皆さまフィットネスの分野では超ベテランな方ばかりなので考えが広く深い。
「うん、うん!」と共感できることが多く、楽しく有意義なやり取りとなっています(^-^)
その中で先日話題となったのが、グループマットピラティスのクラス作りについて。ピラティス新米インストラクターの方はもちろん経験を増しても悩みどころとなるところです。
様々な団体の資格を持った指導者が今は専門スタジオ、スポーツクラブ、市や区の施設などでレッスンを担当されています。
どこで、どんな人を対象とするかで変わるクラス作り。
私もピラティス研修を受けたばかりの新米インストラクターの頃は、ただ習ったことのマニュアルいっぺん通りしか出来ませんでした。
そして、お客様がなかなか上手くならず苦戦した経験があります。
スポーツクラブのオリジナルクラスも含め、ピラティスというカテゴリーのクラスを担当してから約13年が経ちました。
壁にあたり、悩んでは学び改良し、今のスタイルがあります。
お陰様で今は多いグループクラスで約70〜80名、中間は30〜40名、小さいクラスで約5〜10名と様々なグループマットクラスを担当しています。
そのクラス作りの中で何より大切にしていること。
それは、そのクラスの対象者と目的、
「誰のため、何のため」です。
対象者の経験、体力レベル、年齢
何を目的としているか?
グループマットでは常に異なる経験、体力レベル、年齢の方を対象とすることが多いです。
でも、目的は?
というと皆さま
「健康の為、姿勢改善、シェイプアップなど」
が多く
「ピラティスをとにかくやりたい」
みたいな人はごくごく一部。
シンプルにいえば、皆さんピラティスを通して
「身体を変えたい」ということになります。
バリエーションある種目をとにかく沢山動く!
これも経験や体力レベルに応じてはあり。
ですが、いわゆるオールレベルでのグループクラスとなるとついていけない人や、劣等感を感じる人が出てきたり、ピラティスの本質でなく筋トレクラスになってしまう可能性も…
常に初心者の方が入るオールレベル型のグループクラスについては、徹底的な基礎エクササイズを何より大切にしています。
「それでは長年続けている既存の方々はあきない?」という質問がくるかもしれませんね。
もちろん既存の方も配慮して考えなくてはなりません。
そこで大切なのは、同じエクササイズでもその都度テーマを変え、過程(ブレイク)を変えること。
いわゆるプレワーク(準備となるワーク)、ファンダメンタル(基礎技術)、ビルディング(組み立て)、キーコンセプト(キーとなる概念、テーマ)などその都度様々なアプローチを変えてエクササイズに導く。
すると、その基礎エクササイズが変化に富んだ内容となり、毎回新たな気持ちで楽しく取り組むことができます。
さらにピラティスの本質も伝わりやすくなります。
これはピラティスに関わらず、その他の指導でもそうですが、一つの動きやエクササイズを多角的に捉え、伝える能力を持つことが指導者のスキルとして大切だと感じています。
こんな風にブログを書きながら私自身の頭の中も整理され、更にクラス作りが楽しくなってきています(^-^)
さあ、今日は何しよう?