バカは誰 | 翡翠のブログ

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政治家が悪いとかバカだとか質が落ちたとか


言われて久しいが、そもそも誰が一番バカなのか。


思うにマスコミの劣化こそ著しいのではないのか。


先日「小説吉田学校」という映画を見た(森繁久弥主演)が、


あの頃は政治家の女性問題にしても、マスコミは


さほど大騒ぎしなかったようだ。


瑣末な事より天下国家の一大事こそジャーナリストにとっての


命がけの必要事項だった。


何が重要なのか。


総理の漢字の間違いや言い間違いをしつこく追求することが


国家にとってそれほど重要なのかということだ。


あげくに国会で漢字クイズを恥ずかしげもなく


ボードまで作ってやる始末。


これは完全にマスコミに媚びてる。マスコミが味方してくれるという


いやらしい計算があるからだ。マスコミさえつかんでおけば


国民の支持を得られると思っている。


定額給付金のことにしたってだ、マスコミがさんざん罵倒するから


「やめたほうがいい」とか「何の効果もない」「愚策」とか


言う言葉が出てくる。出てくる、といってもそれもまた、


そういう発言ばかりを取り上げて放送すれば


ほとんどの国民がそう思っているかのような錯覚を与える。


ひとり一万二千円なんて吹けば飛ぶような金額、


と言ってる人をテレビで見たが、一万二千円をバカにするなよ。


てめえらにとっては、はした金かもしれないが、


千円、二千円でも、貴重な人だっているばずだ。



いつからだ、何故こんなにニヒリズムが蔓延しているのだ。


戦後の急成長は、ニヒリズムに陥っていては決して


実現できなかったろう。


少しは台湾を見習って、有難いという感謝の気持ちを持ってみたら


どうなのだ。台湾で消費クーポンが配られて


インタビューに答えていた人々は皆、助かるよとか


嬉しいとか言っていた。多少は反対派もいるんだろうが


それでも印象に残ったのは「国の景気浮揚のために


我々も協力するよ。」という言葉だ。


国の景気浮揚の為に、国の景気回復の為に、


日本もそういう気持ちが必要じゃないのか。


国家や政府をただ、敵と見なし、反対や反抗ばかりしていても


物事は好転していかないだろう。


国にまかせて、思い通りにならなければ


文句だけ言う。まるで駄々っ子だ。



先日も東大安田講堂の攻防を振り返った番組があったが


全学連をヒーローのように扱うのはどうだろうか。


彼等はどんな主義主張があったのか、アメリカの


ベトナム戦争反対のように切羽詰まったものとはとても


思えない。絶対死ぬ心配のない中での「闘争ごっこ」


であったように思えて為らない。


あの当時の学生運動のせいで入学試験が中止になった年が


あったのだ。その時受験生だった人間にどれだけ迷惑をかけたと


思っているのだろう。学校、警察、機動隊にも。



あんなものを英雄のように持ち上げるのはどうだろう。


確かに、今の学生は問題意識がなさすぎて


なんら行動を起こさないし、それはそれで問題だが


どちらにしろ極端だし、結局は「自分、自分」


なのは共通している。



今現在の政治が良いとは言わないが、それは果たして


じぶんで考えた結果なのか、マスコミの報道に煽られて


いるのか、一度じっくり自分自身を振り返るのも


必要だと思う。


漢字の間違いを追求するなら、マスコミも絶対


そういう間違いをスベキではない。プロのアナウンサーが


どれ程言い間違い、読み間違いをしているか、


それを謝罪もしないのだ。それがマスコミと言うものなのか?


馬鹿は本当は誰なのだ。