RANコミュニケーションだより
福島のある高校の校長S先生
は現職中あまりにも多忙で
奥様孝行ができなかったので
定年退職したら一緒に四国の
88ヶ所めぐりをしようと約束
していました。ところが、
お気の毒なことにその退職前
の3ケ月程前に奥様はガンで
亡くなられてしまったのです。
定年後Sさんは奥様の遺影を
胸にひとりで88ヶ所巡りを
していたのですが、ある帰り
道食事をするために高知空港
の司寿司に入りました。
そして「ビールと姿寿司、
コップ2つ」とオーダーした
のです。
それを受けたのは入社2年目
当時20才のKさんでした。
お客様はおひとりなのに、
なぜコップが2つなんだろう
と疑問に思いSさんに注意を
はらっていると、ポケット
から写真を取り出して乾杯の
しぐさをしている。事情を察
したKさんは姿寿司をお持ち
したときに、お箸と箸置きを
2組、お小皿を2枚お出しし
ました。もちろん、1組は
亡くなられた奥様の分です。
Sさんは帰りの飛行機の中で
涙がとまらなかったそうです
そして、Sさんは帰ってから
この出来事を手紙にして
朝日新聞社に投稿しました。
たったの・・・お箸と箸置き
を2組、お小皿を2枚が
大きな感動を生むのです
「ちょっとした心配り」から
「さりげないちょっとした
心配り」へ
今月もこのページにアクセス
して頂き誠にありがとう
ございます。
RAN
コミュニケーション研究所
吉村隆一郎
昨今、兵庫県知事のパワハラ
問題がニュース等などでとり
ざたされていますが、本人は
大変なことをしでかした意識
が希薄なように感じます。
上に立つ者の使命は
困っている人や弱い立場に
ある人辛い思いをしている人
たちを助ける為に教育を受け、
教養を学び、徳を積むことの
大切さを体得し魂のレベルを
あげることではないかと考え
ますが、最近のニュースでは
そのような感動する話は流れ
てくることはありません。
そればかりか人の話を聞かず
自己主張ばかりにやっきに
なる傾向があるのでは・・・。
慈愛や気遣い思いやりに満ち
恥の文化をしっかり身に付け
考え方やあり方を学び本気度
の大切さを後世に伝えていく
人が少なくなる傾向があると
に感じます。
魂のレベルを上げるための心
が整っているか、すべてを受
けいれる準備があるか・・・。
物事には必ず理由があります。
日々の出来事に感謝し、
「美味しく・楽しく・よろしく」
世の中のすべてに感謝し毎日
を晴れやかな気持ちで過ごす
ことこそ、次第に頭か垂れて
くる事につながるのではと思
いますが、皆様はどのように
考えられますでしょうか?
今月もこのページにアクセス
を頂き誠にありがとうございます。
RANコミュニケーション研究所
吉村隆一郎
先日、ビジネススクールの
生徒さん達とイラッとする時
はどんな時?のお題について
意見交換する機会があり様々
な意見が出てきました。
怒りの感情は2次感情だと
するとその奥にある1次感情
を考え、主なものを取り上げ
てみると
・傷ついたという悲しみ
・心がしんどいという疲労感
・何とかしてよとの期待感
・期待が外れたという失望感
・うまくいかないなの挫折感
・分かってもらいたいのに
という孤独感
などの一次感情が引きずり
出されました。
相手にうまく伝わらないのは
この1次感情を正しく捕まえ
ることが出来ていないからだ
ということが導き出されます。
相手に「なんで、どうして」
「分からないの」と要求する
前に、イラッとする裏側の
1次感情を捜し出し一呼吸
おいてから言葉を発すると
案外うまく伝わるかも・・。
まずは半信半疑でも実践して
みて反応を確認してみるのも
いいかもしれませんね。
今月もこのページにアクセスして
頂き誠にありがとうございます。
RANコミュニケーション研究所
吉村隆一郎
