映画の中の子供達 | 翡翠のブログ

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「昭和十六年から日本の学校で教えられていたおじぎ」

(あんたたちもっと驚きなさいよ  ブログより)

(画像は引用させていただきました)




 
昔はきちんとお辞儀の仕方を教えていたんですね。
 

 
今でも、初等教育で教えてもらえるといいのにと思いました。
 
日本の文化として「茶道」は、小さい頃に少しでも教えてもらっておくと
 
とてもいいのにと思います。
 

 
今はやめてしまいましたが、年を取ってから少しお茶を習いに行きました。
 
とっても良かったですねえ・・・。日本文化の奥深さをわずかでも知った気になりました。
 
谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」が少しわかったように思います。
 

 

 
日本人なのに、知らないことが多いような気がします。
 
自分で調べたり覚えようと思えば、昨今、ネットがあるから
 
困らないのですが、やはり自分から動かないといけなくて、
 
初等教育において、教えてくれると私は有難いなと思います。
 

 

 
上の絵を見て小津安二郎の「生まれてはみたけれど」という
 
映画を思い出しました。
 
その映画の中で、子供たちが
 
学校の外で先生と会ったら、帽子をとって、きちんと挨拶するシーンがあって、
 
現代の様相とはかなり違っているのではないかと思いました。
 

 



いじめっ子やいたずらっ子、わんぱく坊主、色々います。
 
喧嘩もします。下駄を脱いで武器にしたりします。
 
空き地があります。
 
これは無声映画なのですが、実に面白かったです。
 
子供たちが生き生きと描かれていました。
 

 
子供を描いたものでは「出来ごころ」なんていうのもとても面白かったです。
 

 
子供を描いて秀逸と言われた監督に清水宏がおります。
 
1959年の作品「母のおもかげ」
 
これはたいそう良かったです。
 
どうやって演技指導したのだろう?というようなシーンが出てくるのですが、
 
真に迫っていて、見ていてお芝居とは思えないような迫力を、子供たちが
 
出しているのです。
 

 
「ボクは5才」という映画も良くできていました。
 
高度経済成長期の頃の日本、
 
お父さんは四国から大阪へ出稼ぎに行きます。
 
五歳の僕は、おばあちゃんやら近所の人達や友達がいて
 
皆あったかくていい人に囲まれているんだけど、父恋しさに、
 
一回だけ連れてってもらった大阪へ
 
一人で向かうのです。
 
電車に乗ったり、フェリーに乗ったり、(無賃乗車)
 
様々な冒険を乗り越え、お父さんに会いたい一心で
 
以前行った時に自分が書いた絵を頼りに
 
たった一人で旅するわけです。
 
これは実話をもとに作られたらしいのですが、子供映画と言うと
 
この作品も思い出します。
 

 

 
そういう昔の映画の中に、日本人の持つ「人情」や「挨拶」「礼儀」「共同体」
 
などが出てきて、懐古的な気分も相まって、失われたものを惜しんでみたり
 
しています。
 
子供が子供らしくいられる時期ってあっという間で
 
短いですね。
 

 

 
修身や教育勅語は、反日本的思考の方々からは
 
否定されていますが、これは人間として大事な教えがありますので、
 
知っておいて損はないと思います。
 

 

 
教育勅語の一部分を暗唱するシーンが
 
向田邦子の「阿修羅の如く」に出てきます。
 
教育勅語のことを知る前に見るのと
 
知ってから見るのとでは、ちょっと感じが方が変わります。
 

 
そういえば亡父は歴代の天皇陛下を暗唱していました。
 
神武天皇から始まって、延々と・・・。
 
学校で覚えさせられた、と言ってましたが、
 
いいことではないかと思ったりするんです。
 
論語も時々口にしていましたね。
 
「身体髪膚、之を父母より受ける、敢えて毀損せざるは孝の一始め也」
 
(うろ覚えですが大体こんな感じ)
 
など色々小さい頃聞きました。
 

 
タトゥーなどに忌避感を覚えるのは、この言葉がしみついているからかも
 
しれません。