■観光を担う行政は観光庁だけじゃない | ■山形・米沢・小野川温泉から 登府屋旅館 遠藤直人のブログ

■山形・米沢・小野川温泉から 登府屋旅館 遠藤直人のブログ

車いすでの旅行って、不安がいっぱいです。もしも、山形や米沢に旅行に行くなら、どうすればいいの?車いす旅行アドバイザー・遠藤直人がお伝えしますよ。小野川温泉 鈴の宿 登府屋旅館より。

観光って、だれが担うの?

車いすの旅行も応援しています…
鈴の宿 登府屋旅館の遠藤直人( @Naaot )です。

ご存じでしょうか?
観光庁。

昔から「観光」は国土交通省の管轄でしたが、平成20年から「観光庁」が発足し、担当しています。


観光庁

観光庁って、こんなマーク

仕事柄、観光関係の会議にいろいろと顔を出すことが多いです。

「国が、観光立国を目指すのなら、その底上げは観光庁でしょ。」
と頼りにしたがる方もいらっしゃいます。

もちろん、観光庁のみなさまは、頼りにしております。
ただ、そこだけじゃないんです。

実は、今の観光業の大きな問題点、
少なくとも山形の観光の大きな問題点は、観光庁だけでは解決しないんです。

その問題とは…
人手不足。

同業者が口をそろえて言うのは…
「仲居がいない」
「番頭が見つからない」
「板前がほしい」

インバウンドで海外客を呼び込みたいとか
もっとお客様に来てほしい!
という反面、人材不足が危機的状況です。

どのくらい危機的かというと…
旅館だったら、空室のある日に予約の電話を受けても、人手が足りず、泣く泣くお断りしなくちゃならないくらい、人手不足です。

山形の場合は、労働者が震災関連のお仕事のある太平洋側に行っているのでは?
とか
旅館のように不規則な仕事は、勤めたい人がいないのでは?
とか、さまざまいわれます。

原因はどうあれ、
いないものはいない。

そのあたり、自民党の議員のみなさまとの懇談会でも話題になりました。
そしたら、自民党の大沼みずほ先生のメルマガにとりあげていただきました。

それが、コチラ…

「日本の今後の経済成長の鍵は、「観光立国」になることです。
山形には多くの魅力があり、もっともっと観光に力を入れていく必要があります。
観光客1000万を昨年達成した日本ですが、ホテル・旅館等での人手不足も深刻です。
11月16日に自民党山形県連青年局では、旅館組合青年部の皆様と意見交換を実施いたしましたが、その中でも、人手不足の話が出ました。
高校や大学での観光科を地元に設置することなどと合わせて、外国人労働者の方々にもこうした分野で活躍してもらえるよう、知恵を出していかなければなりません。」

「旅館で外国人労働者?」と違和感を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、たぶん時間とともに慣れます。

そちらよりも、地域の高校や大学に観光科を作る!
これは、とてもイイです。

働き手が今、一番大事です。
もちろん、そういった若者たちにも選んでいただけるよう企業として待遇や福利厚生を高めなければなりません。

観光業の躍進のカギはそこだと思います。

そのうえで、観光庁はじめ国の機関の皆様には、補助金などのお手伝いをいただけるとうれしいです。
それは、どちらかというとハード面。

例えば、高齢社会に対応できる施設。
バリアフリー改修や、多目的トイレや、耐震強度。

そのあたりのハードに関するお話は、国が動けばいっきに進みます。

人材とハード。
どちらかといえば、まず人材。

政治も行政も地域も民間も。
民間だけではできないことも、みんなで力を合わせれば…
業界全体を生まれ変わらせられると思ったメルマガでした。

やれることは、まだまだまだまだたくさんありそうですね。^^



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藤村先生

米沢への道