【農業承継物語38 ~故郷への恩送り~】小さな農家の荒廃農地再生プロジェクト始動 | 2525nouentamuraのブログ

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農家5代目、3人兄妹末娘ゆかりの農業承継奮闘日記

おはようございます!

 「農業×運動×心理学」で心と身体に健康を✨ニコニコ飛び出すハート

【にこにこ農園ニコニコたむら】のゆかりです。

 

さて今日は7月から始まった、

小さな町の小さな農家の荒廃農地再生プロジェクトのお話しです。

そうです、【にこにこ農園ニコニコたむら】のお話しです。

 

昨年(2023年)よりキウイフルーツ畑を増やしたいと思い

町や農協、不動産屋に相談したり、

個別に親戚や知人に情報収集をしたり、

出てきた情報から農地の現地視察をしたり、

当初はお隣の市(富岡市・安中市)も含む、車で片道20分内の畑の視察をしていました。

最低でも50aは欲しいと考えていたのですが

なんせ、下仁田町には荒れてしまっている畑はあちこちにあるのに

大きな畑がないビックリマーク

 

いくつか候補が上がっていた中で最終的に決断したのは下仁田町内の畑。

草や篠が大きく伸び荒れ果てた畑、

耕す人がいなくなり、ご親族が草刈りだけしている畑等です。

 

これは保冷庫含む作業所については

下仁田町内に当園が所有している梅林を伐採して

その場所に作りたいという私の希望が強かったことから

原点に戻って考え、行き着いた答えです。


ただし1つだけ...

キウイフルーツ🥝に適さない、

排水の悪い土壌である、というのが分かっていたので慎重に検討。

畑の基盤整備に時間と労力とお金を掛ける

価値があるかどうか。


早速、兄と姉も呼び、家族会議。

当時は畑が購入できるかどうかも分からず、

もちろん登記も終わっていない段階だったので

具体的にお話しすることができず

その時の心境をブログにアップしています。

⇩⇩⇩

◇参考ブログ◇

 

家族会議の後、紆余曲折ありながらも

不思議と話がまとまっていき

当園が所有する梅林を中心とした周辺の畑を購入する運びとなりました。

全部で70a、関わった地主さんは5人です。

この時ほど父と父を支えてくださっている周囲の皆さんの

信頼関係の強さ・深さを感じたことはありません。

 

6月、梅もぎが終わる頃、無事に登記が終わり

7月19日から基盤整備を始めるための準備に入りました。

 

6月26日。

県の農村整備課の方に来てもらい、現地視察&調査。

水捌けの悪い畑なので暗渠排水工事に関わる打合せ。

⇩⇩⇩

 

7月19日。

まずはボーボーに生えた草の草刈りと排水溝の掃除です物申す

⇩⇩⇩

 

7月20日~23日。
次に管理が行き届いていなかったため
道路(町所有)に50㎝も畑の土が出てしまっていたので
道路と畑の境界が分かるように土堀り&土かき作業。
⇩⇩⇩
同時に梅の消毒時の飛散防止ネット用のパイプの解体。
⇩⇩⇩
 
この一週間、作業をしている時にご近所の人や知り合いの方が
「何が始まるの?」と畑に足を運んでくれたのですが
その中に一人救世主が✨
 
こんな熱い中、自力で作業なんて大変だと、
「憲ちゃん(←父の名前)、力になることがあれば手伝うよ!」と
土建業をやっていたおじ様(Dさん)がお手伝いに来てくれることになりました。
 
7月26日。
三十数年間、田村家の家計を支えてくれた梅の木の伐採。
流石にこの時は寂しさもありえーん
感謝の気持ちを持って1本1本丁寧に伐採していきました。
⇩⇩⇩
◇Before◇
◇After◇
木の伐採は自分たちで出来るのですが、
伐根は救世主✨Dさんにお力をお借りしました。
(※ユンボで伐根)
 
そんなこんなで7月は猛暑かつ炎天下の中の作業で
夏らしい日焼けをした私でしたグラサン
 
この1ヶ月を振り返っても
沢山の方に関わって頂き、実際にお手伝いにも来てもらったりすると
良い畑を作り、良い作物を作り、沢山の人に喜んでもらうんだ!!
という気持ちがどんどん強くなってきます。
 
こんな私にモチベーションを与えてくれる地域で仕事ができることを
とても誇りに思いますニコニコ
 
8月もまだまだ基盤整備の作業が続いてりますので
順を追ってアップしていきますね!
 
小さな町の小さな農家からの発信。
キウイフルーツ🥝と梅で下仁田町を元気にします✨
 
今日も最後までご覧いただき、ありがとうございましたニコニコ