クリスマスは「公現日」まで続く。東方の博士たちが救い主である「ユダヤの王」の誕生を知って、はるばるやってきて礼拝した日だ。
さて、御子の誕生場面を現わした「クリッペ」を飾る習慣がある。なかなか聖書を読むことができなかった時代には、降誕物語をイメージするのに役立ったことだろう。
飼い葉おけで眠るイエスさまと母マリアとヨセフ父さん。そこに牛やロバや羊飼いや天使らもいる。そして、東方の博士たちもいるのだが…。
博士たちはいつ、どこでイエスさまを拝んだのだろう。いつまでも「馬小屋」にいたのではないと思う。きっと「聖家族」を受け入れてくれた「暖かい家」があったのだ。
今日は「異邦人のクリスマス」、公現日の礼拝を捧げます。
東の国から来た博士たちが、「ユダヤの王」、救い主であるイエスさまを礼拝した日です。
「見よ、彼らが東方で見た星が、彼らより先に進んで、幼な子のい所まで行き、その上にとどまった。彼らはその星を見て、非常な喜びにあふれた。
そして、家にはいって、母マリヤのそばにいる幼な子に会い、ひれ伏して拝み、また、宝の箱をあけて、黄金・乳香・没薬などの贈り物を捧げた。」(マタイによる福音書2章9~11節)
ルカの福音書によれば、イエスさまは「家畜小屋」で生まれました。
「彼らがベツレヘムに滞在している間に、マリヤは月が満ちて初子を産み、布にくるんで飼い葉おけの中に寝かせた。
客間には彼らのいる余地がなかったからである。」(ルカによる福音書2章6節)
お腹の大きいマリヤさんとヨセフさん夫婦を泊めてくれるところもなく、「家畜小屋」で生まれたイエスさま…
クリスマスには、降誕の様子を現わした「クリッペ」を「祭壇」の上に置きました。
私たちの罪のために、ご自身を捧げてくださったイエスさまをお迎えしました。だから、「聖餐卓(せいさんたく)」の上、十字架のもとがふさわしいと思いました。
だけど、いつまでも「家畜小屋」にいていだだくのは申し訳ないので…
イエスさまと、産後のマリヤ母さんと、ヨセフ父さんのために小さなお家を用意しました。
イエスさまとマリヤさん、そしてヨセフ父さんにゆっくり休んでいただきたいと思います
博士たちも、長旅でお疲れでしょう。もう少し大きな家なら泊まっていただけるのですが…
小さな教会ですが、私たちのところでも「聖家族」に休んでいただいて、博士たちと一緒に救い主イエスさまを礼拝したいと思います。
イエスさま、この暗い世界にようこそきてくださいました!
人間は戦争したり、憎しみ合ったり‥どうしようもないですが、どうぞ、よろしくお願いいたします
イエスさまを送ってくださった神さまの愛が、この世界を明るくしてくださいますように