「いいこと」がやってくる
スピードの法則
水が一滴ずつしたたり落ちて、ゆっくりと水瓶を満たすように、
「よい行い」の見返りは、少し遅れてやってきます。
待ちくたびれて、怠けてはいけません。
最後には、大きな幸運で満たされます。
あるマラソンランナーが言っていました。
「自己のベストタイムをたった一分縮めるためには、何日間もきつい練習を続けなければなりません。でも、タイムを悪くするのは簡単です。
たった三日、練習を怠けただけで、タイムは五分落ちます。」
あるピアニストも、言っています。
「毎日、一生懸命ピアノの練習をしても、なかなか上達しません。」
しかし、三日練習をサボると、ガタっと下手になってしまいます。」
人生にも、同じことが言えるのでは、ないでしょうか。
バケツを朝露の滴(しずく)で満たすには、何時間もかかるように、「いい結果」とは、長い努力の末に、ようやくあらわれるものです。
こんなに仕事をしているのに。こんなに勉強しているのに。
こんなに努力しているのに報われない・・・・・・そんな思いが湧いてきて心が折れそうになったら、この水滴の話を思い出して、気長に気楽に努力に励むことです。
偉大な成功者たちは、途中で決して気を抜きませんでした。
「いい結果」は、往々にして遅れてやってくるものです。
・・・・by 「いいこと」がいっぱい起こる
ブッダの言葉 植西 聡 著