテコステ)で行う予定でしたが、神さまのお計らいで1週間早まりました。

 

 

今日は「母の日」です。「母の日」はアメリカの教会から始まった行事ですが、世界中の教会がこの日を「母の日」として祝うわけではありません。

 

 

「母への感謝」を「強要」されると、しんどい思いをする子供たち、また母親もいるかもしれません。

 

 

「母の愛」は「美しく尊い」ものであるかもしれませんが、その愛の源である「神の愛」をご一緒に考えてみたいと思います。

 

 

***

 

イエスさまがこの世に来られて伝えてくださったのは、ズバリ「神の愛」です。

 

 

*ヨハネによる福音書3章16節

16 神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。

 

それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。

 

 

神さまは、人間にご自身の「愛」を現すためにイエスさまをお遣わしになりました。

 

 

イエスさまは弟子をはじめ、人々を最後まで愛し抜かれました。

 

 

そして、天に帰られる前、イエスさまは地上に残る弟子たちのために祈ってくださいました。それが今日のみ言葉です。

 

 

 

「わたしはもうこの世にはいなくなりますが、彼らはこの世に残っており、わたしはみもとに参ります。

 

 

聖なる父よ、わたしに賜わった御名によって彼らを守って下さい。

 

わたしが彼らと一緒にいた間は、あなたからいただいた御名によって彼らを守り、また保護してまいりました。」(11.12a節)

 

 

 

どんなに強がりを言う人であっても、私たちは自分を愛し守ってくれる存在を必要としています。

 

 

母の愛、父の愛は尊いものですが、人間の思いをはるかに超える「神の愛」をなかなか悟ることができません。

 

 

 

「なんでこんな目に合わせるの?」「神さまがおられるなら、どうして?」などと、神さまのなさることは、人間の思いでは理解できないことが多くあります。

 

 

 

***

 

神さまは、人間に「親」を通してご自分の愛をお示しになります。

 

 

しかし、イエスさまの母マリアでさえたびたびイエスさまから退けられています。

 

 

「わたしの母、わたしの兄弟とは、だれのことか」(マルコ3:33)

 

 

「イエスは母に言われた『婦人よ(女よ)、あなたはわたしとなんの関わりがありますか。』」(ヨハネ2:4)

 

 

 

血肉のつながりの愛は、ともすれば「所有」や「支配」という「自分の(親の)エゴ」の道具となることがあります。

 

 

しかし、「神の愛」は人間の思いをはるかに超えています。

 

 

「たとい父母がわたしを捨てても、主がわたしを迎えられるでしょう。」(詩篇27篇10節)

 

 

イスラエルの王、ダビデがたたえる神の愛です。

 

 

 

イエスさまは、血肉を超えて働かれる「神の愛」をお示しになります。

 

 

先週は、イエスさまの「昇天日」を覚えて礼拝を捧げました。2000年前の今頃、弟子たちはイエスさまが送ってくださる聖霊をひたすら待ちわびて一緒に祈りを捧げていました。

 

 

その中心にいたのが、イエスさまの母マリヤです。マリアの信仰は信仰者の模範です。

 

 

そして、マリアの愛は「教会」のなかに受け継がれています。

 

 

***

 

レンブラントが描いたイエスさまの「放蕩息子の譬え話」(ルカによる福音書15章)を題材にした絵があります。

 

 

自分の財産の取り分をさっさと受け取り、勝手に家出してボロボロになって帰ってきた息子を抱く父親の手は、左は男性(父親)、右は女性(母親)の手だという説明を聞いたことがあります。

 

 

 

 
 

 

 

この父親は、神さまを現わしています。神さまは「父なる神」であると共に、「母なる神」でもあります。

 

 

 

放蕩息子は、自分がボロボロになってからふと我に返って父のことを思い出しました。

 

 

勝手に家出した息子を忘れずに帰ってくるのを待ち続けてくれている「神の愛」に気づくまで、人はさ迷い続けます。

 

 

 

天の父はイエスさまの祈りに応えて聖霊をお送りくださいました。

 

 

 

そして、すべてのご自分の民が立ちあがれなくなる前に、絶望する前に、命尽きる前に、ご自分のもとに帰ってくることを願い祈り続けてくださっています。

 

 

 

慈愛に満ち、また時には厳しくしかってくれる神さまの御手に守られて、喜びと平安の日々を過ごしていきたいと思います

 

 

【黙想・祈り】

父なる神さま。この世のものに目と心を奪われてさ迷っていた私たちを憐れみをもっていつくしみ、お守りくださることを感謝します。どうかあなたの愛の御手によってこれからも私たちを守り、育ててください。そして、あなたの子どもとしてまことの平安と喜びに生きる者としてください。

イエスさまの御名によって祈ります。アーメン。

 

 

 

 

長いメッセージをお読みくださり、ありがとうございました。

 

 

今週は「洗礼(バプテスマ)式」がありました。

 

 

「洗礼」によって、私たちはイエス・キリストと共に十字架につけられ、キリストと共に「新たな命」によって復活して「新しい人」として生きる恵みをいただきます。

 

 

この「奥義」を、天から送られる「聖霊」が悟らせてくださいます。

 

 

「父と子と聖霊の御名によってあなたに洗礼を授ける。
アーメン」

 
新しい家族、神の子の誕生です立ち上がるキラキラ
洗礼は教会にとっていちばんの喜びですルンルン
 
 
 

「父がわたしを愛されたように、
わたしもあなたがたを愛したのである。
わたしの愛のうちにいなさい。」
(ヨハネによる福音書 15章9節)
 
 

 

すべての人に注がれている

神さまの愛によって

みんなが笑顔で過ごせますように!

ラブラブニコニコほっこり音符

 

 

 

 

*今朝、いつもの時間にブログを投稿しようとしてたら

おんぼろパソコンが記事を消してしまいましたzzz

そんで…また書きなおしました…

いつもより投稿時間が1時間遅れました

 

そんなこんながありますが

神さまがめげない力をくださいました

感謝ですキラキララブラブ