*何と言っても映像美がすごかった。
迫力、壮大、雄大、優美・・・。
衣装も斬新だった。
映画に出演していたロイは
橋から落ちて足を怪我してしまい入院。
もう、再起不能かもしれず、おまけに付き合っていた彼女は
主演俳優に奪われ、生きる気力を失っていた。
そんな時、同じく入院中の五歳の女の子
アレクサンドリアとひょんなことから知り合う。
ロイにはある思惑があって、アレクサンドリアに
自分の考えた「おとぎ話」を聞かせる。
アレクサンドリアはお話に夢中になって
毎日、お話を聞かせてくれとせがむ・・・。
五歳の女の子の役がとても可愛い。
「子供らしい可愛さ」があって、おもわず笑ってしまうシーンが
たくさんあった。
世界遺産での撮影、衣装の素晴らしさ、
構図の美しさ、などに目が奪われる。
最後に
無声映画の場面が色々出てくるが、
昔だからCGとかない時代に、映画の情熱だけで
命をはって映画を作っていた先人がいたことに
あらためて感動・・・。
作品の底には「映画愛」が横たわっているように
感じた映画だった。