「タツキ先生は甘すぎる」
あらすじ
楽しいことだけ、やろう! って言ってくれる先生、いてもいいでしょ?
学校にいきたくない子どもたちが、安心して過ごせる居場所 フリースクール
そこで絵を描いたり、遊んでばかりのタツキ先生。
学校は行かなくてもいい! 1日中ゲームをしてもいい! 好きなお絵描きだけずっとやっててもいい! フリースクール「ユカナイ」のスタッフ・浮田タツキは、アートや遊びを通して、子どもたちに寄り添い、彼らが奥底に閉じ込めた気持ちを見つけていく。
しかし彼は、どうしてこれほどにまで、子どもに甘すぎるのか……。
増え続ける、不登校の子どもたちといっしょに、時に笑い、泣き、迷いながらも、多様化する生き方に希望を見出していく感動のヒューマンドラマ
このドラマについては気になっていて、まずは見てからブログに書こうと思っていたのだが、
第一話を見た限りでは、とても共感できるし良い内容だと感じたのでご紹介したい。
このドラマには、フリースクールや不登校関連で活動している人など当事者が監修しているということなので、
多分私の考えて来たこととはあまり違わないだろうと思う。
第一話で登場した中学生の綾香ちゃんを見ていたら、
未来の会を始めてさほど経たないうちに出会ったUちゃんを思い出した。
彼女は中学生になってから学校に行きづらくなったのだが、頑張って別室登校をしていた。
まだ適応指導教室がなかった時代で、教室に入れないならここで勉強しなさいと
先生が時々顔をだすくらいの状態で(私から見たら)放置されていた。
それでも学校には行かなくてはならないと一人の教室で自習しているという彼女から話を聞いた時、
「学校でイヤなことでもあったの?」と聞いたら、
「何かあったというわけでもないけど、とにかく教室に入ろうとすると怖い…。どうしてかよくわからない」とのこと。
当時の私は、「そうなんだ…、わかんないけど嫌なんだね」とオウム返しをするしかなかった。
その後、カンボジアに送る絵本作りをしながら、
「世界ではね、学校に行っていない子ども達の方が多いんだよ」というと、
「エッ!?」と驚いたように目を見張った。
「この絵本もね、カンボジアでは絵本も少ないし、絵本を読めるのは学校でだけなんだよ。
だけど、その学校にも仕事をしたりお金がなかったりで行けない子もいっぱいいる。
だから、みんな学校に行ってこの絵本を読むのを本当に楽しみにしてるの。
それにね、学校に行ったとしても読み書き計算できたらやめる子も多いんだよ」
そのように、カンボジアの子ども達の様子などを問わず語りに話したのだが、彼女はじっと耳を傾けていた。
私は一人ぽっちの部屋で自習をさせる学校に腹が立っていたし、
そんな寂しい辛い思いをしてまで学校に行かなくてもいいと思っていたのだが、
それを口にすることはできなかった。
彼女はその後、通信制の高校に進学したような気がするが、その後のことはわからない。
もう、40歳近くなっていると思うけれど、元気ならいいなと思う。
このドラマは、様々な立場で学校に行きづらい状態の子どもたちと関わる人たち(特に大人)に見てほしいと思う。