帯を踏みつけた広告について | 翡翠のブログ

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小さい画像ですみません。


キムタクと工藤静香の娘(次女)が帯の上に立っている広告が
物議をかもし、ヴァレンチノは謝罪したようですが、その「謝罪」とされる文が
謝罪になっていないということで、更に反感を抱かれる流れのようです。

帯に見えるが帯じゃない・・・この弁解はさすがに苦しいですね。
その他の画像も見ましたが、全体的に「和」の雰囲気があります。
そういうった中でこのどう見ても「帯」であろう布を
帯に見えるが帯ではない、というのは
いかにも不誠実ですね。


まして帯は、日本の「民族的象徴」といっていい、
今じゃほとんど日常的には着られなくなったとはいえ、
成人式や結婚式、卒業式では着物は依然として着られております。

日常ではなくなった代わりに「いざ」という時、
ここぞといったシーンで着るものとなったので、
却って希少価値、重要度が増しているとも思えます。


その絢爛たる帯を、しかも千枚通しのような尖ったピンヒールで
踏みつけているのです。どのような芸術的意図があったか、
あったならそれを説明すべきだし、ないならないでも
帯じゃない、というのは「逃げ」だと思います。
(私は芸術だとは思えないし、どのような意図にせよ、許容しにくいですが)

やはりねえ、どなたかも仰ってましたが、
「日本人だから」何やってもいい、怒ってこないだろう、とか
舐めてるんだと思いますよ。
バカにしてるんだと思います。


「こんなことくらいで目くじら立てなくても・・・」
と、抑え込むのも間違っていると思います。

伝統文化はその国の精神、心を表していると思います。
その「芯」を蔑ろにしたら民族の自死になると思います。
誇りを失う、存在自体の否定へとつながっていきます。


こんなことばかり言いたくはないのです。
何も考えず、のほほんと、流行に乗って楽しんでいる方が
しあわせなのかも、とも思ったりします。
まあ、性分なので仕方ないですね。