おはようございます!
農業×運動×心理学で「心と身体に栄養を✨」
【にこにこ農園たむら】のゆかりです。
12月に入り、キウイフルーツ🥝の出荷と剪定で大忙し
あっと言う間に冬至を迎えました🌛
今日は身近にある風習、また伝統行事について
お話ししようと思います。
冬至は一年で最も昼の時間が短くなる日のこと。
日本では当時にカボチャや冬至粥を食べたり
柚子湯に入ったり・・・
地域にもよると思いますが
色んな風習がありますよね!
カボチャは漢字で書くと「南瓜」と書きます。
太陽の光をたくさん受けて育った野菜。
冷凍技術がなかった時代、
カボチャは常温でも比較的長い期間保存が可能な食材で冬にも食べることができたこと、
カボチャには消化されやすいデンプンが多く
ビタミンやミネラル、カルシウム、食物繊維などがバランスよく含まれているため
「風邪を予防できる」食材ともいわれ
冬至に食す風習に繋がったと言われいます。
柚子湯♨は
「ひびやあかぎれなどの冬特有の肌荒れを防ぐ」
「冬至の日に柚子湯に入ると風邪をひかない」などの言い伝えがあるそう。
健康と来福を願う縁起物として
冬至に温かい柚子湯につかる風習が出来たのかもしれないですね!
前回のブログでは私が農業を継承しようと
決意した背景をお伝えしましたが
自身の深層心理を紐解いていくと
小さい頃からの伝統行事も今の私に影響を与えています
地域全体で行うお祭り等の伝統行事の他に
各家庭で行う、地域の伝統行事ってありませんか??
田村家では毎年12月15日に
屋敷祭りを行います🦊
小さい時は「こんこん様🦊」と言っていました。
私の実家では昔から
屋敷稲荷さんにお赤飯とイワシをお供えしていました。
(※お酒や煮物をお供えするところもあるそうです)
こちらの写真は屋敷祭りの準備中。
紙垂(しで)で屋敷稲荷を飾ります。
⇩⇩⇩
大学に進学してから屋敷祭りに参加出来ていなかったのですが
今年から実家で農業をやり始めたので
久しぶりに屋敷祭りに参加できました
屋敷祭りは屋敷稲荷さんに
一年間、お家を守ってくれた
感謝の気持ちを伝える伝統行事。
群馬の風習のようで
各家庭でひっそりやっています。
でも最近は屋敷祭りをしないご家庭も増えたようです。
田村家の屋敷祭りは
辺りが暗くなってから(18時過ぎ)
まず手を清めます。
父が先頭になって大きなお盆に
お供えするお赤飯とイワシを乗せて
屋敷稲荷さんに向かいます。
(※今年の田村家は栗のおこわと、にぼし2匹)
⇩⇩⇩
そして屋敷稲荷さんに
お赤飯とイワシをお供え。
手を合わせて2拍手
そして一年間の感謝の気持ちを心の中で唱えます。
その後、『お手のこぼ』といって
手をお茶碗代わりにして
父にお赤飯を手にのせてもらい
屋敷稲荷さんの前でそのまま頂きます
そして『お重ね』
つまり、おかわりですね!
2度目の『お手のこぼ』
これが終わったら
後ろを振り向かずに自宅へ戻ります
決して振り返ってはいけません。
これが一連の流れになってます
私の家では『お手のこぼ』と言ってるのですが
『お手のこぶ』『お手のこぼう』等、
地域によって言い方が変わるみたいです。
屋敷祭りのやり方も
各家庭によって異なるんじゃないかな?と思います。
屋敷祭りの翌日。
屋敷稲荷さんに行ってみると、、、
にぼしがにゃい
何者かに盗まれた模様ニャー
(⇧この表現、犯人限定されていますね笑)
そうそう。
翌日にイワシ(今回はにぼしでしたが💦)がなくなっていると
屋敷稲荷さん🦊が召し上がったということで
縁起がよい、とされているんです✨
こうして代々のご先祖様も
1年間、お家を守ってくれた屋敷稲荷さんに
感謝の気持ちを伝え続けてきたことを考えると
沢山の人々の祈りがここに集まっていると感じることができます。
代々のご先祖様の想いがつまっている。
だからこの場所を大切にしたい。
そう思えたんですね。
私たちの命は
自分だけの力で活かされているのではない。
沢山の人の命が自分の命を繋いできてくれている。
つまり私はこう考えます。
過去生きてきた人たちの未来への祈りの集合体が
「自分」である。
そう思うと
「今」を大切に生きずにはいられません。
おじいちゃんから戦時中の話を沢山聞きました。
生きたくても生きることのできなかった仲間が沢山いました。
そんな人たちの「想い」が
私たちを生かしてくれているのではないかとも思うんですね。
風習や伝統行事は
沢山のに包まれているな~…と
そんな気持ちにさせてくれるのでした。
今、出来ることを精一杯やりたい。
今、目の前にいる人を大切にして生きたい。
それが私が生きていると実感できる
唯一の方法です。
それでは今日も・・・
キウイフルーツ🥝で下仁田町を元気にします!宣言!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました