古山さんのFacebookで下記の投稿を拝見して、とても納得しました。

現在の政治体制と教育行政の中でこれが可能かどうかは別として、

理想として共感者が増え、少しずつでも広がることを願います。

私は、こんな形で良いと思う主張を紹介することしかできませんが。

 

ウェルビーイング・スクール ~学校を文化の泉にする
 「大人がやるべきことを決めて、なんとしてでもやらせて、達成度を評価する」そういう教育しかないのは、つらい。新しい時代に合った教育指針がほしい。

  それを探していたら、最近「ウェルビーイング」という言葉が目につくようになりました。

 子ども家庭庁や文科省も、キーワードとして使っています。

 日本語の「幸福」とだいたい同じですが、その場だけの幸福だけでなく、生きがいや人生の意義など将来にわたる幸福を含んでいます。それで、教育になじみやすいのです。
  子どものウェルビーイングを実現することを使命とする教育機関が必要だと思います。

 学校でも、フリースクールでも、ホームスクールでもできます。そこでは、二つの流れが出会います。


 一つは、社会から注がれる文化(大地と雨)です。それは、人類が築いた歴史、知識、そして現在の自然・社会環境です。
 もう一つは、個人から湧き出る文化形成力(泉の水)です。子どもが持つ「人生目的」と「情熱」が、その子固有の生き方を形成します。
 ウェルビーイング・スクールは、この二つのものが出会うことで、クリエイティブな対話と表現、探索と工夫が湧き出し、スクールを「文化の泉」とすることができます。
 多くの文明が興っては滅びていきました。文明が興るときは、創造性を発揮するクリエイティブな人間がいます。

 しかし、それを社会全体で担おうとするときに、教条的な教えと権力的な訓練に頼るために、社会が判断力と創造性を失って滅びていくのです。
 われわれの文明も、この愚を繰り返そうとしています。ウェルビーイング・スクールが社会に対する「文化の泉」になって、社会を更新していくことができます。

 

そういえば「ウェルビーイング」という単語は、最近よく目にするようになりましたから、可能性は私が予想するより高いかもしれませんね。

私は「ウェルビーイング」という言葉がカタカナ語であることが少し残念なのですが、

(たとえば「幸福度の高い生活」など、もっとピッタリの日本語で訴えてくれたら、カタカナ語が苦手な人にもわかりやすいのに)

 

参考 「ウェルビーイングつて何だろう」

 

ちなみに、↑の中で、世界幸福度ランキング2023年では、日本は47位。

「健康寿命」ではスコアが高いけれど、「人生の自由度」「他者への寛容さ」などでガクンと低くなるようですね。

この考え方が、学校教育にまで早く及びますように。