「学びの多様化学校」釧路に開校 道内初の公立、不登校の中学生22人が新生活

 【釧路】不登校の中学生を対象とする「学びの多様化学校」の北海道内初の公立校「市立くしろ創明学園」(名和勝紀校長)が8日、釧路市内に開校し、22人が新生活をスタートさせた。
 対象の中学生は年間30日以上の欠席、または不登校傾向にある市内在住者。定員は1学年15人の計45人。初年度は1年生4人、2年生7人、3年生11人が入学・転入学した。
 年間の総授業数を規定より16%少ない850時間とし、コミュニケーション能力や自己管理能力などを身につける独自の授業を設けた。開校式で釧路市の鶴間秀典市長は「自分らしく安心して過ごせる場所。皆さんが主役です」と呼び掛けた。
 学びの多様化学校は学習指導要領に縛られずにカリキュラムを組めるのが特徴で、文部科学省が指定する。道内では、札幌市厚別区の星槎もみじ中、通信制の星槎国際高(本部校・札幌市厚別区)に次いで3校目となる。

(北海道新聞 2026年4月8日)

 

 

「学びの多様化学校」84校に 文科省、4月開校25校を指定

 文部科学省は、不登校やその傾向にある子どものために教育課程を柔軟に編成できる「学びの多様化学校」として4月開校の25校を新たに指定した。これにより34都道府県の84校に広がった。

 学びの多様化学校は、学習指導要領に縛られずに年間の授業時間数を減らしたり、組み替えたりできるのが特徴。始業時間にゆとりを持たせるといった配慮もある。「不登校特例校」の名称で2005年から全国で設置が可能になり、23年に現在の名称になった。

 今回指定されたのは小学校1校、中学校18校、小中一貫校3校、高校3校。設置形態別では、新たに学校を設置したのが9校、通常の学校の分校として校舎を設置したのが6校、分教室設置が8校、高校で特別のコースを設置したのが2校だった。

 文科省の24年度調査によると、国公私立の小中学校で年間30日以上欠席した不登校の児童生徒は35万3970人で、12年連続の増加。国は学びの多様化学校を各都道府県・政令指定都市に1校以上設置する計画を進め、将来的にはどこに住んでいても通えるように、全国300校を目指すとしている。

(2026年4月7日 北海道新聞)

 

今や、全国の小中学校の不登校児童生徒の数は、35万人以上である。

フリースクールなどが増えているとはいえ、地方ではフリースクールなどの運営は厳しく、

まったく学校に行くことなく生活している子ども達も多いと思う。

私は、死ぬほどつらいような学校に無理して行き続けて心を壊してしまうことにならないためには、

学校には行かずにホームスクーリングで成長しても良いと思っている。

しかし、子供の成長には同世代の子ども達のとのつながりや楽しい体験は、やはり大切だとも思っている。

そのためには、やはり通いやすい場所にある学校に、楽しかったり我慢したりしながら通うのがいいと思うのだ。

それは、大人が誰もが考えて望んでいることだと思う。

 

不登校の激増で、文科省も色々と考えてきた。それでも不登校の子は増え続ける。

そんな中で、「学びの多様化学校」が増えてきていると思う。

 

「学びの多様化学校」(文科省)
この学校は不登校対策と位置付けられているが、私は学びの多様化を学校教育のスタンダードにしてほしいと思う。
学校に行っている子ども達の多くは、不登校予備軍ともいえるのではないかと感じるからだ。
学校は子ども達が楽しく通えて勉強できる場所でなくてはならない。
そのためには、きっと教育指導要領にがんじがらめになって、かつ何でも評価され続ける現在の学校は
子ども達には楽しいものになってはいないのではないか。
学びの多様化学校での教育が子どもたちにどのように受け止められているのかわからないが、
もし学校には行けなかった子が多様化学校には行けるというなら、
そこには参考になることが一杯あるのではないだろうか。
多様化学校で良いことが、そうではない学校では制度上無理だというのは変なのではないだろうか。
 
長い期間不登校であっても、人と出会える安心して通える居場所を見つけ、
友達をつくり自分の好きなこと、やりたいことを見つけた子は、ちゃんと成長している。
しかし、その機会を得られなかった子ども達も多いだろうと思う時、
何とか学校が楽しく安心できる居場所で、好奇心に導かれて学べる場になってほしいと心から願っている。