ネットに次の記事が載っていた。紹介する。
“子どものころは不思議なことだらけだった。あれもこれも気になるなかで、冬になると浮かんでくるのがサンタクロースをめぐるなぞだった。
1960年創刊の十勝の児童詩誌「サイロ」をひもとくと、時代が変わってもサンタさんは相変わらずなぞだとわかる。
とおのはなえさんは4歳のとき、遠足にいった空港で聞く。<飛行機に乗っていって、サンタさんに会えますか?>。かわいらしい質問だった。
前の年のクリスマスに望遠鏡を届けてもらった浜田拓実さんは星や月をたくさん見た。2年生になり別のものが見たくなる。<今年のクリスマスにね/プレゼントをはこぶ/サンタさんを見たいんだ/ぼくの家の上を/何時に通るかな/ずっとまどから/ぼうえんきょうで見ているね/ぼくがわかるように/すずのねをたくさんならしてね>。見えたらいいな。
すがわらひなさんは2年生のとき、疑問をもつ。<わがやのサンタさんは/お父さんだと思います/なぜかと言うと/お父さんがちょっと/あやしいのです/でもプレゼントを/くれないといやなので/お父さんには/ひみつにします>。そうそう、とてもいい考えだと思います。今夜はクリスマスイブだ。サンタさんは世界中を飛び回っているに違いない。(後略)”
「生まれや育ちにかかわらず、どの子のもとにも幸せが届きますように」
このごろの世相をみるにつけそう願わざるをえない。