お守り付きの幣束を求めると、
火渡りに参加できるというので、
初めて授かった。
幣束を持つ智積院のお坊さん
護摩壇の炭を2ヶ所に敷き詰めて
準備が始まった。
山伏の一人が結界の縄を断つと、
まずは先達の法師が次々と火渡り
をして、参拝者がその後に続く。
結界のしめ縄を断つ山伏(修験者)
山伏は、往古から山岳信仰による
厳しい艱難苦行を行う修験者の
ことをいう。
現在では、多くの山伏が真言宗系
の醍醐寺か、天台宗系の聖護院の
どちらかに属しているという。
なぜか、この火渡りに参加するのは女性が多かった。
周りにはかなりの男性もいたが、女性の方が信心深いのだろうか。
私も列に並び最後の方で火渡りを
体験した。
家族の無病息災を祈願しながら
ゆっくりと歩いたが、思ったより
も熱さは感じなかった。
しばらくの間、足の裏が何となく
心地良かった。