先人の知恵を学ぶのと同じくらい
大切なこと
自分のやり方で、実際に試してみるから、独自の知恵が生まれるのです。
ただボーッと言われるままに従っている人からは、
何も生まれません。
ひたすらマニュアルに忠実な、まじめな人。
時々、失敗もするけれど、自分なりの方法でチャレンジしてみて、独自のマニュアルをつくっていく人。
偉大な成功者になれるのは、常に後者です。
おそらく典型的な日本企業では、入社して間もないころはマニュアル通りにきっちり動く人のほうが、重宝がられるでしょう。
一方、後者は、上司の言うことをあまり忠実に聞かず、勝手なことばかりしていると煙たがれるでしょう。
しかし、三年後、五年後の評価は逆転するかもしれません。
前者は、これまでにない斬新な企画にチャレンジするという経験が浅く、リスク管理も決断力も磨かれていません。
一方、後者は、新しいことを次々手掛けた経験から、カンも決断力も磨かれています。
やがて従来のやり方にとらわれない新しい分野を開拓したり、これまでにないヒット商品を作ったり、効率的に業績をアップさせる方法を見つけたりするでしょう。
失敗しないと、新しい知恵も生まれないのです。
変化の激しい現代に求められるのは、後者のタイプです。
・・・・by 「いいこと」がいっぱい起こる
ブッダの言葉 植西 聡 著